東京株式(大引け)=924円高、中東リスク下のAI一極集中再び

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市況

 9日の東京株式市場で日経平均株価は寄り付きから一気に上げ幅を広げ、一時1600円超高で6万8000円台を回復する場面があった。買い一巡後は伸び悩んだものの、900円あまりの上昇で取引を終えた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比924円80銭高の6万7743円85銭と4日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は19億7705万株、売買代金概算は9兆6014億円。値上がり銘柄数は585、対して値下がり銘柄数は917、変わらずは56銘柄だった。

 きょうの東京市場はハイテク株優位の展開だった。米国とイランの対立が再燃するなか、前日の米国株市場ではバリュー株の下げが目立った一方、ハイテク株は上昇。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%を超える値上がりをみせた。地政学リスクが高まるなかで半導体などAI関連株を選好する動きが改めて広がり、日本株もこの流れを引き継いだ。AIラリーが息を吹き返すなか、足もと循環物色で買われていたバリュー株はきょうは軒並み軟調に。中東情勢に絡み、原油高を嫌気して空運株、インフレ懸念に伴う金利高を受けて不動産株なども値下がりした。韓国株市場が朝高後に冴えない値動きとなったのを横目に、日本株も後場に入って上げ幅をやや縮小したが、売り物をこなし値を保った。プライム市場の値上がり銘柄数は4割弱にとどまった。

 個別ではキオクシアホールディングス<285A.T>やアドバンテスト<6857.T>、東京エレクトロン<8035.T>、SCREENホールディングス<7735.T>、KOKUSAI ELECTRIC<6525.T>が大幅高。村田製作所<6981.T>、TDK<6762.T>のほか、イビデン<4062.T>やフジクラ<5803.T>、京セラ<6971.T>、信越化学工業<4063.T>が値上がりした。ファナック<6954.T>、安川電機<6506.T>も高い。リクルートホールディングス<6098.T>が堅調。ユニソルホールディングス<7128.T>が値を飛ばした。

 半面、ファーストリテイリング<9983.T>が軟調。トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>のほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>も冴えない。ソフトバンクグループ<9984.T>は小安い。テルモ<4543.T>やソニーグループ<6758.T>、ダイキン工業<6367.T>、三菱商事<8058.T>が値下がりした。エービーシー・マート<2670.T>が急落した。

出所:MINKABU PRESS

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