29日の株式相場見通し=売り買い交錯、半導体株の一角にはショートカバーも

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市況

 29日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも、突っ込み警戒感からの買い戻しがやや優勢となりそうだ。前日は日本だけでなく韓国市場が急落したほか、台湾市場も大幅安となるなどアジア株市場は大荒れ模様となったが、欧州時間に入るとリスクオフの流れが一服、独DAXや仏CAC40、英FTSE100など主要国の株価は総じて堅調だった。米国株市場でも好決算銘柄などを中心に消費関連や景気敏感株が買われ、NYダウは500ドルを超える上昇で3連騰と上値指向を明示した。米国とイランの間で戦闘終結に向けて協議する姿勢がみられるなか、中東を巡る地政学リスクへの懸念が後退している。これを背景に原油先物価格が1バレル=80ドル台割れまで大きく水準を切り下げていることも好感された。しかし、半導体セクターへの売り圧力は解消されていない。アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>、アプライド・マテリアルズ<AMAT>、マイクロン・テクノロジー<MU>などが急落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も75日移動平均線を下放れ、一時約2カ月半ぶりに1万1000を割り込んだ。東京市場では米半導体株安は重荷だが、既に米株市場に先立って主力銘柄が軒並み売り叩かれており、きょうは銘柄によってはショートカバーで値を戻すケースも想定される。また、AI・半導体関連株以外の銘柄群にリターンリバーサルの動きが継続するかどうかも注目されるところ。このほか、前日の熊本地震による製造業のサプライチェーンなどへの影響は個別に見極めていく必要がある。

 28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比537ドル24セント高の5万2747ドル32セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同55.17ポイント安の2万4876.91だった。

 日程面では、きょうは7月の権利付き最終売買日。このほか、7月の月例経済報告など。個別にアドバンテスト<6857.T>の決算が注目される。海外ではFOMCの結果発表と会合後のウォーシュFRB議長の記者会見など。タイ市場は休場となる。海外主要企業の決算では、SKハイニックス<SKHY>、クアルコム<QCOM>、マイクロソフト<MSFT>、メタ・プラットフォームズ<META>などがある。

出所:MINKABU PRESS

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