前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

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材料

■パーク24 <4666>  2,076円 (+69円、+3.4%)

 パーク24 <4666> が続伸。8月31日の取引終了後に発表した第3四半期累計(25年11月~26年7月)連結決算が、売上高3040億4900万円(前年同期比2.7%増)、営業利益289億4600万円(同16.2%増)、純利益363億5400万円(同3.7倍)と2ケタ営業増益となったことが好感された。車両1台当たりの利用料が想定を下回り、モビリティ事業が計画未達となったものの、円安の影響もあって駐車場事業海外が計画を上回って推移した。また、主力の駐車場事業国内もタイムズパーキングの新規開発が順調に推移し、業績押し上げに貢献した。なお、26年10月期通期業績予想は、売上高4110億円(前期比1.2%増)、営業利益425億円(同13.1%増)、純利益440億円(同2.8倍)の従来見通しを据え置いている。

■日産自動車 <7201>  338.9円 (+10.4円、+3.2%)

 日産自動車 <7201> が堅調推移。同社とホンダ <7267> は8月31日の取引終了後、次世代SDV(ソフトウェア定義車両)の中核となるECU(電子制御ユニット)や、車載OSなど一部ソフトウェアを共通化することに合意し、共同開発契約を締結したと発表した。両社が検討してきた協業に関して、SDV分野で一歩前進したことをポジティブに評価する向きもあって、買いが優勢となった。ホンダは3日続伸している。共同開発するECUやソフトウェアを、2029年度以降、両社のSDVに適用することを目指す。ECUやソフトウェアの共通化により、開発効率の最大化を図るとともに、コスト低減にもつなげる。

■リコー <7752>  1,745.5円 (+48円、+2.8%)

 リコー <7752> が9日続伸し、年初来高値を更新した。同社は8月31日、さまざまなロボットに適用可能なフィジカルAI技術を開発したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この技術は、Latent Action Model(LAM、潜在行動モデル)を活用して、人間やロボットの作業動画から「物を持つ」「前進する」「対象を移動させる」などの行動を共通表現として学習。仮想環境上に構築したシミュレーション環境で有効性を確認しており、今後は実環境での検証を進めながら、さまざまな作業や環境への適用可能性を評価していくという。

■ヘリオス <4593>  295円 (+8円、+2.8%)

 ヘリオス <4593> が反発。8月31日の取引終了後に、8月24日付で兵庫県知事から「再生医療等製品製造販売業許可証」の交付を受けたと発表しており、好材料視された。同社は、体性幹細胞再生医薬品HLCM051を用いた急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象とした治療薬に関して承認申請に向けた準備を進めており、今回の許可取得により、開発パイプラインが製造販売承認(条件及び期限付承認を含む)を取得した段階で、当該 再生医療等製品の製造販売が可能となる。なお同社では、22年4月に同許可を取得したことを発表していたが、その後の製品開発計画の見直しにより、今回の再取得となった。

■明海グループ <9115>  1,068円 (+29円、+2.8%)

 明海グループ <9115> が反発。8月31日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英国ロンドンに本拠を置く投資顧問会社ゼナーアセットマネジメントによる株式保有割合が5.05%から6.20%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「投資を主な目的とするが、企業価値向上を目的として発行者の経営陣、社外取締役その他関係者との意見交換を行うことがある。また、ガバナンス、サステナビリティまたは業務・資本効率の改善に関する提言を行う場合があり、状況に応じて発行者の経営陣との積極的な意見交換を行うことがある」としており、報告義務発生日は8月24日となっている。

■因幡電機産業 <9934>  3,161円 (+76円、+2.5%)

 因幡電機産業 <9934> は5日続伸。8月31日取引終了後、フジクラ <5803> 傘下の藤倉商事の全株式を取得し、同企業を完全子会社化すると発表した。買収額は非開示。これにより、フジクラグループ製品の取り扱いラインアップを拡充する。また、藤倉商事が持つ電子部品やコネクターなどの分野における高度な専門性と、因幡電産の営業基盤を融合させ、提案力強化と販売機会の拡大による収益力向上を目指す。今後の業績貢献が期待されているようだ。

■IHI <7013>  2,736円 (+54円、+2.0%)

 IHI <7013> が反発。SMBC日興証券が8月31日付でIHIの投資評価を3段階で真ん中の「2」から最上位の「1」に引き上げた。スペアパーツが中東情勢の影響を大きく受けずに堅調に推移している点を評価し、ディスカウント率を20%から10%に変更。適用PER(株価収益率)26倍を据え置きながら、目標株価を2900円から3800円に増額修正した。また、同証券はIHIの28年3月期営業利益予想を1996億円から2328億円に見直している。

■ジェイテクト <6473>  2,186円 (+35.5円、+1.7%)

 ジェイテクト <6473> が続伸。東海東京インテリジェンス・ラボは31日、同社株の目標株価を2680円から2760円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「アウトパフォーム」を継続した。第1四半期(4~6月)の連結事業利益は前年同期比62.1%増の227億4600万円だった。27年3月期通期予想の900億円に対する進捗率は25.3%と過去3年間の平均(17.0%)を上回っている。欧米における構造改革やコスト低減は順調であり、日本国内でも次世代EPS(電動パワーステアリング)の生産が徐々に立ち上がり、生産性の改善効果も拡大している。27年3月期の同利益は986億4600万円への上振れを見込んでいる。

■メニコン <7780>  1,937円 (+27円、+1.4%)

 メニコン <7780> が反発。この日、シード <7743> 及び福山通運 <9075> と共同で実証実験を進めていた共同配送について、9月から本格運用を開始したと発表しており、物流効率化につながるとの期待から買われたようだ。同取り組みは、メニコンとシードが共同配送の対象となる荷物を集約し、福山運が有する輸送ネットワークと運行・配送管理のノウハウを活用することで、積載効率の向上及び配送の効率化を図るもの。25年7月から九州エリアで実証実験を実施してきたが、一定の成果が確認されたことから、今回、本格運用へ移行する。まずは、実証実験の対象だった九州エリアの一部のメニコングループ販売店向け荷物に加えて、取り組みに賛同したメニコン及びシードの九州エリアの顧客向け荷物にも対象を拡大し、今後も取り組みに賛同する顧客の参画を促進し対象拡大を図るとしている。

■広済堂ホールディングス <7868>  562円 (+7円、+1.3%)

 広済堂ホールディングス <7868> は4日ぶり反発。8月31日取引終了後、9月18日付で1618万5205株(発行済み株式総数の9.85%)の自社株を消却すると発表した。3月末時点で東証プライム市場の上場維持基準のうち「流通株式比率」に適合していなかったが、今回の自社株消却によって基準を充たす見込みという。これが手掛かりとなったようだ。

■イーレックス <9517>  880円 (+10円、+1.2%)

 イーレックス <9517> が反発。この日、他社が保有する特別高圧・高圧の系統用蓄電池を対象としたアグリゲーションサービスを9月1日に開始したと発表しており、好材料視された。アグリゲーション事業は、 再生可能エネルギーや蓄電池、需要側リソースなどの分散電源を統合的に制御・運用することで、電力の需給バランスを最適化し、その価値を電力市場で創出・提供する事業のこと。再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力需給の柔軟な調整力として蓄電池の重要性が高まるなか、蓄電池保有事業者に代わって同社が市場運用を行うことで、蓄電池の価値向上を支援するとしている。

※1日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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