【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─AI・半導体オンリー脱し、新たな分野にも分散投資!

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コラム

「AI・半導体オンリー脱し、新たな分野にも分散投資!」

●スター株失速、出鼻をくじかれた後半相場

 2026年後半相場が始まった。初日から勢いよくスタートしてほしかったが、いまのところ残念な日々だ。原因はハッキリしている。前半相場を牽引したAI(人工知能)・半導体関連株が急失速してしまったからだ。半年も上がり続ければ一服があってもおかしくないが、キオクシアホールディングス <285A> [東証P]を筆頭に関連銘柄のほとんどがスター株となっていただけに、それらの反落は投資家にショックをもたらしているのが実情だ。

 こうした状況を考えると、後半相場に対応するには、AI・半導体関連オンリーの投資は控えて、他分野・他テーマ株への分散投資にも前向きに取り組んだ方がよさそうだ。こう考えて本コラムではすでに食料品の消費税引き下げ関連、猛暑関連を積極的に取り上げてきた。

●注目すべき文具、事務機器関連とは?

 今回は新たに 文具、事務機器関連株を紹介したい。改めて説明するまでもなく、コロナ禍で都心を離れた人たちの多くは、いまでは職場に戻っている。その職場での必需品である文具は、需要が短期で急増することはないものの、消耗品として安定的に購入される。一方、事務機器は購入頻度は文具ほどではないが、買い替え時に多額の売り上げが立つ。

 そのため、まずは収益寄与の大きい オフィス家具販売となると、イトーキ <7972> [東証P]がある。製販一貫体制で取り組んでいて、机や椅子、キャビネットなどオフィスに不可欠な家具類に強いことで知られ、加えてデザイン力の高さも評価されている。働き方改革によるオフィスのリニューアル需要拡大の流れにも乗り、製品需要は絶好調。株価もそれを好感し、緩やかに上昇している。このままどんどん上がるタイプではないものの、堅実高は見込める。

 文具、事務機器関連の両方を扱うコクヨ <7984> [東証P]にももちろん注目だ。コクヨの主力製品は事務所用の机や椅子などオフィス家具になるが、われわれに馴染み深いのは文具。私もノートは同社の「Campus」を愛用しており手離せない。業績に問題はないのだが、株価は5月以降、横ばいで推移している。この点、騰勢にやや欠けるものの、今後は真価が見直されると見てよく、少し時間をかけて取り組みたい。

 工場用各種備品や間接資材など、企業向けMRO(間接材・副資材の調達、管理)に強いのが、アルファパーチェス <7115> [東証S]。創業は2010年、上場が2022年であり、比較的に若い企業だ。株価は2025年8月に3845円の上場来高値をつけた後に失速し、今年6月半ばに1380円まで下落したが、その後は1600円まで戻っている。業績が好調だからだ。市場が企業価値に気づき始めたためと見てよく、ここからはさらなる上昇が期待できそうだ。

 筆記具はなにをお使いだろうか。私は近所の書店の文具コーナーやネット通販で気分任せにあれこれ購入している。最近は蛍光ペンをいろいろ試しているが、そのなかでも気に入っているのが、パイロットコーポレーション <7846> [東証P]の「KIRE-NA(キレーナ)」。海外での売上比率が高い企業なので(約76%)、海外での人気も高いと見てよく、株価も期待が持てる。

 筆記具のうちボールペンで私が使っているのはゼブラ製品。しかし、同社は上場していないので、「uni(ユニ)」ブランドで知られる三菱鉛筆 <7976> [東証P]に注目したい。いまは円安にも助けられ、海外需要も堅調だ。株価はすでに新値水準にあるものの、急騰しているわけではないため、まだ投資許容ゾーンに位置している。

2026年7月3日 記

株探ニュース

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