午後:債券サマリー 先物は反落、原油高や株高が影響
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21日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。原油高を通じた国内物価の上振れリスクを意識した売りが先行し、午後には日経平均株価の一段高を受けて下げ幅を広げる場面があった。 イエメンの親イラン武装組織フーシ派が20日に「サウジアラビアに対する海上封鎖を即時発効で実施する」と宣言し、同日にはトランプ米大統領が「イランが米兵を殺害するたびに、その代償を何倍にもして支払わせる」とSNSに投稿するなど、両国の対立が激しさを増している。エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の正常化が遠のくとの見方から米原油先物が再び騰勢を強め、これを受けた米長期金利の上昇が円債相場の逆風となった。正午過ぎに伝えられた「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」に対する市場の反応は限定的だったが、日経平均株価が上げ幅を広げるにつれて安全資産とされる債券先物に売りが流入。午後1時10分ごろに127円58銭をつけたあとは下げ渋る動きとなったものの、時間外取引で米原油先物が高止まりしていることなどが重荷となり戻りは限定的だった。なお、骨太の方針は6月に公表した原案に脚注として、「日本銀行法第3条に基づき、金融政策の具体的な手法については日銀に委ねられる」との文言を加筆。高市早苗首相は経済財政諮問会議と日本成長戦略会議の合同会議のあいさつで、財政の持続可能性と市場の信認確保に十分配慮した経済財政運営を行うと強調した。 先物9月限の終値は、17日に比べて16銭安の127円69銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.730%に上昇し、午後3時の時点では17日に比べて0.015%高い2.720%で推移している。 出所:MINKABU PRESS