前週末26日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
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■セレス <3696> 2,039円 (+340円、+20.0%) 東証プライムの上昇率トップ。セレス <3696> [東証P]が急反騰。25日の取引終了後に、26年12月期の連結業績予想について、最終利益を16億円から59億円(前期比2.4倍)に上方修正し、期末一括配当予想を60円から90円(前期80円)へ増額修正したことを好感した買いが流入した。持ち分法適用関連会社であるビットバンクに関する基本合意書をSBIホールディングス <8473> [東証P]などと締結し、保有するビットバンク株式全てを売却するのに伴い、関係会社株式売却益約55億円を特別利益として計上することなどが要因。なお、売上高357億円(前期比20.4%増)、営業利益28億円(同20.0%増)は従来見通しを据え置いている。 ■伊勢化 <4107> 4,385円 (+700円、+19.0%) ストップ高 伊勢化学工業 <4107> [東証S]がストップ高。同社は26日寄り前、米セレクト・ウォーター・ソリューションズとの間で、米国における油田かん水からヨウ素を抽出・商業化する事業に関する契約を締結したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。今後のヨウ素需要の拡大に備えるのが狙い。契約期間は初期として10年間で、最大20年間まで延長が可能。目標生産量は2030年の時点で年間約3000MT。テキサス州にて第1サテライトプラントの建設を始め、順次米国各地で生産拠点拡大を進める。設備投資は伊勢化が負担する。 ■アクリート <4395> 787円 (+100円、+14.6%) ストップ高 アクリート <4395> [東証G]がストップ高。スマートフォンのショートメッセージサービス(SMS)配信代行サービスの最大手だが、近年は認証用途で同社の商機が高まっている。また、新たなAIインフラビジネスも収益貢献が著しい。生成AIブームが加速するなか、GPUサーバーの調達販売が急拡大しているほか、データセンター基盤構築などでビジネスチャンスを広げている。そうしたなか、25日取引終了後、コンテナ型データセンター事業をITインフラ企業のゲットワークス(東京都千代田区)と共同で開始することを発表した。今後5年間で50億~100億円の売上規模を目指すとしている。これが強力な株価刺激材料となり、投資資金の攻勢を誘った。 ■宮越HD <6620> 860円 (+103円、+13.6%) 一時ストップ高 東証プライムの上昇率2位。宮越ホールディングス <6620> [東証P]が3日続急騰、一時ストップ高となりました。26日午前10時ごろ、27年3月期連結業績予想について売上高を20億円から35億円(前期比9.0倍)へ、営業損益を7億円の赤字から1億5000万円の黒字(前期3億3300万円の赤字)へ上方修正すると発表した。従来予想から一転黒字となる見通しとなり、これがポジティブサプライズとなる形で買いを呼び込んだようだ。今後の成長の中核を担う半導体・ロボティクス新規事業を巡り、受注が当初計画を上回る見込みのため。メモリー半導体の調達先として中国メーカーとの交渉が具体化し、安定的な供給体制の構築に向けた見通しが立ちつつあるとともに、販売先である日本企業との大口商談も順調に進展しているという。 ■岡本硝子 <7746> 850円 (+86円、+11.3%) 岡本硝子 <7746> [東証S]が続急騰。26日午前10時30分ごろ、ガラス偏光子生産設備能力について、29年3月期の目標を中期経営計画に掲げた26年3月期の3倍から10倍に、30年3月期の目標を26年3月期の3倍から13倍に引き上げると発表しており、材料視した買いが集まった。同時に中計で29年3月期に予定していた1億円の設備投資を28年3月期に前倒しすると開示した。AIデータセンター向け光通信モジュールである光アイソレータ用途のガラス偏光子の需要が急拡大するなか、顧客へのヒアリングなどにより現在の傾向が当分継続すると推定したという。 ■ニチリョク <7578> 75円 (+6円、+8.7%) ニチリョク <7578> [東証S]が続急伸。25日の取引終了後、監査法人から金融商品取引法に関する適正意見が表明された監査報告書を受領したと発表した。同社は1日に会社法に関する計算書類について監査意見不表明の監査報告書を受領したと開示していたが、今回の監査報告書の受領により26年3月期に関する計算書類は適正に確定したとしており、株価の支援材料となった。今後は企業価値向上・ガバナンス改革委員会を設置し、再発防止策の策定を進める。 ■阪和興 <8078> 1,775円 (+101円、+6.0%) 東証プライムの上昇率8位。阪和興業 <8078> [東証P]が続急伸。大和証券は25日、同社株の投資判断を5段階で真ん中の「3(中立)」から2番目の「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は1060円から2000円に見直した。企業価値拡大に向けた取り組みを評価している。同証券では、中長期では海外鉄鋼取り扱い数量増やバイオマス燃料が成長に寄与すると予想。28年度を最終年度とする新中期経営計画で、株主還元はDOE(株主資本配当率)を3.5%下限に引き上げ、総還元性向40%程度を目標と明示するなど、資本政策の予見可能性が向上したことも評価している。 ■ミダックHD <6564> 1,976円 (+65円、+3.4%) ミダックホールディングス <6564> [東証P]が4日ぶり大幅反発。26日、連結子会社の大平興産が保有する既存管理型最終処分場「大塚山クリーンセンター」について、埋立容量の増量に向けた調整を実施すると発表した。ミダックが保有する既存管理型最終処分場の「奥山の杜クリーンセンター」よりも許可容量の大きい施設となる見込みで、今後予想される関東圏からの旺盛な埋立需要に対応することで、中長期な収益基盤の強化につながるとの期待から買われたようだ。 ■PowerX <485A> 1,977円 (+55円、+2.9%) パワーエックス <485A> [東証G]が反発。25日の取引終了後に、26年12月期の連結業績予想について、売上高を380億円から400億円(前期比2.1倍)へ上方修正したことが好感された。蓄電システム事業における足もとの受注状況や、生産の進捗などを受けて売上高見通しを再精査したという。なおサーバー機器、蓄電システム、電源・冷却設備その他の検証設備を含む追加投資を行うため、営業利益20億~25億円(前期6億7700万円の赤字)、最終利益10億~15億円(同16億4600万円の赤字)は従来見通しを据え置いている。 ■gumi <3903> 230円 (+6円、+2.7%) gumi <3903> [東証P]が続伸。25日の取引終了後に、KLab <3656> [東証P]と共同開発中のアニメ「僕のヒーローアカデミア」シリーズの新作アプリゲーム「僕のヒーローアカデミア UNITED SURVIVAL」(略称「ヒロサバ」)の事前登録受付を開始したと発表しており、好材料視された ■信和 <3447> 930円 (+24円、+2.7%) 信和 <3447> [東証S]が続伸。26日午後1時ごろに31年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表し、最終年度に売上高350億円(26年3月期201億3800万円)、営業利益35億円以上(同24億8800万円)を目指すとしたことを好材料視した買いが入った。建設業界における深刻な人手不足や社会資本の維持修繕ニーズの拡大などを次なる飛躍の好機と捉え、従来の製造・販売を基盤としながら、施工・レンタル機能を備えた「建設・物流現場のトータルソリューション」への進化を加速させるとしている。 ■MIXI <2121> 2,619円 (+67円、+2.6%) MIXI <2121> [東証P]が4日ぶり反発。25日の取引終了後に持ち分法適用関連会社ビットバンクの保有株式の全てをSBIホールディングス <8473> [東証P]子会社のSBICAHに売却すると発表。これに伴い、27年3月期に関係会社株式売却益122億3100万円を特別利益として計上するとしたことが好材料視された。なお、27年3月期業績予想への具体的な影響額は精査中としている。 ■芝浦機 <6104> 4,545円 (+115円、+2.6%) 芝浦機械 <6104> [東証P]が続伸。25日の取引終了後、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントが芝浦機株を買い増していたことが明らかとなり、思惑視されたようだ。同日に提出された変更報告書によると、オアシスの保有割合は5.23%から6.76%に上昇した。報告義務発生日は18日。同報告書において「株主価値を守るため、重要提案を行うことがある」と記載している。 ■トヨタ <7203> 2,768円 (+67.5円、+2.5%) トヨタ自動車 <7203> [東証P]が続伸。主力のAI・半導体 関連株が下落するなか、出遅れ感が強い同社株に見直し買いが流入した。岡三証券は25日、同社株のレーティングを3段階で真ん中の「中立」から最上位の「強気」に引き上げた。目標株価は3300円で据え置いた。全体相場が活況を呈するなか、同社株は過去3ヵ月でTOPIXを30%もアンダーパフォームした。しかし、バッテリー式電気自動車(BEV)の損失を除けば、第1四半期(4-6月)決算は好調と予想。今期より来期の方が台数は伸びるとみている。短期的なトリガーは乏しいとみているが、力強い業績が戻ってくることで株価は見直されていくと予想している。 ■ワキタ <8125> 1,716円 (+40円、+2.4%) ワキタ <8125> [東証P]が続伸。25日の取引終了後に、27年2月期から中間配当を実施すると発表しており、好材料視された。今期は期末一括で100円を予定していたが、中間・期末各50円に修正する。なお、年間配当予想100円(前期100円)は据え置いている。 ■INPEX <1605> 3,351円 (+64円、+2.0%) INPEX <1605> [東証P]が3日ぶり反発。25日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の8月限が前日24日比1.58ドル高の1バレル=71.92ドルと反発した。一時68.90ドルと2月27日以来の安値に下落したが、ホルムズ海峡のオマーン側を通行しようとしていたシンガポール船籍のタンカーがイランから攻撃を受けたとの報道を受け、WTI価格は上昇した。原油高を受け石油資源開発 <1662> [東証P]やENEOSホールディングス <5020> [東証P]も値を上げた。 ■FフォースG <7068> 490円 (+9円、+1.9%) フィードフォースグループ <7068> [東証G]が続伸。25日の取引終了後に、27年5月期の連結業績予想を発表しており、売上高57億4100万円(前期比16.9%増)、営業利益23億6200万円(同19.2%増)、純利益15億2900万円(同5.8%増)を見込み、年間配当予想を前期比5円増の20円としたことが好感された。顧客企業に対してデジタルマーケティング支援を行うプロフェッショナルサービス事業、データフィード管理やソーシャルログインシステムなどをSaaS で提供するSaaS事業、主にEC事業者を対象にShopifyによるサイト構築やShopifyアプリなどの開発・提供を行うDX事業の全事業で主要サービスの継続成長を見込む。特にDX事業では、ECPowerの新規連結化や子会社Rewireの伸長により大幅増収を見込んでいる。なお、26年5月期決算は、売上高49億1200万円(前の期比12.3%増)、営業利益19億8100万円(同24.4%増)、純利益14億4500万円(同44.2%増)だった。 ■テモナ <3985> 172円 (+3円、+1.8%) テモナ <3985> [東証S]が6日ぶり反発。25日の取引終了後に、店舗型事業者向けサブスクシステム「サブスクアット」が、EXPAND(徳島県徳島市)及びGENKIDO(群馬県伊勢崎市)の直営店舗計70店舗に採用されたと発表しており、好材料視された。EXPAND及びGENKIDOは整骨院や鍼灸院、リラクゼーション、介護・看護事業などを展開するOMGホールディングス(東京都台東区)傘下で、整骨院や鍼灸院などを展開している。テモナでは「サブスクアット」を提供することで物販及び施術のサブスク化による収益最大化を支援するとともに、オペレーションの自動化によって持続可能な経営基盤の確立を後押しするとしている。 ■ピーエイ <4766> 182円 (+3円、+1.7%) ピーエイ <4766> [東証S]が上伸。26日、運営する地域拠点施設「Craft Village NISHIKOYAMA」(東京都目黒区)において、瞬間冷凍技術を活用した未利用魚・未活用魚の新たな流通モデルの実証実験を開始したと発表したことが材料視された。今回の取り組みは、地方の水産資源の新たな価値創出や販路拡大を目的とした実証事業で、未利用・未活用魚の活用を通じて地域海産物の流通課題解決に挑戦するもの。また、未利用・未活用魚を活用した地域創生店舗「BANYA nisikoyama」をオープンした。なお、同件が26年12月期業績に与える影響は軽微としている。 ■バロック <3548> 730円 (+9円、+1.3%) バロックジャパンリミテッド <3548> [東証P]が5日ぶり反発。25日の取引終了後に東京都目黒区に保有する土地・建物を譲渡するのに伴い、27年2月期業績に固定資産売却益3億6300万円を特別利益として計上すると発表しており、好材料視された。なお、通期業績予想への影響は、修正が必要となる場合には速やかに開示するとしている。 ■ニップン <2001> 2,837円 (+32円、+1.1%) ニップン <2001> [東証P]が4日続伸。製粉業界大手で加工食品も強い。27年3月期は減益予想ながら、PBRが0.8倍台と解散価値を下回っており、水準訂正余地が意識されている。そうしたなか、旧村上ファンド系アクティビストのストラテジックキャピタルが25日付で提出した大量保有報告書によると、ストラテジックキャピタルが保有するニップン株式の保有比率が5.09%と新たに5%を超過したことが判明した。保有目的は「株主価値向上のために発行者との建設的対話及び発行者への重要提案行為等を行うこと、並びに純投資」としており、これが同社株の先高期待につながっている。 ■エーザイ <4523> 3,991円 (+42円、+1.1%) エーザイ <4523> [東証P]が続伸。26日、抗がん剤タレトレクチニブについて、進行性のROS1陽性非小細胞肺がん(NSCLC)治療に関する販売承認申請が英国の医薬品・医療製品規制庁から受理されたと発表しており、株価の支援材料となった。エーザイは今年1月にニューベーション・バイオ とタレトレクチニブについて、欧州や中東、カナダなど幅広い国・地域における独占的ライセンス契約を締結したと開示していた。今後もカナダをはじめとするエーザイのライセンス地域で順次、同剤の承認申請を進めていく。 ■ニレコ <6863> 2,831円 (+31円、+1.1%) ニレコ <6863> [東証S]が3日続伸。25日の取引終了後に、7月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることが目的という。また、株式分割にあわせて配当予想を従来の中間40円・期末65円の年105円から中間14円・期末21円の年35円に修正した。なお、株式分割の実施に伴う調整を行うとともに中間配当金額と期末配当金額の配分を変更するもので、年間配当に実質的な変更はない。 ■TOREX <6616> 2,611円 (+26円、+1.0%) トレックス・セミコンダクター <6616> [東証P]が続伸。5日・25日移動平均線のゴールデンクロス示現で上値指向が強い。電源ICで強みを発揮するファブレスメーカーだが、アナログ半導体のエキスパートでもあり、近年はAIデータセンターのインフラ加速を背景に持ち前の小型化・省電力技術で商機が高まる方向にある。27年3月期はトップラインの2ケタ増収効果に加え、利益率改善で営業利益は前期比20%増の13億円を見込んでいる。需給面では浮動株比率が低く品薄感があり、大口投資資金の手替わりの思惑なども背景に上値指向が強い。 ※26日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース