前週末11日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■クミアイ化 <4996> 663円 (-96円、-12.7%) 東証プライムの下落率2位。クミアイ化学工業 <4996> [東証P]が続急落。11日午後3時ごろ、26年10月期第3四半期累計(25年11月-26年7月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高を1620億円から1750億円(前期比2.7%増)に引き上げた一方、営業利益を72億円から27億円(同74.4%減)、最終利益を64億円から40億円(同8.7%減)に引き下げており、嫌気した売りが膨らんだ。農薬及び農業関連事業、化成品事業の販売増加で売上高は前回予想を上回るものの、営業利益は海外向け除草剤「アクシーブ」のジェネリック参入による市場価格低下に伴う棚卸資産評価損の計上などで苦戦。経常利益は持ち分法による投資利益の増加や為替差益の計上により減少幅が縮小するが、最終利益については固定資産の減損損失や構造改革費用といった特別損失を計上する影響も受ける。なお、第3四半期累計は売上高が1414億600万円(前年同期比5.1%増)、営業利益が76億2800万円(同26.7%減)、最終利益は57億2500万円(同36.7%減)だった。 ■サトウ食品 <2923> 7,180円 (-590円、-7.6%) サトウ食品 <2923> [東証S]が続急落。同社は9月10日大引け後(15:30)に決算を発表、27年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比84.6%減の1.5億円に大きく落ち込んだことが嫌気されたようだ。同時に、従来未定としていた期末一括配当は75円(前期は75円)実施する方針とした。 ■生化学 <4548> 644円 (-52円、-7.5%) 東証プライムの下落率10位。生化学工業 <4548> [東証P]が4日続急落。同社は10日の取引終了後、腰椎椎間板ヘルニア治療剤「コンドリアーゼ」の米国での生物学的製剤承認申請に関し、米食品医薬品局(FDA)から審査完了報告通知(CRL)を受領したと発表した。CRLは現在の申請内容では承認に至らない場合に発行される通知といい、失望売りを促す形となった。生化学はCRLが発出された理由として、原薬製造施設の査察で指摘された不備が完全には解消されていないこと、製剤製造委託先施設に対して新たに実施された査察において不備が認められ、改善が必要と判断されたことが挙げられるとしている。27年3月期の業績に与える影響は現在精査中とした。 ■三十三FG <7322> 2,033円 (-133円、-6.1%) 三十三フィナンシャルグループ <7322> [東証P]が急反落。あいちフィナンシャルグループ <7389> [東証P]と10日の取引終了後、経営統合の基本合意を解消したと発表しており、嫌気した売りが出た。あいちFGも大幅反落している。両社は来年4月1日をメドとした経営統合に向け統合準備委員会を設置し、協議を重ねていたが、統合持ち株会社の方向性などについて見解の相違があった。 ■中部電 <9502> 2,992円 (-61円、-2.0%) 中部電力 <9502> [東証P]が続落。NHKがこの日、中部電が浜岡原子力発電所3号機と4号機の再稼働に必要となる原子力規制委員会の審査を巡り地震の想定に関するデータを改ざんしていた問題で、審査の申請を取り下げる方向で最終調整していることが関係者への取材で分かった、と報じた。原発の再稼働を巡る不透明感が増す形となり、収益面でのポジティブな効果に対する期待が後退したとの受け止めから、ディフェンシブ関連株として電力株が軒並み高となるなか、中部電に対する売り圧力が強まった。なお同社は11日、浜岡原発の新規制基準適合性審査における基準地震動策定での不適切事案に関し、外部専門家で構成される調査委員会から調査報告書を受領したと発表。後日開示すると公表している。 ※11日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース