今週の【早わかり株式市況】反落、最高値更新もAI・半導体に思惑錯綜し乱高下
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■今週の相場ポイント 1.日経平均は2週ぶり反落、一時6万8000円台も 2.米イラン交渉に期待、買い安心感につながる 3.AI半導体株に利益確定売り、全体相場は急落 4.マイクロン好決算、市場センチメント急改善 5.週末再び急落、オープンAI巡りSBG大幅安 ■週間 市場概況 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比1889円(2.7%)安の6万9360円と、2週ぶりに下落した。 今週は高値波乱に見舞われた。AI・半導体セクターに対する投資家の思惑が錯綜し、同セクターの主力銘柄が荒い値動きに。全体相場もボラタイルな展開となるなか、日経平均は25日に史上最高値を更新。しかし、その後急落した。 週明け22日(月)の日経平均は大幅高。終値で7万2000円台に乗せた。米国とイランの戦闘終結を巡って最終合意に向けた交渉が進むとの期待が高まり、買い安心感につながった。23日(火)は急反落。これまで相場を牽引してきたAI・半導体関連株に利益確定売りが広がった。米株価指数先物でナスダック市場の下げが大きくなったことや、半導体銘柄のウエートが高い韓国株市場が大きく値下がりしたことも投資家心理を悪化させた。前日まで日経平均は8連騰を記録し、この間に8100円あまりも水準を切り上げていたことから、その反動が出た。2500円超安で一気に7万円台を割り込んだ。24日(水)も下落。前日の下げで投資家のセンチメントが冷やされるなか、リスク回避目的の投げが観測された。日経平均は一時6万8000円台に沈んだ。一転して25日(木)は急反発。3100円以上の上昇で再び7万2000円台に復帰した。この日、日本時間朝方に発表された米半導体メモリー大手マイクロン・テクノロジーの好決算を受け、市場センチメントが急改善。ここ調整気味だった半導体関連株が軒並み買い戻され、全体を大きく押し上げた。26日(金)はまたもや急落。日経平均は3000円以上の下げで6万9000円台前半まで押し戻された。前日の米ハイテク株安の流れを引き継いだ。個別では、米オープンAIが上場時期の延期を検討していると伝わり、同企業に出資するソフトバンクグループ <9984> [東証P]が大幅安となった。 ■来週のポイント 来週は、バリュー株などこれまで放置されてきたセクターへの資金還流が起こるかに注目したい。週末に急落したAI・半導体関連株は中長期では上昇基調を継続しそうであるが、足もと急騰からの一服となる可能性もそれなりに高い。 重要イベントとしては、国内では30日朝に発表される5月の完全失業率と有効求人倍率および鉱工業生産、7月1日朝に発表される日銀短観が注目される。海外では30日に発表される中国6月製造業PMIと米国6月コンファレンスボード消費者信頼感指数、1日に発表される米国6月のADP雇用統計とISM製造業景気指数、2日に発表される米国6月雇用統計に注視が必要だろう。 ■日々の動き(6月22日~6月26日) 【↑】 6月22日(月)―― 8連騰、リスク選好が続き7万2000円台乗せ 日経平均 72353.96( +1103.90、+1.55) 売買高20億8253万株 売買代金 9兆8247億円 【↓】 6月23日(火)―― 9日ぶり大幅安、前日までの急騰の反動で7万円割れ 日経平均 69788.38( -2565.58、-3.55) 売買高25億4137万株 売買代金 13兆7350億円 【↓】 6月24日(水)―― 続落、半導体関連株中心にリスク回避の売り優勢 日経平均 69174.97( -613.41、-0.88) 売買高23億8422万株 売買代金 12兆5140億円 【↑】 6月25日(木)―― 急反発、半導体関連が買われ最高値更新 日経平均 72366.34( +3191.37、+4.61) 売買高23億3321万株 売買代金 10兆9137億円 【↓】 6月26日(金)―― 急反落、AI・半導体関連株が軒並み安 日経平均 69360.88( -3005.46、-4.15) 売買高23億9793万株 売買代金 12兆1679億円 ■セクター・トレンド (1)全33業種中、25業種が値下がり (2)下落率トップはスカJSAT <9412> など情報通信。 (3)MS&AD <8725> など保険、日本取引所 <8697> などその他金融、京都FG <5844> など銀行といった金融株も安い (4)カナデビア <7004> など機械、三井ハイテク <6966> など電機、HOYA <7741> など精密機器といった輸出株も値を下げた (5)内需株はまちまち。サッポロHD <2501> など食料品、Jフロント <3086> など小売りは買われたが東洋エンジ <6330> など建設は売られた (6)INPEX <1605> など鉱業、ENEOS <5020> など石油、古河電 <5801> など非鉄といった資源株も大幅安 (7)値上がり率トップはUmios <1333> など水産・農林 ■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数) 1(7) フィジカルAI 2(1) 半導体 ── 米マイクロン決算に世界の耳目集まる 3(6) データセンター 4(3) 半導体製造装置 5(4) 人工知能 ※カッコは前週の順位 株探ニュース