前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

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材料

■岩谷産 <8088>  1,919.5円 (+81円、+4.4%)

 東証プライムの上昇率8位。岩谷産業 <8088> [東証P]が3日ぶり大幅反発。同社は22日、米国における家庭用ガス警報器事業の拡大及び安定供給体制の構築を目的に、新コスモス電機 <6824> [東証S]と米国に新会社を設立したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。新会社の出資比率は、岩谷産が60%、新コスモスが40%。新会社はメキシコ及び米国での委託生産品の生産管理を担い、質・量の向上を図ることで需要に応えるとしている。

■ゲンキGDC <9828>  2,939円 (+108円、+3.8%)

 Genki Global Dining Concepts <9828> [東証S]が大幅反発。大和証券は22日、同社株の投資判断を5段階で2番目の新規「2(アウトパフォーム)」でカバレッジを開始した。目標株価は3500円とした。同社は、回転寿司事業を展開しており、国内では「魚べい」、海外では「元気寿司」を主力ブランドとしている。出店増による成長回帰で、株価の見直し余地を指摘している。具体的には(1)国内「魚べい」の出店増による業績寄与、(2)川上強化およびグローバル事業による業績安定性の向上――の2点を評価。27年3月期の連結営業利益は会社計画と同水準の前期比25.1%増の60億円、28年3月期は68億3000万円を見込んでいる。

■アンリツ <6754>  4,480円 (+158円、+3.7%)

 アンリツ <6754> [東証P]が大幅反発。AI・半導体 関連銘柄の一部に利益確定売り圧力が顕在化するなか、相対的に出遅れ感のあった同社株に物色の矛先が向いた。市場では「23日は光ファイバー関連で先駆した古河電気工業 <5801> [東証P]が海外筋とみられる売りで大きく値を崩したが、AIインフラに絡むオプトエレクトロニクス周辺で出遅れるアンリツに一部資金シフトの動きが出たようだ」(中堅証券ストラテジスト)という。同社株は6月3日につけた最高値4855円からは10%強下押した水準にあったことで、値ごろ感が意識された。AIデータセンター建設ラッシュで超高速・大容量通信需要が飛躍的に伸びているが、つれてアンリツの光トランシーバー需要も急増しており、買いの拠りどころとなっている。業績も27年3月期は営業利益段階で前期比35%増の200億円を見込んでいるが保守的とみられ、大幅増額余地が指摘されている。また、直近では今月7日から12日まで米国マサチューセッツ州ボストンで開催されたIMS2026で次世代新製品(VNA)を発表、これはマイクロ波ネットワーク解析において付加価値を高めた製品で、航空宇宙や半導体分野でも活躍が見込まれるという。

■明治HD <2269>  3,704円 (+126円、+3.5%)

 明治ホールディングス <2269> [東証P]が3日ぶり大幅反発。SMBC日興証券が22日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ、目標株価を4200円から4800円へ引き上げた。証券会社によると、カカオ安効果の本格化や医薬の安定性向上により、割安感が台頭と指摘。構造改革や資本効率改善とカタリストが豊富であり、その実行力が焦点になるとみている。これが買いの手掛かりとなった。

■レノバ <9519>  920円 (+30円、+3.4%)

 レノバ <9519> [東証P]が大幅続伸。22日の取引終了後、国内で運用する主要な再生可能エネルギー発電所における5月の売電量を発表した。大規模太陽光が計画比10.6%増の3599万1305キロワット時、バイオマスが同9.6%増の2億2172万408キロワット時、小規模・分散型太陽光が同14.5%増の1126万1328キロワット時と計画を大きく上回っており、材料視した買いが集まった。なお、大規模太陽光及びバイオマスは前年同月を下回っており、大規模太陽光は前年同月比1.6%減、バイオマスは同7.4%減の水準だった。小規模・分散型太陽光については前年同月比を記載していない。

■日本酸素HD <4091>  5,650円 (+160円、+2.9%)

 日本酸素ホールディングス <4091> [東証P]が4日ぶり反発。産業ガス大手の同社は19日、ヘリウムガス関連製品の出荷価格について、現行と比べて平均30%以上の値上げを実施すると発表した。中東での生産停止の影響とともに世界的な供給制約もあって、7月出荷分より価格を改定する。日本酸素HDは27年3月期に連続最高益更新を計画。ヘリウム値上げの発表を受けて、業績の更なる上振れ期待が広がった状態にあるなか、22日取引終了後には同業のエア・ウォーター <4088> [東証P]に対し、香港のオアシス・マネジメントが新たに6%超の株式取得に動いていたことが判明した。アクティビストによるエアウォータ株の大量保有は、三菱ケミカルグループ <4188> [東証P]と親子上場の関係にある日本酸素HDに対しても少なからず思惑を広げる要因となり、物色意欲を高める方向に作用したとみられている。

■沖縄セルラー <9436>  3,765円 (+105円、+2.9%)

 沖縄セルラー電話 <9436> [東証S]が3日続伸。22日、親会社のKDDI <9433> [東証P]と物価高に伴う各種費用の上昇を受け事務手数料などを改定すると発表しており、材料視した買いが優勢になった。8月1日からau・UQ mobileの各種手続きに関する手数料を変更。例えば、店頭での新規契約や機種変更にかかる手数料は改定前の3850円から4950円に引き上げられる。そのほか、インターネット回線「auひかり」「auひかり ちゅら」の新規登録料が3300円から4950円、電話番号案内サービス料金が220円から440円に上昇する。また、9月1日からは窓口取扱手数料が473円から583円に改定される。

■日ハム <2282>  5,970円 (+91円、+1.6%)

 日本ハム <2282> [東証P]が反発。22日、一部商品の規格変更及び価格改定を8月から順次実施すると発表しており、株価の支援材料となった。対象商品は家庭向け商品や業務用商品、冷凍食品の約220品目で、改定率は約5~46%となる。

■ニフティLS <4262>  1,320円 (+15円、+1.2%)

 ニフティライフスタイル <4262> [東証G]が反発。22日取引終了後、子会社GiRAFFE&Co.がAI広告・AI検索時代に向けたデータ基盤最適化コンサルティング「テクニカルAIO」を提供開始したと発表した。同サービスは企業ごとの課題に応じて、AI広告・AI検索・SEOに共通して活用できるデータ基盤の整備方針を診断・設計・改善を通じて共同で構築していくもの。

■ガイアックス <3775>  405円 (+4円、+1.0%)

 ガイアックス <3775> [名証N]が3日ぶり反発。22日取引終了後、取得上限60万株(自己株式を除く発行済み株式総数の11.76%)、または2億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は6月23日~来年6月18日。これが買い手掛かりとなったようだ。あわせて、2025年12月分をもって株主優待制度を廃止すると発表。また、ブランディングや広告・各種コンテンツの企画制作、メディア企画運営などを行うkokodear(東京都渋谷区)を連結子会社化することを明らかにした。

■SMK <6798>  3,115円 (+30円、+1.0%)

 SMK <6798> [東証P]が3日ぶり反発。コネクターやスイッチを主力に手掛ける電子デバイスメーカーで、車載向け需要獲得に傾注するが業績は足もと回復色が鮮明、株主還元にも抜かりなく配当利回りは3%を超えている。そうしたなか、アクティブ系資産運用ファンドであるfundnoteが同社株を買い増す動きにあり、22日に提出した変更報告書でfundnoteの同社株保有比率が8.72%から9.80%に高まったことが判明した。保有目的は「投資信託の信託財産の運用のため保有」とし、「スチュワードシップ・コードに則り建設的な対話により、IR・資本効率・ガバナンスの高度化と企業価値向上を促す」方針を示す。ただし、受益者の利益を保全するために、保有目的を「重要提案行為を行う」に変更する場合があるとしており、これを受けて同社株の中期的な株式価値向上に向けた思惑が株価を押し上げた。

※23日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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