前週末3日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―
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■窪田製薬HD <4596> 87円 (+30円、+52.6%) ストップ高 窪田製薬ホールディングス <4596> [東証G]がストップ高。2日取引終了後、スターガルト病の治療を目的とした治療候補薬「エミクススタト塩酸塩」の製造に関するマイルストーン対価を受領したと発表した。米国子会社クボタビジョンがフランス企業との間で結んでいる同候補薬の供給・ライセンス契約に基づくもの。具体的な金額は非開示とした。同契約では複数のマイルストーン支払いが定められており、今回の受領はそのうちの1回目にあたるという。 ■インフォMT <2492> 479円 (+79円、+19.8%) 一時ストップ高 東証プライムの上昇率トップ。インフォマート <2492> [東証P]が続急騰、一時ストップ高となった。2日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、香港に拠点を置く投資ファンドのオアシス・マネジメントの株式保有割合が5.07%と新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」としており、報告義務発生日は6月25日となっている。 ■イノバセル <504A> 543円 (+80円、+17.3%) ストップ高 イノバセル <504A> [東証G]がストップ高。同社グループは切迫性便失禁の根本治療を図る「ICEF15」の国際共同第3相治験(Fidelia試験)を日本と欧州で実施している。2日の取引終了後、米国食品医薬品局(FDA)から同試験を米国で開始できる旨の通知を受け取ったと発表しており、好感した買いが集まった。今年中に米国患者を含めたFidelia試験全症例の組入れ完了を目指す。 ■電通総研 <4812> 2,732円 (+367円、+15.5%) 東証プライムの上昇率2位。電通総研 <4812> [東証P]が続急騰。日本経済新聞電子版が2日夕方に「電通グループ(G)が上場子会社の電通総研の株式を非公開にする方針だ」と報道しており、株価の刺激材料となった。親会社の電通グループ <4324> [東証P]による持ち株比率61.8%は維持し、残りを富士通 <6702> [東証P]や総合商社が取得する方向で検討しているという。報道を受け、電通グループは2日、同社及びグループ会社の電通総研に関する国内事業の経営戦略について、日本経済新聞社の報道に対するコメントを開示。電通グループは同社が発表したものではないとしたうえで、「株式の非公開化も一つの選択肢として、常にさまざまな可能性を検討」しているとしつつ、現時点で開示すべき情報はないとした。電通総研も同社が発表したものではないと公表した。 ■フィナHD <4419> 1,516円 (+148円、+10.8%) Finatextホールディングス <4419> [東証G]が3日続急騰。3日午前11時ごろ、日本生命グループのニッセイプラス少額短期保険(東京都千代田区)と業務のブラックボックス化を抑止しつつ生成AIを活用して査定業務を自動化する実践モデルを構築し、システム実装に着手したと発表しており、株価の支援材料となった。 ■OSG <6136> 4,101円 (+379円、+10.2%) 東証プライムの上昇率9位。オーエスジー <6136> [東証P]が急反騰。2日の取引終了後に集計中の5月中間期連結業績について、売上高が従来予想の813億円から920億円(前年同期比18.9%増)へ、営業利益が103億5000万円から156億円(同64.5%増)へ、純利益が72億円から125億円(同92.8%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。為替相場が想定よりも円安に進行したことに加えて、超硬工具の主原材料であるタングステン価格上昇はあったものの、価格上昇前に調達した原材料を使用したことによる収益性向上が牽引した。また、米州で製造業全般の需要が堅調だったことや、欧州で航空機、医療及び発電関連向けの需要が堅調に推移したこと、アジアで中国国内を中心に電子部品、半導体製造装置及びデータセンター関連向けの需要が好調だったことなどで日本からの輸出販売が増加したことや、更に国内生産拠点及び材料・コーティング事業を担うグループ会社の稼働率が向上したことなども寄与した。 ■キオクシア <285A> 83,300円 (+7,040円、+9.2%) 東証プライムの上昇率10位。キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が3日ぶり急反発。前日2日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が5%を超す下げとなり、同業のサンディスクは14%安となった。これを受けてキオクシアはウリ気配で始まり、7万円を割り込んで寄り付いたが、その後は一気に切り返して8万円台に乗せた。上場来の安値1440円から上場来高値11万2700円までの上昇幅に対するフィボナッチ比率38.2%押しの水準は7万198円どころ。更に心理的フシ目の7万円を下押したことを受けて、押し目待ちの資金が殺到することになった。韓国総合株価指数(KOSPI)がプラス圏で推移していることも、買い意欲を喚起する要因になったもよう。なお、キオクシアは3日、第10世代となる次世代NAND型フラッシュメモリーのサンプル出荷の開始を発表している。 ■住友化 <4005> 554円 (+32.2円、+6.2%) 住友化学 <4005> [東証P]が急反発。同社は2日、韓国の子会社がサムスン電機との間で、先端半導体パッケージ向けガラスコア基板事業を行う合弁会社の設立に関する契約を締結したと発表。株価の支援材料となったようだ。合弁会社は今年中に設立する予定。株主構成はサムスン電機66%、住友化子会社の東友ファインケムが34%で、2027年度下期を目標として供給体制を整備する。その後、段階的に供給能力を増強し、ガラスコア基板事業の拡大を目指す。 ■住友鉱 <5713> 7,930円 (+409円、+5.4%) 住友金属鉱山 <5713> [東証P]が続急伸。足もとの金価格上昇を受け、金鉱山を持つ同社株に見直し買いが流入した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物8月物は2日、前日1日比43.3ドル高の1トロイオンス=4125.7ドルと上昇。米6月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測が後退。金利のつかない資産である金にとって相対的な投資妙味が増すことが好感され、金価格は上昇した。 ■メルカリ <4385> 4,392円 (+203円、+4.9%) メルカリ <4385> [東証P]が大幅続伸。約1ヵ月半ぶりに年初来高値を更新した。SMBC日興証券が2日付で投資評価「2(中立)」を据え置いた上で、目標株価を3800円から4400円へ引き上げた。これが材料視された。証券会社によると、トレーディングカード相場の影響を注視しつつ、中計最終年度(27年6月期)のGMVに注目と指摘。26年6月期のGMVは好調だが、足もとのトレカ相場のピークアウト影響にやや注意したいとした。 ■北海電 <9509> 970円 (+39.7円、+4.3%) 北海道電力 <9509> [東証P]が大幅続伸。九州電力 <9508> [東証P]も買われ、電力株が物色人気化した。北海電はラピダスの半導体工場を、九州電は台湾積体電路製造(TSMC) の半導体工場を営業エリアに持ち、産業集積に伴う電力需要の拡大が期待されている。足もとでは半導体関連株から内需株に対して資金をシフトさせる流れが観測されているが、中東情勢の緊迫化を背景とした原油高の懸念が後退した電力株は各銘柄ともPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回っている。割安感が意識されるなかで株価反騰余地を見込んだ投資家の資金が流入したようだ。 ■ソラコム <147A> 1,171円 (+45円、+4.0%) ソラコム <147A> [東証G]が大幅高で5日続伸。同社は3日、 IoTデバイスの標準通話機能(VoLTE)を活用した音声接続サービス「SORACOM Air RTC Gateway」の提供を開始すると発表。これが新たな買い手掛かりとなったようだ。このサービスは、建設・農業・産業用の機械の遠隔サポート、エレベーターや警備システムの異常通報・緊急通話、医療・介護機器からの呼び出しや音声アシスト、コネクテッドカーからのサポートセンター接続といった現場のIoTデバイスにおける音声利用を想定。加えて、音声AIエージェントを活用した自動応答や、eSIMを活用した社用端末の内線化・社内システムへの安全なアクセスなど、多様な用途での活用を見込んでいる。 ■インターメス <262A> 2,119円 (+80円、+3.9%) インターメスティック <262A> [東証P]が大幅続伸。3日、運営するメガネブランド「Zoff(ゾフ)」が、テレビアニメ「ブルーロック」と初めてコラボレーションし、アイウェアコレクション「Zoff ブルーロック」を7日から展開すると発表したことが好感された。「ブルーロック」は、日本をワールドカップ優勝へ導く世界一のストライカーを育成する「青い監獄(ブルーロック)」を舞台に、高校生フォワードたちが頂点を目指して競い合う姿を描いた作品。22年にテレビアニメ第1期が放送され、24年には劇場版公開及びテレビアニメ第2期が放送されるなど幅広いメディア展開を続けており、原作漫画は全世界累計6000万部を突破している。コラボ商品による売上高への貢献を期待した買いが入ったようだ。 ■アンドST <2685> 3,530円 (+130円、+3.8%) アンドエスティHD <2685> [東証P]が大幅続伸。2日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高で、既存店売上高は前年同月比6.2%減と6ヵ月ぶりに前年実績を下回ったものの、6月の弱さは織り込み済みとの見方が強いようだ。前年に比べて休日が1日少なかった影響がマイナス1.7ポイントあったと試算されることに加えて、全国的に梅雨寒が続き、夏物商品の需要が伸び悩んだことから減収となった。なお、全店売上高は同4.3%減だった。 ■旭化成 <3407> 1,849円 (+65.5円、+3.7%) 旭化成 <3407> [東証P]が大幅続伸。3日、台湾で建設を進めていた感光性ドライフィルムレジスト(DFR)「サンフォート」のスリット加工新工場が竣工したと発表しており、好材料視された。近年、AIの高度化やデータ処理量の増大を背景に先端半導体パッケージ分野の需要が拡大しており、回路の微細化に対応した高精度かつ高品質な材料への要求が一層高まっている。これに伴い半導体パッケージ基板の製造工程で使用される感光性ドライフィルムレジストも品質及び供給安定性の両面でニーズが高まっていることから、新工場を稼働させるとしており、月内に商業運転を開始する予定。新工場稼働によりスリット加工生産能力は現行比で約1.4倍に拡大する。また、今後の需要の伸び次第で現行生産能力の約2倍に拡張可能としている。 ※3日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース