ドル円は162円台での推移が続く 中東情勢は依然混とん=NY為替概況

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ドル円は162円台での推移が続く 中東情勢は依然混とん=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、全体的に動意薄の中、ドル円は162円台での推移が続いた。朝方に中東情勢のニュースが複数伝わり上下動したものの、状況に変化はない。

 米国とイランに仲介国が7月9日より以前に戻るよう提案したと伝わった一方、今度は、イエメンのフーシ派がサウジへの海上封鎖を実施すると表明していた。依然として中東情勢は混とんとしている。

 ストラテジストは「今後は、FRBのタカ派姿勢への警戒や、原油高による米国にとっての交易条件改善という追い風を織り込み始めることで、ドル高へのリスクが高まり。特に、中東情勢が深刻なエスカレーションへ発展した場合、その動きが強まる可能性がある」と指摘している。

 ユーロドルは一時1.14ドルちょうど付近に伸び悩む展開が見られた。一方、ユーロ円は185円台半ばに下落。

 米国とイランの軍事衝突がエスカレートしていることに加え、イエメンのフーシ派とサウジも衝突する中、中東情勢は依然として混迷している。原油相場が落ち着きそうにない中、週後半に理事会を控えるECBにとっては懸念材料となる見通し。

 ただ、短期金融市場では、ECBが利上げに踏み切るのは9月になるとの見方が引き続き織り込まれており、今回は据え置きが確実視されている。

 きょうの為替市場は、NY時間に入ってドル高が強まっていることから、ポンドドルは伸び悩む展開が見られている。しかし、本日は一時1.34ドル台後半まで買い戻される場面も見られていた。一方、ポンド円は218円台前半まで下落。

 バーナム氏が英国の新首相へ就任したことにポンドはポジティブな反応を示していた。アナリストからは「先月辞任を表明したスターマー前首相からバーナム氏への政権移行が予想外なほど円滑に進んだ」との見方が示されている。市場では、近年続いてきた政治混乱や度重なるスキャンダルの時代が終わりを迎えるとの期待が広がっているという。

 ただ、バーナム氏には経済の立て直しと財政健全化という二つの難題が待ち受けていると指摘。「このいずれか一方でも達成できなければ、現在の前向きな市場心理は急速に反転する可能性がある」と述べている。なお、注目の財務相にヒーリー前国防相を起用する人事が伝わった。市場にとっては極めて意外な人事となった。

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