<動意株・24日>(前引け)=パナHD、ソシオネクス、愛眼

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 パナソニック ホールディングス<6752.T>=3日ぶり大きく切り返す展開。荒れた地合いに流されることなく、根強い買いが観測される。総合家電大手という従来のイメージを払拭し、現在のマーケットではAIデータセンター関連の切り口でにわかに投資資金の波状的な買いを誘導している。莫大な電力を消費するAIサーバー向けバックアップ電源で断トツのシェアを有するほか、GPU(画像処理半導体)などAIアクセラレータ周辺の電子材料や部品でも子会社パナソニックインダストリーを通じて積極展開を図っている。このほか、AIサーバーの熱問題にもアプローチし、サーバー冷却(水冷)分野に傾注している。そうしたなか、23日の日本経済新聞電子版が「(パナソニックインダストリーが)AIデータセンター向けの蓄電装置(スーパーキャパシタ)を開発した」と報じており、これが足もとの株価を刺激する格好となったもようだ。2027年2~3月をメドに北海道千歳市の工場で量産する計画が伝えられている。

 ソシオネクスト<6526.T>=上値指向を堅持。ここ相場を牽引してきた半導体製造装置関連には跛行色がみられ上値の重い銘柄も出てきているが、代わって同社株に大口資金が流れ込み始めた。同社は半導体設計大手で、高度な技術力を売り物に先端半導体で実力を発揮。顧客ニーズに対応して設計したカスタムSoC(システム・オン・チップ)をファブレス形態で供給し、生成AIインフラが加速するなかキーカンパニーとして改めて存在感を高めている。AIサーバーにAIアクセラレータとセットで搭載されるHBM(高帯域幅メモリー)の需要が爆発的に伸びているが、このHBM特需を背景に同社の収益機会が今後急速に高まる可能性が指摘されている。同社はチップレットの進化系である「Flexlets(フレックスレッツ)」を前面に押し出して顧客需要獲得に本腰を入れている。Flexletsはこれまでの既製品ブロックを積み込んだチップレットとは異なり、設計図の段階から中身をカスタマイズできるという点で優位性を持つ。したがって、あらゆるベンダーのIP(知的財産)を融合し、顧客ニーズに即した性能を最適化することができる。そして、市場関係者は「ソシオネクスはSoC本体とHBMを一つに収容した最先端の半導体を開発(技術的に確立)しているが、FlexletsによってHBMとSoCを連携する回路を容易に組み込むことを可能とした。顧客企業がHBMを使える状態にする過程で同社のビジネスチャンスは飛躍的に拡大する」(中堅証券アナリスト)としている。

 愛眼<9854.T>=急動意。前日のリスクオフ相場で値がさ株に下値警戒ムードが強まるなか、株価200円台という低位株の強みを存分に発揮し、短期筋の買いを誘引している。同社は眼鏡の小売り大手で関西圏を中心に直営店及びフランチャイズで全国展開している。物言う株主として知られる英投資顧問会社アセット・バリュー・インベスターズ(AVI)が23日付で関東財務局に提出した大量保有報告書によると、アセット・バリュー・インベスターズの愛眼株式の保有比率が5.00%に達したことが判明した。保有目的は「純投資」としているが「持続的な企業価値の向上に向けた重要提案行為等を行う可能性がある」と明記しており、同社株の中期的な株式価値向上に対する思惑が株価上昇のカタリストとなった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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