午後:債券サマリー 先物は続落、時間外取引での米金利上昇が影響
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7日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。30年債入札の強めの結果が好感される場面もあったが、時間外取引での米長期金利の上昇が影響する形で下げに転じた。 債券先物は前日に下落した反動などから買い戻しが先行した。ただ、政府が6月30日に公表した経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)の原案で「適切な金融政策運営が行われることも非常に重要である」と明記され、日銀が利上げしにくくなったとの見方からインフレ対応が後手に回る「ビハインド・ザ・カーブ」が警戒されていることで上値を追う動きは広がらず。この日の午前に城内実経済財政相は「日銀の独立性に影響があると市場の一部で解釈された金融政策関連の文言は従来の趣旨と変わらない」と述べたが相場の反応は薄かった。午後に入って明らかとなった30年債入札の結果を手掛かりに一時127円19銭まで上伸したが、時間外取引での米長期金利や米原油先物の上昇を受けて失速。米ニュースサイトのアクシオスが「イランのイスラム革命防衛隊がホルムズ海峡航行中の商船に少なくとも2発のミサイルを発射した」と伝え、中東情勢の先行き不透明感と米インフレ懸念が再燃しているようだった。また、高市早苗政権による拡張的な財政政策が警戒されていることもあり、午後2時10分すぎに126円63銭まで下押す場面があった。なお、30年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が4銭と前回(6月10日)の38銭から縮小し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.55倍と前回の2.94倍を上回った。 先物9月限の終値は、前日比14銭安の126円81銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時、前日に比べて0.020%高い2.850%をつけた。 出所:MINKABU PRESS