前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

投稿:

材料

■Defコン <4833>  57円 (+20円、+54.1%)

 Def consulting <4833> [東証G]が続急騰。6月30日の取引終了後に未定としていた27年3月期の単独業績予想を発表。売上高12億9000万円~16億2900万円(前期比51.1%~90.7%増)、営業損益2億円の赤字~1億5000万円の黒字(前期4億1900万円の赤字)、最終利益1億7000万円~25億1000万円(同21億5400万円の赤字)を見込むとし、最終損益の大幅黒字転換見通しを好感した買いが入ったようだ。同社では、コンサルティング事業において、ITエンジニアの追加採用や育成体制の強化など機動的な先行投資を弾力的に実行する方針であったことや、本格稼働したデジタル資産トレジャリー事業でイーサリアム(ETH)を中心とした暗号資産の市場価格の変動やステーキングなどの運用利回りが業績に与える影響を合理的に算定することが困難であるとして業績予想を未定としていた。ただ、コンサルティング事業におけるストック型収益の着実な積み上がりと、デジタル資産トレジャリー事業におけるインカムゲインの獲得見通しについて一定の精度をもって予測することが可能となったことから予想を開示したとしている。

■CRGHD <7041>  347円 (+80円、+30.0%) ストップ高

 CRGホールディングス <7041> [東証G]がストップ高。1日午後3時ごろ、株主優待制度を導入すると発表しており、好感した買いが入った。9月末を基準日として保有株式数と保有期間に応じてデジタルギフト(100~1万2000円相当)を贈呈する。同社は24年9月期を最後とし、株主優待制度を廃止にしていた。なお、同時に未定としていた26年9月期の期末一括配当予想を9円(前期9円)としたと開示した。

■TONE <5967>  496円 (+80円、+19.2%) ストップ高

 TONE <5967> [東証S]がストップ高。6月29日に年初来安値を形成したばかりだが、動きを一変させ大底圏から急浮上をみせた。レンチやボルトなど作業用工具(締結器)の大手メーカーだが、足もとの業績は高付加価値製品群の拡販努力やコスト削減努力が奏功し、会社側の想定を上回る利益率の改善がみられる。前日30日取引終了後に26年5月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の11億5000万円から13億6300万円(前期比36%増)に大幅上方修正した。更に株主還元も強化し、今期の年間配当を従来計画の9円から13円に大幅増額、これらを評価する形で投資資金が集中した。

■エスポア <3260>  700円 (+100円、+16.7%) ストップ高

 エスポア <3260> [名証N]がストップ高。6月30日の取引終了後、5月1日付で取得した北海道七飯町の系統用蓄電池用地及び発電設備などへの送電系統に関する権利を売却すると発表した。売却価格は26年2月期連結売上高の10%(5500万円)以上に上るとしており、材料視されたようだ。また、同時に新たに販売用不動産として、栃木県佐野市で系統用蓄電池用地の発電設備などへの送電系統に関する権利を1件取得したと開示しており、これも株価の支援材料となった。取得価額は5500万円以上だという。なお、あわせて第三者委員会の調査が一時中断されていることを発表。同社は26年2月期決算に関する金融商品取引法に基づく会計監査において、監査法人から「監査意見不表明」の通知を受領しており、事実関係の調査や再発防止策の提言を受けるために第三者委員会を設置していた。諸般の事情で調査が中断しているため、当初開示していた7月中旬をメドとする調査報告書の受領が困難な状況にあるという。

■フイルコン <5942>  715円 (+100円、+16.3%) ストップ高

 日本フイルコン <5942> [東証S]がストップ高。同社は1日午後2時、26年11月期第2四半期累計(25年12月-26年5月)の連結決算を発表。あわせて通期の業績予想を上方修正し、今期の最終利益予想を従来の4億5000億円から8億円(前期は7億2600万円の最終赤字)に引き上げた。業況を好感した買い注文が集まった。今期の売上高予想は従来の見通しから9億円増額して285億円(前期比2.4%増)に見直した。電子部材・フォトマスク事業での需要が堅調に推移する。修繕費など営業経費の抑制による効果や、子会社での制度変更に伴う退職給付費用の減少による影響も織り込んだ。5月中間期の売上高は143億5900万円(前年同期比7.0%増)、最終利益は5億2700万円(同88.1%増)となった。

■芝浦 <6590>  5,320円 (+700円、+15.2%) ストップ高

 東証プライムの上昇率2位。芝浦メカトロニクス <6590> [東証P]がストップ高。韓国政府が打ち出したAIインフラ投資計画ではサムスン電子とSKハイニックス  が4つの半導体巨大工場を建設するなど、旺盛な製造装置需要が見込まれており、 半導体製造装置関連の中では相対的に出遅れている同社株に水準訂正狙いの大口買いが流入した。株式需給面では直近、貸株市場経由の空売りが急増していたが、月替わり(四半期末通過)で一気に買い戻しを誘発した。同社は洗浄装置や成膜装置など前工程における複数の分野で高い商品競争力を誇るほか、後工程でもボンディング装置などで高実績を有している。ボンディング装置は大増産モードにあるHBM(高帯域幅メモリー)などの先端パッケージ需要を取り込み、今後収益飛躍の足掛かりとなる可能性も意識されている。株価を大化けさせたキオクシアホールディングス <285A> [東証P]とは旧東芝グループという共通項がある点も注目で、東芝からの資本開放に伴い、持ち前の技術力が前面に押し出される形で株価も再評価局面に入ったようだ。

■Amazia <4424>  235円 (+30円、+14.6%) 一時ストップ高

 Amazia <4424> [東証G]が続急騰、一時ストップ高となった。6月30日の取引終了後に26年9月期の連結業績予想について、最終損益を1億2400万円の赤字から9900万円の赤字(前期3億7200万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。第3四半期において、ストックオプション権利保有者の退職による権利失効に伴い、新株予約権戻入益2400万円を特別利益として計上したことが要因としている。また同時に、経済産業省「コンテンツ産業成長投資支援事業(IP360)」に補助対象事業者として採択されたと発表しており、これも好材料視された。オリジナルマンガの海外展開(翻訳などのローカライズ)に関して費用の半額(最大4000万円)の補助を受けることができるとしており、対象期間は27年2月末までとなっている。

■京写 <6837>  419円 (+48円、+12.9%)

 京写 <6837> [東証S]が4日ぶり急反騰。プリント基板の専業メーカーで、基板上に各種部品を取り付けて電子回路として動作する状態にする実装サービスなども提供する。片面のみに回路パターンを印刷する「片面基板」で世界トップクラスの供給力を誇り、このほか回路パターンを裏表に印刷する「両面基板」や複雑な回路構造で高密度化させた「多層基板」を生産する。プリント基板の土台は主に樹脂製だが、同社ではアルミや銅で作られた放熱に優れた製品も手掛けており、排熱が求められるAIサーバー向けでの需要取り込みが期待できる。業績面では26年3月期は国内事業が堅調に推移し、AIサーバー向けの実装サービスが伸びたものの、海外事業が減少したことが響いて3割以上の営業減益に。一方、27年3月期は一転して前期比33%増の11億円を見込み、増配も計画した。今期好調見通しを受け、株価は5月半ばごろから徐々に人気化。200円台後半から足もと400円台へ躍進を遂げた。しかし、株価指標面ではPBR1倍割れと依然として割安感が際立った。

■タレントX <330A>  473円 (+54円、+12.9%) 一時ストップ高

 TalentX <330A> [東証G]が4日続急騰、一時ストップ高となった。1日午後1時ごろに、AIネイティブ採用プラットフォーム「MyTalent Platform」内の採用CRM「MyTalent CRM」が、積水化学工業 <4204> [東証P]に採用されたと発表しており、好材料視された。積水化では24年にリファラル採用サービス「MyRefer(MyTalent Refer)」を導入しているが、更に過去の内定辞退者や退職者(アルムナイ)などの「一度は積水化のカルチャーに共感した人々」との縁を資産化するために今回の採用に至ったという。タレントXでは両サービスを通じて、潜在候補者との中長期的な関係を資産化する、持続可能な採用基盤の構築を支援するとしている。

■インテG <192A>  1,366円 (+142円、+11.6%)

 インテグループ <192A> [東証G]が続急騰。6月30日の取引終了後に発表した27年5月期の単独業績予想で、売上高20億9300万円(前期比34.4%増)、営業利益3億600万円(同2.6倍)、純利益2億1800万円(同2.5倍)と大幅な増収増益を見込み、年間配当予想を前期比30円増の50円としたことが好感された。市場環境の変化により、成約期間の長期化と成約難易度が上昇するなか、同社では部門制の導入や買い手情報を収集する専門チームの創設などの業績改善策を実施。今期はその成果が徐々に表れる見通しで、1組当たり売上高で前期比6%増を見込むほか、1人当たり成約組数同12%増、平均コンサル数同13%増を計画しており、これらにより増益転換を見込む。なお、26年5月期決算は、売上高15億5800万円(前の期比17.7%減)、営業利益1億1900万円(同75.9%減)、純利益8500万円(同72.4%減)だった。

■スズデン <7480>  2,474円 (+189円、+8.3%)

 スズデン <7480> [東証S]が3日続急伸。1日午前9時ごろ、6月度の売上高推移速報(個別)を発表した。同月の売上高が前年同月比63.3%増の55億6500万円と6ヵ月連続で前年同月を上回っていることに加え、増収率も5月の同42.5%増から更に拡大しており、好感した買いが集まった。

■石井表記 <6336>  1,951円 (+148円、+8.2%)

 石井表記 <6336> [東証S]が続急伸。6月中旬に2288円の高値を上ヒゲで形成した後は高値圏で貸株市場経由の空売りが浴びせられ調整を余儀なくされていた。しかし、ここにきて25日移動平均線との上方カイ離を縮小し、同移動平均線に接触することなくリバウンド局面に移行している。AIデータセンターの建設が加速するなか、GPUなどAI半導体搭載のサーバー向けに高多層・高性能のプリント基板材料である銅張積層板(CCL)の需要が急拡大。この特需を獲得しているのがCCL成形用真空大型プレス機を製造する北川精機 <6327> [東証S]で既に株価は大化けを果たした。同社株は足もとで利益確定売りが観測されたが、年初から1日の高値まで半年間でほぼテンバガー化している。一方、同じくプリント基板製造装置メーカーである石井表記は、北川精機とは異なり熱成形プレスの後にくる工程を主戦場としており、研磨とコーティング技術で抜群の優位性を発揮する。収益モデルを考えると、生成AI拡大の恩恵を享受した北川精機が手掛けるプレス機の爆発的な需要は、時系列的に石井表記の研磨・コーティング装置にバトンを渡す形となる。市場では「石井表記もまた業績面で成長トレンド加速のシナリオが描かれる可能性が出てくる」(中堅証券ストラテジスト)という声も聞かれた。

■ブシロード <7803>  294円 (+17円、+6.1%)

 ブシロード <7803> [東証G]が3日続急伸。6月30日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を800万株(自己株式を除く発行済み株数の5.89%)、または20億円としており、取得期間は7月1日から12月31日まで。株価水準や手元資金、経営環境などを総合的に勘案し、積極的な自社株の取得が株主価値の向上に寄与すると判断したという。

■マネックスG <8698>  660円 (+36円、+5.8%)

 マネックスグループ <8698> [東証P]が4日続急伸。香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントがマネックスGの株式について、新たに5%を超えて保有していることが6月30日の取引終了後、明らかとなり、思惑視した買いを誘ったようだ。同日、関東財務局に提出された大量保有報告書で判明した。オアシスの保有割合は5.15%。報告義務発生日は23日。保有目的は「純投資」としている。

■ガンホー <3765>  2,293円 (+103円、+4.7%)

 ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> [東証P]が大幅反発。6月30日の取引終了後、ニンテンドースイッチ向けアクションゲーム「ニンジャラ」の世界累計ダウンロード数が6月26日に1200万を突破したと発表しており、株価の支援材料となった。ダウンロード版は2020年6月25日から提供。基本プレイは無料となっている。

■ディスコ <6146>  84,520円 (+3,260円、+4.0%)

 ディスコ <6146> [東証P]が大幅続伸。一時9%高で8万8000円台半ばまで一気に水準を切り上げたほか、KOKUSAI ELECTRIC <6525> [東証P]は12%を超える上昇で未踏の1万2000円台に歩を進め、連日の上場来高値更新と気を吐いた。韓国では政府が「大韓民国大飛躍3大メガプロジェクト」と称した総額115兆円規模のAI・半導体分野への巨額投資を今週明けに発表、サムスン電子、SKハイニックス  を中核に国家的プロジェクトとして打ち出している。これを受けて世界的に圧倒的シェアを誇る日本の半導体製造装置メーカーに投資資金が攻勢をかけた。ディスコはAI半導体であるHBM(高帯域幅メモリー)の後工程で、研削工程や切断工程で必須となる製造装置で世界の独占的サプライヤーとなっている。一方、前工程でも成膜装置に特化したコクサイエレはサムスン電子との取引で非常に太いパイプを有していることで、商機が一気に高まるとの見方が浮上し物色人気が加速した。このほか、HBM増産で重要ポイントとなるモールデング(封止)工程で需要囲い込みが期待されるTOWA <6315> [東証P]や、大規模半導体工場の稼働で大量消費される超純水を製造し、サムスン電子との強固な連携を持つ野村マイクロ・サイエンス <6254> [東証P]などの株価も強く刺激された。

■岡谷鋼機 <7485>  4,850円 (+180円、+3.9%)

 岡谷鋼機 <7485> [名証P]が大幅続伸。同社は6月30日取引終了後、27年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比20.1%増の119億2100万円となり、通期計画の350億円に対する進捗率は34.1%となった。売上高は同11.5%増の3084億7000万円で着地。エレクトロニクス部門で車載部品の売り上げが増えたほか、非鉄金属部門では自動車関連及び環境配慮型材料も伸びた。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いた。

■TOPPAN <7911>  5,254円 (+149円、+2.9%)

 TOPPANホールディングス <7911> [東証P]が続伸。傘下のTOPPANは1日、東京大学先端科学技術研究センターと寄付研究部門「量子ドットイノベーションラボ(TOPPAN)」を開設したと発表。これが株価を刺激したようだ。これは量子ドット技術の産業応用とイノベーション創出を目的としたもの。東大が蓄積してきたエピタキシャル量子ドット及びコロイダル量子ドットに関する学術的知見、量子光計測技術などと、TOPPANのコロイダル量子ドットを中心としたナノ粒子合成技術や応用開発力を生かし、量子ドットをはじめとするナノマテリアルやナノストラクチャの実現技術・応用に関する基盤研究を推進するとしている。

■セーフィー <4375>  652円 (+14円、+2.2%)

 セーフィー <4375> [東証G]が反発。同社は1日正午ごろ、クマ対策ソリューションを今夏から提供すると発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。これはセーフィーのクラウドカメラ映像と人工知能(AI)によるクマの自動検知「AI-App(アイアップ)クマ検知」に加え、グループのセーフィーセキュリティが手掛ける遠隔見守りによる目視確認を組み合わせたもの。全国の地方自治体や野生動物の侵入リスクを抱える事業者を対象に、レンタルでの提供を予定しているという。

■エクサWiz <4259>  811円 (+11円、+1.4%)

 エクサウィザーズ <4259> [東証G]が3日続伸。同社は6月30日、グループ会社のExaMDが会話音声認知症AI診断支援アプリの承認申請に向け臨床開発を開始したと発表。これが材料視されたようだ。これは診断支援を目的としたプログラム医療機器として治験中の製品をもとに開発しており、在宅利用が可能となれば国内初の事例。同社は今後、在宅利用を含め同製品の早期承認申請を目指すとしている。

■ハイレックス <7279>  2,025円 (+25円、+1.3%)

 ハイレックスコーポレーション <7279> [東証S]が3日ぶり反発。1日、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、26年10月期に投資有価証券売却益56億1600万円を特別利益として計上する発表したことが好材料視された。なお、通期業績予想への影響は精査中としている。

※1日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。