午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利2.685%に低下
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15日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。朝方の買いが一巡したあとは上げ一服商状となったが、早期の米利上げ観測が後退していることから堅調に推移した。 14日に発表された6月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)が7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに動くとの見方が後退。同日の米長期債相場が3営業日ぶりに反発(金利は低下)したことが円債の追い風となり、債券先物は午前9時10分ごろに128円15銭をつける場面があった。ただ、トランプ米大統領が14日にイランの全港湾に対する海上封鎖を再開し、イランが交渉に復帰しない限り来週にも発電所や橋を攻撃すると警告したことから一段の上値追いには慎重ムード。時間外取引で米原油先物が水準を切り上げていたことで、国内物価の上振れリスクが意識されやすかった。とはいえ、前日に片山さつき財務相や上野賢一郎厚労相が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオ(資産構成割合)見直しの可能性に言及し、GPIFが国債の購入を増やすとの思惑が続いていることから売りは広がらず。この日に日銀が実施した国債買いオペ結果は、「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同25年超」の応札倍率がいずれも前回から低下し、売り意欲が強くなかったことも相場の支えとなった。 先物9月限の終値は、前日比24銭高の127円90銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日に比べて0.020%低い2.685%で推移している。 出所:MINKABU PRESS