午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利2.780%で横ばい
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28日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。米国とイランの戦闘終結に向けた協議の進展期待を背景に、原油高を通じたインフレ圧力への警戒感が薄れていることが堅調地合いにつながった。 債券先物は寄り付き直後に126円94銭まで軟化する場面があった。高市早苗首相が27日の記者会見で、食料品の消費税減税に関して「社会保障国民会議」の実務者協議での結論を得た後、秋に予定される臨時国会に関連法案を提出したい考えを改めて示したことで財政拡張が懸念されたようだ。ただ、前日の米長期債相場が続伸(金利は低下)したことが円債を下支えし、売り一巡後は切り返し。日経平均株価の大幅安を受けて安全資産とされる債券が選好されやすかったこともあり、午後0時30分すぎには一時127円27銭まで上伸した。とはいえ、米連邦準備理事会(FRB)が28~29日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)や、30~31日の日銀金融政策決定会合を控えているとあって追随買いは広がらず。片山さつき財務相は28日のイベントで、来年度予算編成に向けた国債発行については現時点で上限を設けないものの、国債市場で投機的な動きを招かないことが重要だと述べたが、相場の反応は限定的だった。 先物9月限の終値は、前日比9銭高の127円23銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日と同じ2.780%で推移している。 出所:MINKABU PRESS