前週末10日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

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■MORESC <5018>  2,320円 (+400円、+20.8%) ストップ高

 MORESCO <5018> [東証S]がストップ高。9日の取引終了後、27年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算を発表した。売上高が93億600万円(前年同期比9.3%増)、営業利益が10億7100万円(同2.1倍)だったとしており、業況を評価した買いが集まった。主力の日本では原材料価格の上昇に伴い価格是正に取り組んだなか、顧客による在庫確保の影響でダイカスト用油剤をはじめとする多くの油種が増収。また、データセンター向けハードディスク表面潤滑材など高付加価値製品の売り上げも拡大し、大幅増益を達成した。なお、27年2月期通期業績予想は売上高370億円(前期比6.1%増)、営業利益24億円(同1.4%増)の従来見通しを据え置いた。営業利益の通期計画に対する進捗率は約45%に上った。

■AIメカ <6227>  6,790円 (+1,000円、+17.3%) ストップ高

 AIメカテック <6227> [東証S]がストップ高。9日の取引終了後に海外の大手半導体関連メーカー2社から、ウエハーハンドリングシステム(ボンダー・デボンダー装置)を受注したと発表しており、これを好感した買いが流入した。受注金額は約180億円で、27年6月期から28年6月期に売り上げ計上する予定としている。

■ミラティブ <472A>  562円 (+80円、+16.6%) ストップ高

 ミラティブ <472A> [東証G]がストップ高。著名個人投資家の片山晃氏が同社株を14.27%保有していることが9日の取引終了後に明らかになり、材料視されたようだ。同日に提出された大量保有報告書によると、片山氏は7月2日に市場外で9.43%取得。その以前に市場内で取得を進めていた。保有目的は純投資で報告義務発生日は2日。ミラティブは同社株主のANRI3号投資事業有限責任組合、グローバル・ブレイン7号投資事業有限責任組合、グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合及びKDDI新規事業育成3号投資事業有限責任組合から、2日に議決権ベースで9.43%の株式を片山氏が取得したと開示している。

■SUMCO <3436>  5,244円 (+700円、+15.4%) ストップ高

 東証プライムの上昇率トップ。SUMCO <3436> [東証P]がストップ高。マイクロン・テクノロジー  が9日に米国内の新工場の投資計画に関し、投資額をこれまでの2000億ドルから2500億ドルに増やすことが明らかとなった。同日にはメタ・プラットフォームズ  がAIチップの生産を9月から開始すると報じられた。 半導体関連での一連の材料を背景に前日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%を超す上昇となったが、SUMCOに関しては半導体向けのシリコンウエハーの需給がタイト化し業績押し上げ効果をもたらすとの思惑を強める形となり、投資マネーを誘引する結果となった。

■アトラエ <6194>  805円 (+90円、+12.6%)

 東証プライムの上昇率2位。アトラエ <6194> [東証P]が急騰。10日正午ごろに、26年10月末時点の株主から株主優待制度を拡充すると発表したことが好感された。現行制度では、毎年10月末日時点で500株以上を1年以上継続して保有する株主を対象に、特設サイトで電子マネーや商品、サービスなどと交換できる株主優待ポイントを保有株数に応じて3000~3万ポイント提供していたが、変更後は保有株数に応じて1万~6万5000ポイント提供する。なお、変更初年度の26年10月末日時点の株主に対しては、継続保有期間の制限を設けずに保有株数に応じたポイント数を提供する。

■ブシロード <7803>  350円 (+34円、+10.8%)

 ブシロード <7803> [東証G]が3日ぶり急反騰。9日の取引終了後、マレーシアと中国に子会社を設立すると発表した。あわせて新作トレーディングカードゲーム(TCG)「パルワールド オフィシャルカードゲーム」を今月30日から世界同時発売することで、27年6月期におけるTCGの海外売上比率が初めて50%を超える見通しになったと開示しており、これらを好感した買いが集まった。同TCGのブースターパック第1弾「パルパゴスの夜明け」の世界出荷予定数は350万パックを超えており、初動としては好調に推移しているという。

■川崎地質 <4673>  5,010円 (+440円、+9.6%)

 川崎地質 <4673> [東証S]が続急伸。10日午前10時ごろに集計中の5月中間期連結業績について、営業利益が従来予想の8億円から11億2100万円(前の期比3.9倍)へ、純利益が5億5000万円から7億6000万円(同2.4倍)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上高は55億円から53億7200万円(同2.8%増)へ下振れたものの、24年11月期に受注した大型案件について、想定していた追加コストの発生リスク解消に伴う収益改善効果が従来予想を上回ったことが要因としている。

■三菱自 <7211>  361.8円 (+31.2円、+9.4%)

 東証プライムの上昇率8位。三菱自動車工業 <7211> [東証P]が4日ぶり急反発。同社は9日、東京大学発スタートアップのHighlanders(東京都豊島区)と協業に関する基本合意書を締結したと発表した。三菱自の工場で活用するヒューマノイドロボットを共同で開発する。発表を材料視した買いが入った。ヒューマノイドロボットを工場で活用し、使用データや運用ノウハウを蓄積し、開発・生産の可能性について検討を進める。また、Highlandersが開発するヒューマノイドロボットに関し、三菱自の京都製作所京都工場の遊休建屋を活用し、2027年の早いタイミングで生産を始めることを検討していく。

■C&R <4763>  1,448円 (+114円、+8.6%)

 クリーク・アンド・リバー社 <4763> [東証P]が続急伸。9日の取引終了後に、27年2月期の連結業績予想について、売上高を655億円から660億円(前期比7.5%増)へ、営業利益を52億5000万円から54億5000万円(同10.4%増)へ、純利益を33億5000万円から34億5000万円(同16.0%減)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を50円から51円(前期50円)へ引き上げたことが好感された。第1四半期において、クリエイティブ分野(日本)及び医療分野を中心に業績が順調に推移したことに加えて、25年3月に連結子会社化したT&Wオフィスを持ち株会社とする高橋書店グループの業績も順調に推移していることなどが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(3-5月)決算は、売上高170億3400万円(前年同期比23.1%増)、営業利益22億400万円(同51.7%増)、純利益14億8600万円(同57.2%増)だった。

■乃村工芸社 <9716>  1,183円 (+90円、+8.2%)

 乃村工芸社 <9716> [東証P]が3日ぶり急反発。9日の取引終了後に発表した第1四半期(3-5月)連結決算は、売上高357億3400万円(前年同期比12.4%減)、営業利益24億9200万円(同45.0%減)、純利益14億2500万円(同52.9%減)と大幅減収減益となったものの、営業利益で25億円前後を見込んでいた市場予想の想定内での着地となったことから、アク抜け感が強まったとの見方が広がったようだ。インバウンド需要によるホテルの新装・改装などの大型プロジェクトを多数手掛けたものの、前年にあった大阪・関西万博関連のプロジェクトが一巡したことが響いた。また、処遇改善などによる人件費の増加なども利益を圧迫した。なお、27年2月期通期業績予想は、売上高1680億円(前期比3.3%増)、営業利益134億円(同4.5%増)、純利益92億5000万円(同1.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■ハイレックス <7279>  2,128円 (+107円、+5.3%)

 ハイレックスコーポレーション <7279> [東証S]が4日ぶり急反発。同社は10日の取引開始前に、80万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.2%)、15億円を上限とする自社株取得枠を設定したと発表。これによる需給改善が期待されたようだ。これは、経営環境の変化に対応できる機動的な資本政策の遂行及び株主への利益還元を目的としたもの。取得期間は7月13日から10月31日までとなっている。

■松井 <8628>  1,035円 (+43円、+4.3%)

 松井証券 <8628> [東証P]が大幅反発。年初来高値を更新した。SMBC日興証券が9日付で投資評価「2(中立)」を継続した上で、目標株価を720円から1100円へ引き上げた。これが材料視されたようだ。証券会社によると、足もとの活況な市場環境を踏まえたという。売買代金や信用買い残の増加、短期金利上昇が業績のドライバーとした。一方、手数料競争に巻き込まれた場合のダウンサイドは大きいともみている。

■セルシス <3663>  2,053円 (+79円、+4.0%)

 セルシス <3663> [東証P]が大幅反発。10日午前11時ごろに集計中の6月中間期単独業績について、売上高が従来予想の50億1600万円から55億6000万円(前年同期比17.3%増)へ、営業利益が15億9800万円から22億2000万円(同44.8%増)へ、純利益が10億5400万円から15億円(同72.4%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好材料視された。今年3月に実施した「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップが全世界のユーザーから好評を得たことに加えて、新規ユーザー獲得を目的とした販促キャンペーンなどが奏功し、買い切り版の販売及びサブスクリプション契約が計画を上回って推移していることが要因としている。

■島津 <7701>  4,140円 (+140円、+3.5%)

 島津製作所 <7701> [東証P]が大幅続伸。同社は10日、チェコの電子顕微鏡メーカーであるTESCAN GROUP(テスキャン・グループ)の全株式を間接的に保有するGlass HoldCo(グラス・ホールドコー)の株式取得に関する手続きが完了したと発表。これにより、改めてシナジーなどが期待されたようだ。テスキャン社は、SEM(走査型電子顕微鏡)、FIB-SEM(集束イオンビーム走査電子顕微鏡)、TEM(透過型電子顕微鏡)、X線マイクロCT、レーザー加工システムなど、物質の微細構造の観察・加工・解析を行う装置のメーカー。同社はテスキャン社を子会社化することで、トータルソリューションの高度化や地域・顧客基盤の相互活用などのシナジーを想定している。

■大気社 <1979>  4,785円 (+135円、+2.9%)

 大気社 <1979> [東証P]が4日ぶり反発。大和証券は9日、同社株の投資判断を5段階で真ん中の「3(中立)」から2番目の「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は2600円から5800円に見直した。同証券では27年3月期の連結営業利益は前期比13.6%増の265億円を見込んでいる。今期会社計画(238億円)は中東情勢の影響を考慮した保守的な予想とし上振れ余地は大きいとみている。産業空調の今期受注高は、半導体工場など複数の大型案件の受注が見込め大幅増を予想している。

■オキサイド <6521>  4,300円 (+100円、+2.4%)

 オキサイド <6521> [東証G]が続伸。10日正午ごろに、量子通信用のレーザーを開発し出荷を開始したと発表。同社は今年3月から量子コンピューター向けのレーザー製品を販売しており、量子通信用のレーザーはこれに続く量子通信分野への事業の拡大となる。第1号機は、量子通信システム開発を手掛ける横浜国立大学発スタートアップのLQUOM(横浜市保土ヶ谷区)向けに、量子中継器に用いる436ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)レーザーを出荷した。

■日産自 <7201>  310.5円 (+6円、+2.0%)

 日産自動車 <7201> [東証P]が3日ぶり反発。独フォルクスワーゲン(VW)が日産自と提携交渉をしていると伝わったことに反応した買いが入った。共同通信によると、ドイツ大衆紙ビルトが9日までに報じた。VWと日産自は大型スポーツタイプ多目的車(SUV)の共同開発を目指し交渉をしているという。

■寿スピリッツ <2222>  2,608.5円 (+47.5円、+1.9%)

 寿スピリッツ <2222> [東証P]が反発。上場来高値を更新した。9日取引終了後、第1四半期(4-6月)の売り上げ状況(概算)を発表。売上高は前年同期比10.0%増の186億6800万円となった。セグメント別では「シュクレイグループ」「ケイシイシイグループ」が伸び、「寿製菓グループ」が好調に推移した。 インバウンド売り上げ(国際線ターミナル売り上げ)は日中関係悪化による影響があったものの、福岡空港国際線ターミナルでの展開強化など各種対策を進めたことでカバーしたという。

■ワキタ <8125>  1,820円 (+32円、+1.8%)

 ワキタ <8125> [東証P]が反発。9日の取引終了後に発表した第1四半期(3-5月)連結決算が、売上高246億1700万円(前年同期比6.5%増)、営業利益18億1000万円(同10.9%増)となったことが好感された。主力の建機事業は建機販売が苦戦したものの、ケアレックスの新規連結の影響で商事事業が増収増益となったほか、不動産事業も保有する商業ビルやマンションなどの稼働率が引き続き堅調に推移した。また、前期末に引当金を計上した株主優待費用について、利用率が想定を下回ったことで販管費に引当金の戻入が8000万円あったことも利益を押し上げた。なお、純利益は前年同期に関係会社株式売却益があった反動で、10億9600万円(同5.5%減)と減益に終わった。27年2月期通期業績予想は、売上高1000億円(前期比7.3%増)、営業利益58億円(同9.8%増)、純利益36億円(同4.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■ローツェ <6323>  4,655円 (+69円、+1.5%)

 ローツェ <6323> [東証P]が続伸。9日の取引終了後に発表した第1四半期(3-5月)連結決算が、売上高372億600万円(前年同期比12.5%増)、営業利益102億3000万円(同21.2%増)、純利益82億1000万円(同56.0%増)と大幅増益となったことが好感された。生成AIの普及・拡大などにより半導体設備投資が増加するなか好調な事業環境が継続しており、半導体関連装置の売上高が302億3900万円(同7.1%増)と第1四半期として過去最高の売上高を計上したことが牽引役となった。このほか、FPD関連装置や分析装置を含む全部門がそろって増収となり、為替の影響もあって大幅増益となった。なお、27年2月期通期業績予想は、売上高1590億2100万円(前期比23.5%増)、営業利益381億1200万円(同22.3%増)、純利益278億900万円(同46.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■キャンドゥ <2698>  3,545円 (+45円、+1.3%)

 キャンドゥ <2698> [東証S]が反発。9日の取引終了後、27年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算を発表。売上高が227億8900万円(前年同期比3.8%増)、営業利益が7億3900万円(同12.0%増)だったとしており、業況を好感した買いが入った。消費者の節約志向を背景に既存店売上高を伸ばした。

※10日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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