前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―
投稿:
■デルタフライ <4598> 154円 (+50円、+48.1%) ストップ高 Delta-Fly Pharma <4598> [東証G]がストップ高。8月31日の取引終了後に、切除不能/再発・進行性の膵臓がんで3次治療以降を受ける患者を対象に日本で実施中のDFP-17729(がん微小環境調節剤)の第2/3相臨床試験について、第2相部分のデータ解析状況を発表。これまでに試験継続に影響する副作用は認められておらず、現時点で二重盲検下における全ての被験者の生存率は71.8%、OS(生存期間)中央値は約7.2ヵ月となったとした。一般的に、3次治療以降の進行膵臓がん患者は予後が厳しく、OS中央値は約3~4ヵ月と報告されていることから、現在も二重盲検下で試験は継続中であり、最終的な有効性評価は完了していないものの、OS延長に寄与する可能性を示唆しているとした。 ■ヌーラボ <5033> 1,064円 (+112円、+11.8%) ヌーラボ <5033> [東証G]が急反騰。同社は8月31日取引終了後、PR TIMES <3922> [東証P]との合意に基づき、PRTIMEのタスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」から自社のプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」への移行支援を開始すると発表。これが材料視されたようだ。この取り組みは、8月6日に発表された「Jooto」の一般提供終了(27年7月31日予定)を受け、有料利用企業2379社、50万人を超えるユーザーを擁する同サービスの利用者に向けて実施するもの。なお、Jooto事業や顧客との契約をヌーラボが承継するものではなく、Backlogへの移行は顧客自身の判断と申し込みに基づくとしている。 ■川上塗 <4616> 2,448円 (+250円、+11.4%) 川上塗料 <4616> [東証S]が急騰。8月31日の取引終了後に、11月30日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表。あわせて、株式分割に伴い株主優待制度を拡充するとしたことが好感された。株主優待制度の拡充は、現行制度では1年以上継続して100株以上を保有する株主を対象にQUOカードPay3000円分を提供していたが、27年11月末日時点の株主から、1年以上継続して300株以上500株未満保有する株主にQUOカードPay3000円分、500株以上保有する株主にQUOカードPay5000円分をそれぞれ提供する。 ■アジア投資 <8518> 150円 (+12円、+8.7%) 日本アジア投資 <8518> [東証S]が続急伸。8月31日の取引終了後に27年3月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感された。毎年3月末日時点で5単元(500株)以上を1年以上継続して保有する株主を対象に同社グループの取引先や投資先の5000円相当の商品を提供する。なお、初回となる27年3月末日に限っては、継続保有の条件を半年以上とする。 ■住友化 <4005> 620.1円 (+47.9円、+8.4%) 東証プライムの上昇率トップ。住友化学 <4005> [東証P]が続急伸。同社は1日、グーテンベルク(東京都大田区)と共同で、3Dプリンター(FFF方式:熱可塑性樹脂を溶融し、ノズルから押し出して積層する3Dプリンター方式)向け液晶ポリマー(LCP)フィラメント及び造形技術を開発したと発表。 半導体やフィジカルAIの進化につながる機能部材をはじめ幅広く展開するとしており、これが買い手掛かりとなったようだ。また、同社は前日31日に化合物半導体の一種であるインジウムリン(InP)エピウエハー(4インチ品)の量産体制を確立し、販売を開始したと発表していることも材料視されたもよう。次世代デジタルインフラを支える光電融合技術の社会実装につなげる構えで、2030年代央にはInPエピウエハー製品群で売上高100億円規模を目指すとしている。 ■六甲バタ <2266> 1,161円 (+86円、+8.0%) 東証プライムの上昇率3位。六甲バター <2266> [東証P]が急反発。8月31日の取引終了後、26年12月期の期末一括配当予想を10円50銭増額の30円50銭(前期は20円)に引き上げたと発表した。同時に株主優待制度の変更を開示しており、これらを好感した買いが集まった。配当方針を変更し、下限1株20円、配当性向40%以上の数値目標を新たに設定した。株主優待はこれまで1000株以上を保有する株主に同社製品3000円相当を贈呈してきた。今期からは従来の株主優待に加え、100株以上を保有する継続保有期間が1年以上の株主を対象に、QUOカード1000円分を贈る。 ■スクエニHD <9684> 3,161円 (+206円、+7.0%) 東証プライムの上昇率5位。スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> [東証P]が3日続急伸。同社は8月10日引け後に、27年3月期第1四半期(4-6月)の売上高が前年同期比3割増で、経常利益が2.7倍となる好決算を発表している。「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ・ツー)」向けの「ファイナルファンタジー7 シリーズ」などが増収増益に寄与する格好となり、翌営業日に年初来高値を更新した。足もとでは一進一退の動きを続けていた。こうしたなか月刊誌「選択」9月号がスクエニHDに関する記事を掲載。選択のホームぺージでは「スクウェア・エニックスに非公開観測 色めき立つ外資系ファンド勢」とのタイトルで告知されている。これを受け、ファンド勢によるTOB(株式公開買い付け)を巡る思惑が広がり、買いが優勢となったようだ。 ■ラクーンHD <3031> 692円 (+42円、+6.5%) 東証プライムの上昇率6位。ラクーンホールディングス <3031> [東証P]が急反発。8月31日取引終了後、第1四半期(5-7月)連結決算を発表。売上高は17億7600万円(前年同期比13.9%増)、純利益は2億2600万円(同31.4%増)だった。プロモーション投資の水準を引き上げて顧客基盤の拡大に取り組んだことが奏功した。投資有価証券売却益を計上したことも寄与した。これを好感した買いが入った。 ■美樹工業 <1718> 7,250円 (+400円、+5.8%) 美樹工業 <1718> [東証S]が続急伸。8月31日の取引終了後に、9月30日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。 ■井関農 <6310> 1,960円 (+101円、+5.4%) 井関農機 <6310> [東証P]が3日続急伸。8月31日取引終了後、固定資産の売却で約61億円の譲渡益が発生することになったと発表した。3月に熊本の生産機能を松山へ移管したことに伴うもの。27年12月期第1四半期に特別利益として計上する見込みという。これが買い手掛かりとなったようだ。 ■サイエンスA <4412> 1,384円 (+68円、+5.2%) サイエンスアーツ <4412> [東証G]が4日続急伸。同社は1日午前11時30分ごろ、名古屋市防災危機管理局がライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」約1000IDを導入したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。バディコムは、インターネット通信網を利用して、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、トランシーバーや無線機のように複数人と同時コミュニケーションを可能にするサービス。航空、鉄道、建設、福祉施設、流通など、さまざまな業種で活用されている。 ■ミライニHD <546A> 2,512円 (+101円、+4.2%) MIRAINIホールディングス <546A> [東証P]が大幅続伸。傘下の萩原テクノソリューションズは1日、台湾の産業用コンピューターメーカーであるAvalue Technology(エーバリュー・テクノロジー)と認定販売店契約を締結したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。この契約により、萩原テクノソリューションズはエーバリューが展開する組み込みコンピューター、産業用パソコン、エッジコンピューティング製品など全製品を日本国内及びアジア地域で販売する権利を取得。両社は今後、スマートシティやエッジAI、社会インフラ分野を重点市場として協業を深め、産業のデジタル化と社会課題の解決につなげていくとしている。 ■INPEX <1605> 4,112円 (+155円、+3.9%) INPEX <1605> [東証P]が大幅高で4日続伸。株価は5月20日以来、約3ヵ月半ぶりに4000円台を回復した。原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が日本時間1日の取引で一時1バレル=87.00ドル台に上昇。8月31日の清算値(終値に相当)は前週末比2.36ドル高の85.76ドルだった。米国とイランによる攻撃の応酬が続いており、中東情勢の一段の悪化が警戒された。このなか、INPEXへの買いが優勢となった。 ※1日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース