午後:債券サマリー 先物は小幅続落、長期金利は一時2.900%と約30年ぶり水準に上昇
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9日の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅に続落した。中東情勢を巡る先行き不透明感が台頭するなか米原油先物相場が上昇し、インフレ懸念から債券相場に下押し圧力(金利に上昇圧力)を掛けた。国内の財政悪化リスクも円債相場の重荷となった。 トランプ米大統領はイランとの停戦に関し、「終わったと思う」と発言した。米軍によるイランへの空爆開始も明らかになり、中東情勢が緊迫化した。米長期金利が上昇(債券価格が下落)した流れを引き継いだ。 日本の財務省が実施した5年債入札は応札倍率が3.43倍となり、前回入札の3.11倍を上回った。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は3銭で、前回の6銭から縮小。入札結果に対しては「無難」との受け止めが広がった。入札結果判明後に先物は水準を切り下げる動きをみせたが、取引終盤に下げ幅を縮小した。 先物9月限は前営業日比3銭安の126円55銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は2.875%で推移。一時2.900%まで上昇し、約30年ぶりの高水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS