9日の株式相場見通し=反発か、中東リスク懸念も米半導体株高受け買い戻し

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市況

 9日の東京株式市場は日経平均株価が反発する公算が大きい。イランがホルムズ海峡で商船を攻撃したことに対し、米国が報復措置に踏み切るなど中東の地政学リスクが再燃している。トランプ米大統領は8日、戦闘終結に向けた覚書に基づくイランとの暫定的な停戦について「終わった」と述べたことが伝わった。これを受け、前日のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物価格は一時1バレル=76ドル台まで水準を切り上げた。6月の米イラン覚書署名以降、70ドルを割り込む場面もあったが、再び原油相場に上昇圧力が高まり始めてきた。

 同日の欧州株市場ではドイツのDAXやフランスのCAC40、英国のFTSE100がそろってマイナスに。続く米国株市場も寄り付きからリスク回避ムードの強い地合いとなった。しかし、ハイテク株への物色意欲は根強く、売り一巡後はNYダウが下げ渋り、ナスダック総合株価指数は小幅プラス圏に浮上。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%超高で着地した。アップル<AAPL>との間で半導体供給を巡る300億ドルの契約を結んだことが明らかとなったブロードコム<AVGO>が大幅高となった。米半導体株高の流れを引き継ぎ、きょうの東京市場も主力の半導体関連株を中心に切り返しに転じる展開が予想される。日経平均は今週に入って3000円近く値下がりしていただけに買い戻しの動きは強まりやすいだろう。一方、中東リスクの高まりは懸念材料であり、上値は重くなる可能性がある。

 8日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比576ドル76セント安の5万2348ドル39セントと続落。ナスダック総合株価指数は同51.96ポイント高の2万5870.65だった。

 日程面では、きょうは6月のマネーストック、週間対外及び対内証券売買契約等の状況、6月の都心オフィス空室率、6月の工作機械受注、7月の日銀地域経済報告・さくらリポートのほか、5年国債入札など。海外では中国で6月の消費者物価指数、生産者物価指数が公表され、米新規失業保険申請件数、6月の米中古住宅販売件数、米30年国債入札なども予定される。

出所:MINKABU PRESS

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