16日の株式相場見通し=反落か、米利上げ観測後退もSOX安が重荷
投稿:
16日の東京株式市場は日経平均株価が反落する公算が大きい。前日の欧州株市場はフランスのCAC40が小幅プラスだったものの、ドイツのDAX、英国のFTSE100がマイナスで着地するなど冴えない動きに。中国の4~6月期GDPの伸び率鈍化を受け、同国と経済的な関係が強い欧州には逆風として意識された。続く米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇した。同日発表された6月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比5.5%上昇と市場予想(6.2%上昇)を下回り、前月比では0.3%低下した。前の日に発表された6月の消費者物価指数(CPI)も市場予想を下回る結果となり、これを受けて米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測が後退していたが、この流れが更に強まる格好となり、マーケットにポジティブに働いた。主要3指数はそろって上昇したが、他方でフィラデルフィア半導体株指数は反落した。朝方は高く始まったものの、マイクロン・テクノロジー<MU>やSKハイニックス<SKHY>が大幅安となるなかSOXは下げに転じた。きょうの東京市場では米半導体株安の流れを引き継ぎ、主力のAI・半導体関連株を中心に全体相場を押し下げそうだ。一方、銀行をはじめとするバリュー株には再び循環物色が向かうかもしれない。韓国株市場やホルムズ海峡を巡る米イラン対立の動向に加え、きょう発表予定のTSMC決算から目が離せない。 15日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比150ドル37セント高の5万2658ドル64セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同162.21ポイント高の2万6269.22だった。 日程面では、きょうは週間の対外及び対内証券売買契約等の状況など。海外では韓国中銀が政策金利を発表。台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>の決算発表にマーケットの関心が高い。5月のユーロ圏貿易収支のほか、米国で6月の小売売上高、新規失業保険申請件数、7月のフィラデルフィア連銀景況指数、6月の中古住宅販売成約指数、7月のNAHB住宅市場指数などが予定される。 出所:MINKABU PRESS