午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利2.870%と約30年ぶりの高さ

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市況

 8日の債券市場で、先物中心限月9月限は3日続落。エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡を巡る懸念が再燃するなか、原油高を通じた物価上昇圧力の高まりが警戒された。

 米中央軍は7日(日本時間8日早朝)、イランがホルムズ海峡を航行中の商船を攻撃したことへの報復措置としてイランに対する攻撃を開始したと発表。米財務省がイラン産の原油や石油化学製品に対する禁輸措置を復活させたと表明したこともあり、原油供給の正常化を巡る不透明感が強まった。この日の時間外取引で米原油先物が上昇するとともに、米長期金利が水準を切り上げたことが円債に影響。また、エネルギーの大半を輸入する日本にとって原油高が続けば国内のインフレを促す可能性があることも意識された。きょうは財務省の国債入札や日銀の国債買いオペといったイベントがなく、買い手掛かり材料に乏しいことから債券先物は売り優勢の展開が継続。高市早苗政権による拡張的な財政政策への懸念がくすぶっていることもあり、午後2時10分すぎには一時126円51銭をつけた。

 先物9月限の終値は、前日比23銭安の126円58銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日に比べて0.025%高い2.870%と約30年ぶりの高さで推移している。

出所:MINKABU PRESS

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