前週末11日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
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■モイ <5031> 435円 (+80円、+22.5%) ストップ高 モイ <5031> [東証G]がストップ高。同社は10日の取引終了後、27年1月期第2四半期累計(2-7月)の単独決算を発表。売上高は前年同期比3.8%減の31億8100万円と減収となったが、最終利益は同76.6%増の1億2100万円となった。前年同期は特別損失の計上があり、その反動が出た格好だが、決済手数料の圧縮や収益構造の改善による効果もあり、実質売上総利益は増加を維持したという。更に同社は京都大学iPS細胞研究所との共同研究成果として、 iPS細胞から作製した神経スフェロイド/脳オルガノイドと大規模言語モデルを連携させる技術について、京大と共同で特許出願をしたと公表。一連の開示を手掛かりとして、買いが集まった。モイは共同研究により確立した「生体連動型AI対話システム」のプロトタイプを開発する方針。中期的な企業価値に寄与するものと見込んでいる。 ■ミラタップ <3187> 413円 (+49円、+13.5%) ミラタップ <3187> [東証G]が続急騰。同社は設計事務所やゼネコン、工務店や、一般消費者に対し、インターネットを通じて住宅設備や建設資材を販売。複雑な流通プロセスを簡素化し、メーカーや協力工場から直接仕入れることで、高品質な商品を適正価格で提供できる体制を強みとする。グロース上場銘柄で時価総額は100億円に満たない小型株の範疇にある同社の26年9月期第3四半期(4-6月)の単独決算は売上高が同期間として過去最高となり、9ヵ月間の累計では営業黒字に転換。来期以降の事業成長に期待が膨らんでいる。こうしたなか、9月10日放送のテレビ東京「カンブリア宮殿」でミラタップが取り上げられたことで投資家の物色意欲が高まり、買い注文が集まることとなった。 ■ファーマF <2929> 692円 (+70円、+11.3%) 東証プライムの上昇率2位。ファーマフーズ <2929> [東証P]が3日続急騰。11日午後1時30分ごろ、26年7月期の連結決算の発表にあわせて、27年7月期の通期業績予想を開示した。売上高は640億円(前期比1.2%増)、営業利益は30億円(同14.0%増)を見込んでおり、好感した買いが集まった。収益性及び資本効率を重視した事業運営への転換を進め、経営資源を重点領域へ集中させていく。なお、26年7月期は売上高が632億2300万円(前の期比3.1%減)、営業利益が26億3200万円(同11.2%増)だった。 ■3DM <7777> 379円 (+37円、+10.8%) スリー・ディー・マトリックス <7777> [東証G]が3日ぶり急反騰。10日の取引終了後、27年4月期第1四半期(5-7月)の連結決算を発表した。売上高が32億2500万円(前年同期比46.9%増)、営業利益が4億9400万円(同55倍)だったとしており、大幅な営業増益を好感した買いが集まった。主に消化器内視鏡領域が成長を牽引したことで、米国における製品販売が21億3500万円(同83.2%増)と大きく伸びた。なお、経常利益及び最終利益は大幅減益で着地した。前年同期は9億3800万円の為替差益が発生していたが、今期は2026年4月末から為替レートが主にユーロ安・円高で進んだため、為替差損を計上した。 ■細火工 <4274> 1,172円 (+106円、+9.9%) 細谷火工 <4274> [東証S]が3日ぶりに急反発。そのほか、石川製作所 <6208> [東証S]が急伸となった。中小型の 防衛関連株に短期志向の資金が流入した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、紅海に面した港湾都市で要衝となる南西部のモカを制圧したことが明らかになった。アラビア半島とアフリカ大陸の間にあるバベルマンデブ海峡の通航が困難になれば原油輸送に支障が出るとの見方から、米原油先物市場でWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が急上昇し、一時1バレル=104ドル台半ばをつけた。イラン側はフーシ派を利用し同海峡を封鎖することで、米国への強硬姿勢を強めているとみられ、中東地域における地政学リスクが改めて意識される格好となった。こうしたなか株式市場では値動きの軽い中小型の防衛関連株が物色人気化しており、火工品の細火工や機雷などを取り扱う石川製に買いが集まった。防毒マスクの重松製作所 <7980> [東証S]も大きく値を上げ、直近でドローン分野での新規材料により物色された豊和工業 <6203> [東証S]がストップ高に買われた。 ■アライドアキ <6081> 163円 (+11円、+7.2%) 一時ストップ高 アライドアーキテクツ <6081> [東証G]が4日ぶり急反発、一時ストップ高となった。11日午前11時30分ごろ、円谷フィールズホールディングス <2767> [東証P]子会社の円谷プロダクションと業務提携契約を10日に締結したと発表しており、材料視した買いが集まった。円谷プロダクションの「ウルトラマンシリーズ」を中心とするIPアセットとアライドアキが有するデジタルマーケティングの企画・運用力などを組み合わせ、国内法人顧客に対し、IPを活用した広告・販売促進・SNSプロモーション施策を共同で企画及び提案する。 ■アクセスHD <7042> 705円 (+41円、+6.2%) アクセスグループ・ホールディングス <7042> [東証S]が急伸。同社は10日取引終了後、子会社のアクセスネクステージが日本テレビホールディングス <9404> [東証P]傘下の日テレHR総合研究所と業務提携したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。両社は業務提携を通じて、学生のキャリア形成支援から企業における採用、育成、定着及び組織開発に至るまで、キャリアの各段階に応じた支援を連携して提供することを目指す構え。提携内容は「キャリア支援から就労後の活躍までを一気通貫で支援する新サービスの共同開発」「日テレHRの映像制作力を生かした企業・教育機関向けクリエイティブの相互提供」「企業研修×新卒採用サービスの相互連携」などとなっている。 ■エリッツHD <5533> 2,266円 (+100円、+4.6%) エリッツホールディングス <5533> [東証S]が大幅高で3日続伸。10日の取引終了後に、兵庫県を地盤とする不動産会社ディーホーム(兵庫県明石市)の全株式を11月中旬に取得し子会社化すると発表したことが好感された。ディーホームの賃貸用不動産、賃貸不動産管理物件及び不動産開発事業を取り込むことで、グループの収益基盤の地域的拡大が期待できるという。取得価額は7億6600万円。なお、26年9月期業績への影響はないとしている。 ■鎌倉新書 <6184> 592円 (+24円、+4.2%) 東証プライムの上昇率5位。鎌倉新書 <6184> [東証P]が大幅続伸。10日の取引終了後に発表した7月中間期連結決算が、売上高45億9600万円(前年同期比14.4%増)、営業利益7億9900万円(同35.3%増)、純利益5億3100万円(同38.4%増)と大幅増収増益となったことが好感された。堅調なWeb流入とオフライン営業の強化により成約数が大きく伸長した介護事業が前年同期比59.2%増となったほか、政令指定都市・特別区など全国の自治体との提携が順調に進捗した官民協働事業が同34.1%増となり、これら新規事業が全社の成長を牽引した。また、葬祭事業も同20.8%増と伸長し業績に貢献した。なお、27年1月期通期業績予想は、売上高105億円(前期比26.0%増)、営業利益17億円(同46.3%増)、純利益11億円(同43.8%増)の従来見通しを据え置いている。 ■タカラトミー <7867> 3,639円 (+126円、+3.6%) 東証プライムの上昇率9位。タカラトミー <7867> [東証P]が大幅反発。SMBC日興証券が10日付で投資評価「2(中立)」を継続した上で、目標株価を3000円から4000円へ引き上げた。日本事業とアジア事業の好調を織り込み業績予想を上方修正し、これに伴い目標株価を見直した。中長期の持続的成長に向け、組織体制の強化や商品ポートフォリオの磨き込み、マーケティングやその背景にあるとみられるブランド・エクイティーに対する意識の向上など、同社の胎動が始まりつつある可能性があると指摘している。これが材料視されたようだ。 ■ブシロード <7803> 444円 (+12円、+2.8%) ブシロード <7803> [東証G]が続伸。SBI証券が10日付で投資判断「買い」を据え置いた上で、目標株価を680円から810円へ引き上げた。トレーディングカードゲーム「パルワールド オフィシャルカードゲーム」が好調なスタートを切ったと指摘。前回のレポートでは収益動向が不透明なデジタルゲーム事業のリスクを考慮していたが、同事業の開発規模縮小で今後はリスクが限定的との見立てのもと目標株価の算出に適用するPERを引き上げたという。材料視した買いが入った。 ■東映アニメ <4816> 3,045円 (+71円、+2.4%) 東映アニメーション <4816> [東証S]が3日ぶり反発。同社は10日、西アフリカ・ナイジェリアのコミック・リパブリック社の映像制作部門とアニメーション作品を共同制作すると発表。これが株価の支えとなったようだ。同社がアフリカのアニメーションスタジオと共同制作を行うのは初めて。ナイジェリアは人口約2億人とアフリカ第1位で、実写映画製作本数が世界有数の規模を誇っており、新たなマーケット及びジャパンアニメの広がりが期待できるという。 ■バンナムHD <7832> 5,359円 (+123円、+2.4%) バンダイナムコホールディングス <7832> [東証P]が反発。SMBC日興証券が10日付で投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した上で、目標株価を5600円から6200円へ引き上げた。トイホビー事業を中心に業績予想を上方修正し、これに伴い目標株価を見直した。第2四半期以降も力強い業績モメンタムが続くだろうとみている。 ■かんぽ生命 <7181> 1,767.5円 (+36円、+2.1%) かんぽ生命保険 <7181> [東証P]が続伸。そのほか、T&Dホールディングス <8795> [東証P]、第一ライフグループ <8750> [東証P]、ソニーフィナンシャルグループ <8729> [東証P]といった生保株が高かった。大和証券は10日、生保セクターの投資判断の「強気」を継続した。超長期金利の高止まりを想定し、運用スプレッド拡大を牽引役とした株主還元額の中長期的な成長を期待している。また、生保の企業価値を示すエンベディッド・バリュー(EV)などの面からも再評価余地が見いだせるとみている。同証券では、かんぽ生命とT&Dの投資判断は5段階で最上位の「1(買い)」、第一ライフは「2(アウトパフォーム)」、ソニーFGは「3(中立)」を継続。目標株価は、かんぽ生命が2000円から2200円、T&Dは5600円から6400円、第一ライフは1900円から2200円、ソニーFGは140円から150円にそれぞれ上方修正している。 ■丸山製 <6316> 3,005円 (+57円、+1.9%) 丸山製作所 <6316> [東証S]が続伸。11日午後1時ごろに26年9月期の連結業績予想について、最終利益を11億円から38億円(前期比5.1倍)へ上方修正したことが好感された。第4四半期(7-9月)の販売状況及び海外への出荷状況を精査するとともに、主要OEM供給取引先とのOEM契約改定に伴う一時金の受け取りが寄与する。なお、売上高430億円(同4.2%増)は従来見通しを据え置いたが、営業利益は、国内及び海外向けにおいて製品構成の変化や一部で出荷時期のずれ込みが見込まれることから、18億円から16億5000万円(同52.8%増)へ引き下げた。 ■ムトー精工 <7927> 2,300円 (+43円、+1.9%) ムトー精工 <7927> [東証S]が続伸。10日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を13万株(自己株式を除く発行済み株数の1.87%)、または3億円としており、取得期間は9月11日から来年3月31日まで。株主還元の充実や資本効率の向上が目的としている。 ■エスエムエス <2175> 2,583円 (+45円、+1.8%) エス・エム・エス <2175> [東証P]が続伸。10日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港を拠点とする投資ファンドのオアシス・マネジメントによる株式保有割合が24.65%から25.93%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。なお、報告義務発生日は9月3日となっている。 ■INPEX <1605> 3,930円 (+53円、+1.4%) INPEX <1605> [東証P]が反発。そのほか、石油資源開発 <1662> [東証P]が高かった。10日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が前日比6.43ドル高の1バレル=102.48ドルと8日続伸した。日本時間11日早朝には一時、104ドル台まで上昇する場面があった。WTI価格は5月下旬以来、3ヵ月半ぶりの100ドル台に乗せている。トランプ米大統領が9日、イランとの戦闘終結が11月の中間選挙後になるとの見通しを示した。また、イエメンの親イラン武装組織フーシが紅海に面する港湾都市モカを制圧したと伝わり、ホルムズ海峡に加え紅海での原油輸送が停滞する可能性が意識された。これを受けINPEXなどに買いが流入した。 ■大成温調 <1904> 5,110円 (+50円、+1.0%) 大成温調 <1904> [東証S]が続伸。10日の取引終了後に9月30日を基準日として1株を4株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位あたりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。 ※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース