前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―
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■スマバ <9417> 392円 (+80円、+25.6%) ストップ高 スマートバリュー <9417> [東証S]がストップ高。25日午前11時ごろに、連結子会社One Bright KOBEがオリックス <8591> [東証P]と、次世代移動手段として期待される「空飛ぶクルマ」の離着陸場(ポート)整備に向けた検討を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。同事業は、神戸ウォーターフロント再開発の中核を担う存在であり、One Bright KOBEが運営するTOTTEI(新港第2突堤)及び次世代アリーナ「GLION ARENA KOBE」エリアに空飛ぶクルマの離着陸場を整備するもの。今年度中にポート整備に向けた調査・施工を行い、29年度以降に商業運航の受け入れを開始する予定としている。なお、同事業は兵庫県が公募する26年度「空飛ぶクルマ事業化準備事業」における「離着陸場整備事業」に採択されている。 ■ソフトテック <550A> 2,368円 (+400円、+20.3%) ストップ高 ソフトテックス <550A> [東証S]がストップ高。24日の取引終了後に、27年3月期の配当予想を期末一括70円から中間40円・期末35円に修正したことを好感した買いが入った。中間配当を実施するとともに、今年4月9日に東証スタンダード市場及び名証メイン市場へ上場したことを記念して、中間配当で5円の記念配当を実施する。 ■RSC <4664> 1,060円 (+150円、+16.5%) ストップ高 アール・エス・シー <4664> [東証S]がストップ高。24日開催のソフトバンクグループ <9984> [東証P]の定時株主総会で孫正義会長兼社長がフィジカルAIによりロボットの量産を始めたと明らかにしたと伝わっている。警備や清掃業務をはじめビルメンテナンス関連事業を展開するRSCはソフトバンクロボティクスとAI警備ソリューションの共同推進を目的に資本・業務提携を行っている。孫会長兼社長の発言を受け、警備ロボットの普及とRSCの事業への好影響を巡る思惑が台頭。投資マネーの流入が続いた。 ■アドテスト <6857> 35,900円 (+4,700円、+15.1%) 東証プライムの上昇率トップ。アドバンテスト <6857> [東証P]が3日ぶり急反騰。25日は、米マイクロン・テクノロジーの好決算を受けた時間外急騰を受け、大手 半導体製造装置メーカーなどに投資資金が還流した。そのなか、同社株は半導体製造装置関連の中でもいち早く最高値街道に復帰したことで他社と一線を画した。マイクロンの驚異的な好決算の背景には、AIデータセンターのサーバーに搭載されるAI半導体「HBM(高帯域幅メモリー)」の爆発的な需要発現がある。世界で抜群の商品競争力を誇る日本の半導体製造装置メーカー各社は、AIインフラ特需を満喫する環境にあるが、特にアドテストはエヌビディア のGPU向けだけではなく、マイクロンや韓国SSKハイニックス、サムスン電子などが寡占的サプライヤーとなっているHBM用テスターでも世界首位級のシェアを誇っている。HBM関連の本命格としての位置付けで投資マネーを引き寄せたもようだ。 ■堺化学 <4078> 5,110円 (+625円、+13.9%) 一時ストップ高 東証プライムの上昇率2位。堺化学工業 <4078> [東証P]が3日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。ここ半導体関連株及びその周辺株への集中物色が続くなかも、投資資金のターゲットに広がりがみられ、半導体材料を手掛ける化学株が草刈り場となっている。そのなか、同社はAIデータセンター関連需要が急増している積層セラミックコンデンサー(MLCC)の中核となるチタン酸バリウムの製造を手掛け、MLCCメーカーの村田製作所 <6981> [東証P]や太陽誘電 <6976> [東証P]を大口顧客として抱えている。前日24日の米国株市場では引け後の好決算を受けマイクロン・テクノロジー が時間外で16%高と急騰しており、AIデータセンター関連需要の盛り上がりに改めてスポットライトが当たった。市場では「(堺化学は)今月2日に6580円の年初来高値をつけた後調整を強いられたが、信用買い残も膨らんでおらず、実需の売り物も枯れてきていた。テクニカル的にも25日移動平均線がサポートラインとして機能しやすく、投資資金の仕掛けを誘ったようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。 ■ポラリスHD <3010> 191円 (+23円、+13.7%) ポラリス・ホールディングス <3010> [東証S]が続急騰。24日の取引終了後に、27年3月期の配当予想を期末一括5円から期末一括10円(前期5円)に増額修正したことが好感された。31年3月期を最終年度とする中期経営計画で定めた配当政策を変更し、配当性向目標を30%から50%へ引き上げたことが要因としている。 ■キオクシア <285A> 103,850円 (+11,350円、+12.3%) 東証プライムの上昇率3位。キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が続急騰。前日24日の米国株市場の取引終了後、日本時間では25日朝早くに米メモリー大手マイクロン・テクノロジー の26年3-5月期決算が発表された。同社株は取引時間中は上値が重く、結局小幅ながらマイナス圏で着地していたが、引け後の決算を受け時間外取引で動きを一変させ、15%を超える急騰を演じた。マイクロンの3-5月期売上高は前年同期比4.5倍の414億ドルと市場コンセンサスから大幅に上振れたほか、最終利益は同15倍の282億ドルに達し、一株利益が事前の市場予想の平均値を大きく上回った。AIサーバー向けにHBM(高帯域幅メモリー)が急激な伸びを示しており、全体収益を押し上げている。また、6-8月期の売上高に関しても、前年同期比4.4倍の500億ドルを中心に上下10億ドルのレンジを見込んでおり、これもコンセンサスのはるか上を行く水準だ。決算後の株価動向に慎重な見方もあったが、それを完全に払拭してみせた。これを引き継ぎ、東京市場でもNAND型フラッシュメモリー専業大手で、AIデータセンターのSSD向けに爆発的需要を捉えるキオクシアは投資資金が集中する格好となった。 ■宮越HD <6620> 757円 (+81円、+12.0%) 東証プライムの上昇率4位。宮越ホールディングス <6620> [東証P]が続急騰。半導体・ロボティクス新規事業構想について説明する時間を設けることを予定する26日の定時株主総会を控え、改めて期待感が高まったようだ。同社は先週19日、株主総会で事業構想を正式発表すると公表。これを受け、同日の株価は思惑買いを集めてストップ高となった経緯がある。このほか、同社は25日、社内の中国事業責任者が中国大使館の大使や関係部門の責任者と面談したと明らかにした。WICプロジェクトやイノベーション事業(中国からの半導体・ロボット輸入事業)について意見交換を行ったという。大使館側からは事業に対する高い評価と強い関心が示され、今後の事業推進に向けて積極的な支援を行う意向が表明されたとしている。 ■リプロセル <4978> 132円 (+12円、+10.0%) リプロセル <4978> [東証G]が4日ぶり急反騰。24日の取引終了後に、同社が日本における独占的商業化ライセンス契約を保有する再生医療等製品「ステムカイマル」について、脊髄小脳変性症(SCA3型及びSCA6型)における運動失調の進行抑制を効能・効果とする製造販売承認申請を行ったと発表しており、これを好感した買いが入った。「ステムカイマル」の製造は台湾のステミネント・バイオセラピューティクスが行い、日本国内における販売・出荷はリプロセルが行う予定。なお、同件による27年3月期業績への影響は軽微としている。 ■牧野フ <6135> 15,710円 (+1,400円、+9.8%) 牧野フライス製作所 <6135> [東証P]が続急伸。日本経済新聞電子版が24日午後4時41分ごろ、「日系投資ファンドの日本産業推進機構(NSSK)が、工作機械大手の牧野フライス製作所に対して1株あたり1万6000円程度での買収を再提案したことが24日分かった」と報じており、報道されたTOB価格にサヤ寄せする格好になった。今回の件を巡り、牧野フが25日寄り前、報道にあるように、NSSKから新たな法的拘束力がない提案を受けていることは事実と発表。特別委員会における協議を含め検討を始めている一方、現状は意思決定できる段階にないとした。 ■SBG <9984> 7,118円 (+521円、+7.9%) ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が続急伸。野村証券は24日、同社株の目標株価を9590円から1万220円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「バイ」を継続した。AIエコシステムの構築が進展していることなどを評価している。AIエージェント時代を迎えエージェントのワークロードをコントロールするCPUの役割が拡大し、電力効率に優れるアーム・ホールディングス の事業価値が高まっている、と指摘。同証券では自社アクセラレーター事業やデータセンター事業にも一定の株式価値を置き、推定NAV(ネット・アセット・バリュー)を1万760円とした。今回、NAVディスカウントに5.0%を適用して目標株価を設定している。 ■アドベンチャ <6030> 1,228円 (+73円、+6.3%) アドベンチャー <6030> [東証G]が続急伸。24日取引終了後、29年6月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。国内市場での利益拡大とグローバル市場での取扱高の成長を図り、最終年度に売上高320億円(25年6月期実績253億7000万円)、営業利益40億円(同11億5500万円の赤字)を目指す。また、株主還元として配当性向30~40%、積極的な自社株買いの2つの方針を示した。これを評価した買いが入ったようだ。 ■北里 <368A> 1,286円 (+75円、+6.2%) 北里コーポレーション <368A> [東証P]が3日ぶり急反発。24日の取引終了後、29年3月期を最終年度とする中期経営計画(27年3月期~)を発表した。29年3月期に売上高333億円(26年3月期は109億4700万円)を達成する目標を掲げており、材料視した買いが集まった。不妊治療関連製品をはじめ既存領域の競争力を強化するとともに、新規領域で200億円規模の売り上げを目指し、医薬品やクライオバンクなどの事業機会を模索する。 ※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース