前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

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材料

■オーケストラ <6533>  1,252円 (+217円、+21.0%)

 東証プライムの上昇率トップ。Orchestra Holdings <6533> [東証P]が6日続急騰。22日取引終了後、26年12月期の配当予想について普通配当25円、記念配当5円の計30円(前期12円)にすると発表した。従来予想の普通配当13円から大幅に増額修正する。記念配当は上場10周年を迎えることを踏まえたもの。これを好感した買いが集まった。

■メディアL <6659>  64円 (+11円、+20.8%)

 メディアリンクス <6659> [東証S]が続急騰。同社は22日取引終了後、セイコーグループ <8050> [東証P]傘下のセイコーソリューションズなどと、キャリア5G を用いた「放送TS(Transport Stream)+PTP(Precision Time Protocol)」による長距離伝送(大阪ー東京間)の実証実験を行い、国内で初めて成功したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。この実験は、大阪から千葉の幕張メッセまでの区間においてNTT <9432> [東証P]傘下のNTTドコモが提供する5G回線・マルチパス転送ゲートウェイを使用し、放送TS及びPTPを伝送することを目的に実施。実証実験の成功により、高額な専用回線に依存せず、キャリア5Gを用いた「現実的なコスト削減」と、災害時などに現地へ赴き即座に回線を構築できる「迅速なBCP(事業継続計画)対応」の可能性が示され、放送ネットワーク運用において革新的な一歩となる成果を得ることができたとしている。

■トライアイズ <4840>  694円 (+100円、+16.8%) ストップ高

 トライアイズ <4840> [東証S]がストップ高。22日の取引終了後、AIスタートアップ企業のコーピー(東京都千代田区)と業務提携を始めたと発表した。トライアイズのM&A後のPMI(統合プロセス)などにおけるフィジカルAIの活用・開発について協業するとしており、好感した買いが集まった。将来的な資本提携も検討する。なお、具体的な業務内容や役割は必要に応じ個別契約で決める。トライアイズは自社の知見にコーピーの製造業をはじめとする現場領域でのAI開発・実装力を組み合わせ、承継した企業のPMIをより迅速かつ実効性があるものとして推進していくという。

■テクニスコ <2962>  1,462円 (+207円、+16.5%) 一時ストップ高

 テクニスコ <2962> [東証S]が5日続急騰、一時ストップ高となった。同社は光通信やパワー半導体向けのヒートシンクなどを製品群に持つ。産業用レーザー向けヒートシンクでは中国において不採算製品の実質的な撤退の影響などがあり、26年6月期第3四半期累計(25年7月-26年3月)は営業赤字で着地。一方で売上総利益率は改善した。既存製品に比べ放熱効率を大幅に向上させることが可能な独自材料のシルバーダイヤについては、サンプル評価から試作受注に移行した案件が複数あり、米ハイテク企業から生成AI関連やハイエンドCPU関連の引き合いが増加しているという。想定用途の一つであるデータセンター向けの採用・拡大期待は根強く6月中旬に入り資金流入が加速。前日22日まで陽線が4本継続して反騰攻勢を強めていたが、23日も物色意欲が顕在化し、株高に弾みがついたようだ。

■テスHD <5074>  1,206円 (+152円、+14.4%)

 東証プライムの上昇率2位。テスホールディングス <5074> [東証P]が3日続急騰。23日午後2時ごろ、子会社のテス・エンジニアリングがJR東日本 <9020> [東証P]子会社のJR東日本エネルギー開発からFIP制度を活用した太陽光発電所に併設する蓄電池の設置工事を受注したと発表しており、材料視した買いが集まった。設置場所はにかほ市象潟太陽光発電所(秋田県にかほ市)で、蓄電池の容量は8146キロワット時。納入時期は来年3月を予定している。

■HPCシス <6597>  5,160円 (+480円、+10.3%) 一時ストップ高

 HPCシステムズ <6597> [東証G]が続急騰、一時ストップ高となった。トランプ米大統領が22日、 量子コンピューターの開発推進と、量子コンピューターを利用したサイバー攻撃から政府システムを保護するための取り組みに関する大統領令に署名した。これを受けて株式市場において量子コンピューター関連株に対する注目度が高まり、科学・工学用高性能コンピューターのソリューションを展開し、関連銘柄の筆頭格として位置づけられるHPCシスに思惑的な資金が流入した。

■ヌーラボ <5033>  882円 (+72円、+8.9%)

 ヌーラボ <5033> [東証G]が3日ぶり急反発。同社はプロジェクト管理ツールを提供し企業の業務円滑化を支援するが、27年3月期業績はAI機能を搭載した管理ツールが需要を捉え急回復が見込まれている。会社側では営業利益段階で前期比84%増の6億5000万円を予想しているが、なお保守的との見方は根強く増額修正の可能性が意識されている。そうしたなか、22日取引終了後に同社は28年度を最終年度とする中期経営計画を策定したことを発表した。数値目標としては29年3月期の営業利益段階で18億円を掲げており、これは前期実績比で5倍強の高水準ということもあって、投資資金を強く誘導する材料となった。

■エアウォータ <4088>  2,660円 (+165円、+6.6%)

 東証プライムの上昇率3位。エア・ウォーター <4088> [東証P]が続急伸。アクティビストとして知られる香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが22日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、エアウォータ株を6.05%取得したことが判明した。保有目的は「中長期的な企業価値および株主価値の向上を図ること」とした上で「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」とした。報告義務発生日は6月15日。これを受け、思惑的な買いが入ったようだ。

■GVAテック <298A>  331円 (+19円、+6.1%)

 GVA TECH <298A> [東証G]が続急伸。23日午前10時ごろ、同社と第一法規(東京都港区)、FRAIM(同渋谷区)を含めた3社が、弁護士向け裁判書類作成の領域で業務提携を開始したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。GVAテックの裁判書類作成AI「ベンパル 書面作成」と第一法規の法情報総合データベース「D1-Law.com 判例体系」、FRAIMの文書業務支援Wordアドイン「スグラク」をつなぐことで、複数のツールを往復することなく一気通貫で裁判書類の作成を完結できるようにする。営業・販売連携と相互送客なども進める予定。連携機能は今年秋の提供を計画する。

■テンシャル <325A>  4,200円 (+220円、+5.5%)

 TENTIAL <325A> [東証G]が急反発。23日、ポケモンの睡眠ゲームアプリ「ポケモンスリープ」とのコラボレーション製品として、「BAKUNE」シリーズからパジャマやアイマスクなどの9アイテムを7月から販売すると発表しており、好感した買いが集まった。

■フジクラ <5803>  6,487円 (+326円、+5.3%)

 東証プライムの上昇率5位。フジクラ <5803> [東証P]が3日続急伸。18日に業績予想の増額修正を発表したことが好感され2日連続ストップ高を演じ、23日も一時前日22日比15%近い上昇となる場面があった。野村証券は22日、同社株の目標株価を5500円から7000円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「バイ」を継続した。今回の業績見直しでは、光ファイバーの生産能力にあまり依存しない光コンポーネント製品でハイパースケーラーから受注があった点が要因のひとつとなった。この点を踏まえ同証券では27年3月期の連結営業利益予想を2700億円から3500億円(会社計画3100億円)に見直した。上方修正された会社計画も保守的と判断した。

■バイセル <7685>  3,630円 (+165円、+4.8%)

 BuySell Technologies <7685> [東証G]が大幅続伸。SBI証券が22日付で投資判断「買い」を継続した上で、目標株価を2365円から5200円へ引き上げており、これが材料視された。証券会社では順調な事業状況などを踏まえて業績予想を上方修正し、会社予想を上回る見通しを示した。カタリストは高齢化進行に伴う不用品の処分需要拡大や海外販路の拡大、追加のM&A・業務提携とし、ダウンサイドリスクについては新規参入の増加などを挙げた。

※23日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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