【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 次の主役、新たな政策テーマ関連を狙う!
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「次の主役、新たな政策テーマ関連を狙う!」 ●政策関連は仕込みのタイミングを見逃すな AI(人工知能)・半導体株を中心に市場をけん引してきた主役銘柄群が、ここにきて急失速している。急ピッチな株価上昇に対する警戒感が強まり、利益確定売りが優勢になっているためだ。この調整が相場全体の流れを変える転換点となるのか、それとも一時的な休息にすぎないのか。現時点で断定することは難しい。 こうした局面では何もせずに様子を見ることも、立派な投資戦略ではある。しかし、資金は市場から消えてしまうのではなく、新たなテーマへ移動するのが株式市場の常だ。その点でいま注目したいのは、食料品の消費税引き下げ関連だ。 超党派の「国民会議」では、来年4月から2年間、食料品の消費税を1%へ引き下げる案を軸に議論が進められている。農林漁業者や財政への影響を懸念する反対意見も強く、最終決定には紆余曲折が予想されるものの、「公約なのだから実現すべきだ」との声も根強い。 株式市場は政策が正式決定してから動くのではない。実現の可能性が高まれば、その段階から先回りして買いが入り始める。仮に食料品の消費税が1%まで引き下げられれば、家計の負担は軽くなり、可処分所得が増える。節約志向が和らげば、食品スーパーやディスカウントストア、ドラッグストア、食品メーカー、飲料メーカーなど、個人消費に直結する企業には追い風となる可能性が高い。市場はその変化を敏感に織り込み始めると見てよい。 もちろん、制度変更が最終的に見送られるリスクは残る。消費税引き下げそのものに対する反対も根強いのだ。そのため、一点集中ではなく、関連銘柄を複数組み合わせながら押し目を拾う姿勢が望ましい。政策関連相場は期待だけで急騰する一方、失望で急落することも珍しくないからだ。 ●食料品の消費税引き下げ関連を先回り買い AI・半導体相場がひと休みするなら、その間に次の主役候補へ目を向ける価値は十分ある。前述したように、相場は常に資金が循環する世界である。いまはAI・半導体だけを見つめるのではなく、食料品の消費税引き下げという新たな政策テーマにも視野を広げ、次の上昇の流れを先回りして捉える姿勢。これが今後の成果につながると考えられるので、早速注目銘柄を紹介しよう。 まずは 冷凍食品首位のニチレイ <2871> [東証P]だ。猛暑に向かうタイミングであることもあり、今後、冷凍食品需要は急拡大すると見てよい。それに食料品の消費税引き下げが加わると……需要は一段と拡大。こう見てよく、株価はすでに高値圏ながら期待が持てる。 パスタ、麺、パンなどの製造に不可欠な 製粉に強いのが日清製粉グループ本社 <2002> [東証P]。国内で圧倒的首位であり、当然ブランド力が高く、我が家で購入する各種粉類もほとんどが日清製粉製だ。中食、総菜用など需要は順調に伸びている。ただ、エネルギー価格や包装材などのコスト上昇により、今期予想の営業利益は伸び悩む。この点は少々気になるものの、食料品の消費税引き下げ効果を見込んだ場合、株高に向かう確率は高いと見てよい。 同じく社名に日清が付く日清オイリオグループ <2602> [東証P]も外せない。家庭用食用油で首位であり、これまたブランド力、信頼度ともに高い。当然我が家でもこの会社のオイルを使用していて、最近ではごま油はもちろん、オリーブオイルやアマニ油は食卓に欠かせない。株価は目先やや高めながら、上昇トレンドの継続が見込める。 NHKの朝の連続ドラマ「あんぱん」であんパンが取り上げられたときに人気化し、株価は着実高したものの、今年4月以降失速してしまった山崎製パン <2212> [東証P]。しかし、高級食パンブームが去り、多くの小規模店が閉店する中、好調を維持しているのはさすが。我が家では相変わらず「あんぱん」、「串だんご」を週に1、2回のペースで購入しており、今後もそれが続くだろう。全国には同様なファンが多数いるに違いなく、株価もファンの期待に応える動きをしてくれると信じている。 最後に、キユーピー <2809> [東証P]を。マヨネーズ、 ドレッシングで首位だけに、同社商品も我が家の冷蔵庫の友である。ジャムに強いアヲハタはこの会社の子会社なので、アヲハタ製品まで含めると、マヨネーズ、ドレッシング、ジャムと多くの必需品を揃える。特に私のお気に入りはわさびを加えて食するマヨネーズ。これは絶品。株価を押し上げてくれるまでは行かないが、爽やかな辛味が一瞬、株式市場の波乱を忘れさせてくれる。 2026年6月26日 記 株探ニュース