来週の為替相場見通し=米物価指標とFRB議長発言に注目

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 来週のドル円相場は、米物価指標や米連邦準備理事会(FRB)議長の発言で米利上げ観測が強まるかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=160円50銭~163円00銭。

 8日にFRBが公表した6月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、政策担当者の間で高インフレへの懸念が強まっていることが明らかになった。来週14日には6月の米消費者物価指数(CPI)の発表とウォーシュFRB議長の議会証言、15日には6月の米卸売物価指数(PPI)の発表があり、内容次第ではドルの買い材料となりそう。また、イラン情勢の緊迫化でホルムズ海峡の正常化は危うい状態が続いており、原油高が米国のインフレ再燃や日本の貿易収支の悪化につながるとの見方が根強いこともドル高・円安要因となる。

 ただ、片山さつき財務相が10日午前の閣議後会見で「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などの年金基金による日本の金融資産投資を後押しする」との考えを示したことで、海外資産の比率を下げて国内資産を増やすとの思惑から円が見直される可能性も。片山氏が「金融政策の具体的な手法は日銀に委ねられるべき」「積極的な財政を持続可能性のもとでやっていくことで、巡航的に金利が上がっていくと予想している」と述べたことも円を売りにくくさせそうだ。

 なお、来週に発表されるCPIやPPI以外の主な米経済指標は、15日に7月のニューヨーク連銀製造業景気指数と米地区連銀経済報告(ベージュブック)、16日に6月の小売売上高と7月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数、17日に6月の鉱工業生産と7月のミシガン大学消費者態度指数(速報値)など。国内では14日に5月の鉱工業生産(確報値)、15日に5月の機械受注が公表される。

出所:MINKABU PRESS

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