前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

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材料

■AZ丸和HD <9090>  916円 (+49円、+5.7%)

 東証プライムの上昇率7位。AZ-COM丸和ホールディングス <9090> [東証P]が急反発。22日の取引終了後に、26年9月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表したことが好感された。毎年9月末日時点で4単元(400株)以上を保有する株主を対象に、特設サイトでおコメやブランド牛などのこだわりグルメや選べる体験ギフト、Amazonギフトカードなどの5000種類以上の商品と交換できる株主優待ポイントを保有株数に応じて3000~5万ポイント提供する。また、日本円ステーブルコイン「JPYC」発行企業のJPYC(東京都千代田区)と資本・業務提携に関する覚書を締結したと発表しており、これも好材料視された。「JPYC」を活用した社内外決済プラットフォームを構築し、システム提供事業者として関与する道を拓くのが狙いで、B1種優先株11万6000株を引き受け議決権保有割合2.9%を取得する。なお、同件が27年3月期業績に与える影響は軽微としている。

■GRCS <9250>  887円 (+42円、+5.0%)

 GRCS <9250> [東証G]が6日ぶり大幅反発。22日の取引終了後に、自社ソフトウェア製品の開発・販売などを手掛けるAnchorZ(東京都台東区)が提供する継続認証セキュリティーソリューション「DZ Security」シリーズの取り扱いを開始したと発表しており、好材料視された。「DZ Security」は、ログイン時の1回限りの認証(点の認証)ではなく、システム利用中も特許技術「バックグラウンド認証」によってユーザーを識別し続ける「継続認証(線の認証)」を実現するセキュリティーソリューション。複雑なログイン操作を繰り返すことなくユーザーを認証し続けるため、企業は自社製品・サービスにおいてユーザーの利便性とセキュリティー強化の両立を実現できることから、同サービスの取り扱い開始による業績への寄与が期待されている。

■JX金属 <5016>  3,946円 (+175円、+4.6%)

 JX金属 <5016> [東証P]が大幅高で3日続伸。23日、韓国拠点である韓国JX金属において約40億円の設備投資を行い、同拠点における 半導体用スパッタリングターゲットの加工能力を2025年度比約2倍に引き上げると発表しており、好感した買いが集まった。稼働は27年度下期から段階的に実施。今後の需要動向を踏まえながら、更なる生産能力増強も検討する。

■フライヤー <323A>  387円 (+17円、+4.6%) 一時ストップ高

 フライヤー <323A> [東証G]が大幅反発、一時ストップ高となった。同社は22日の取引終了後、コンサルティングファームのアイディール・リーダーズ(東京都千代田区)との業務提携を開始したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。法人向けサービスの「flier business」や組織開発支援ツールの「flier成長組織ナビ」の流通拡大を目的とする。相互送客による販売チャネルの補完などを協業項目に掲げ、フライヤーは顧客基盤やシステム利用料収入の拡大を図る。

■アドテスト <6857>  30,800円 (+1,215円、+4.1%)

 アドバンテスト <6857> [東証P]が大幅反発。米アルファベット  は22日、26年4-6月期の決算を発表。売上高は前年同期比24%増の1197億ドル。1株利益(希薄化後)は9.11ドルと前年同期比で約4倍となった。あわせて26年の設備投資額について、1950億~2050億ドルになるとの見通しを示し、従来の予想から引き上げる格好となった。ハイパースケーラーの設備投資動向に投資家の注目が集まっていたなかで、同社が投資計画の増額に動いたことはマーケットには一定の安心感をもたらしたもよう。AI半導体関連株の売り持ち高を解消する目的の買い戻しを誘う結果となったようだ。

■ダイナマップ <336A>  840円 (+33円、+4.1%)

 ダイナミックマッププラットフォーム <336A> [東証G]が5日ぶり大幅反発。23日正午ごろ、27年3月期第1四半期に営業外収益を計上すると発表しており、好材料視された。国土交通省所管の中小企業イノベーション創出推進事業の「国際競争力強化に資する交通基盤づくりに向けた技術の開発・実証」分野における「空港業務の生産性向上に関する技術開発・実証」に補助事業対象者として採択されたことに伴い、発生した経費について概算払いが承認され、2900万円を補助金収入として計上する。

■モダリス <4883>  34円 (+1円、+3.0%)

 モダリス <4883> [東証G]が大幅高。23日朝方、「新規転写アクチベーター」に関する特許出願(特願2021-506361、国際公開番号:WO2020/032057)について、特許庁から特許査定を受けたと発表した。同特許は独自のCRISPR-GNDMエピゲノム編集技術に用いられる小型の転写アクチベーターに関するもの。これが材料視されたようだ。

■荏原 <6361>  5,752円 (+159円、+2.8%)

 荏原製作所 <6361> [東証P]が3日続伸。同社は22日、液化水素運搬船用カーゴポンプの型式承認を日本海事協会から6月16日付で取得したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。この製品は、液化水素運搬船において液化水素の荷役(陸上タンクなどへの払出)を担う舶用ポンプで、液化水素運搬船用カーゴポンプの型式承認は世界初。型式承認を取得したことにより、品質を確保した製品を計画通りに供給できるため、液化水素運搬船の建造プロジェクトの円滑な遂行及び水素サプライチェーンの構築につながるとしている。

■フクビ <7871>  941円 (+24円、+2.6%)

 フクビ化学工業 <7871> [東証S]が反発。22日の取引終了後、主力製品である見切材「F見切」及び床支持具「プラ木レン」シリーズをリニューアルしたと発表した。F見切は従来と比べ使用原料を15~21%削減することに成功しており、好感した買いが入った。プラ木レンをリニューアルした「エコプラ木レン」は従来品と比べ、樹脂部分製造時における温室効果ガス排出量が約69%削減できた。ナフサの供給不安など化石由来の原材料調達リスクが高まるなか、安定供給できるように製品設計の見直しを進めたという。

■INPEX <1605>  3,697円 (+82円、+2.3%)

 INPEX <1605> [東証P]が3日続伸。22日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月限が前日21日比2.49ドル高の1バレル=86.83ドルと上昇。一時、88.61ドルと6月中旬以来、1ヵ月半ぶりの高値をつけた。トランプ米大統領は22日、イランがホルムズ海峡での船舶攻撃をする度にイランの橋や発電所を攻撃する、とSNSで警告した。一方、イランはホルムズ海峡は封鎖されていると主張し、中東域外への報復拡大の姿勢も示しており、両国による攻撃の応酬が警戒されている。

■丸文 <7537>  1,723円 (+22円、+1.3%)

 丸文 <7537> [東証P]が3日続伸。23日午後2時ごろ、中国ディープロボティクスと日本市場における同社製ロボットの販売拡大及び協業に向けた基本合意書(MOU)を締結したと発表しており、株価の刺激材料となったようだ。ディープロボティクスの四足歩行ロボットは高度な悪路走破性や高い拡張性などを有しており、従来のロボットでは困難だった過酷な産業現場での自動化・無人化を可能にするという。

■日揮HD <1963>  2,316.5円 (+27.5円、+1.2%)

 日揮ホールディングス <1963> [東証P]が3日続伸。22日の取引終了後に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)事業の「月面推薬生成プラントの実現に向けた地上実証プラントの詳細設計及び要素試作試験等」に採択されたと発表しており、好材料視された。JAXAは、「国際宇宙探査シナリオ案2025」で、将来的な月面における水資源利用の実現に向けて、20年代に月面推薬生成プラント全体システムの概念検討や要素技術検討、地上実証などを行い、30年代にプラント建設地の事前調査や月面実証プラント建設に着手、40年までに推薬プラントの本格稼働を開始する計画案を示している。今回の採択もこの計画の一環で、25年度に受託した地上実証プラントの基本設計業務などで得た知見や成果を活用しながら、より具体的なプラントの設計仕様や開発計画などに踏み込むとしており、地上実証プラントの詳細設計や水抽出プロセスに関する要素試作試験などに関する検討結果を27年3月末までにJAXAへ提出する予定としている。

※23日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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