前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
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■多摩川HD <6838> 2,280円 (+400円、+21.3%) ストップ高 多摩川ホールディングス <6838> [東証S]がストップ高。15日取引終了後、26年10月期連結業績予想について売上高を66億2000万円から69億5000万円へ、純利益を7億3000万円から18億3500万円へ上方修正すると発表した。配当予想も5円から10円(前期5円)に増額した。これを好感した買いが膨らんだ。主力の電子・通信用機器事業において社会インフラでの主力製品の量産フェーズへの移行、モバイルインフラでの大口受注などの要因に加えて、生産が順調に推移しているため。また、海外現地法人が保有するシンガポールのアドバリュー・テクノロジーズ株について、国際会計基準への移行に伴い、今期から評価差益を金融収益として計上している影響も織り込んだ。なお、今期から会計基準を変更したため前期との比較はない。 ■PバンCOM <3559> 459円 (+80円、+21.1%) ストップ高 ピーバンドットコム <3559> [東証S]がストップ高。15日の取引終了後、米DigiKeyと電子部品の継続的な購入条件などを定めるVPA(ボリューム・パーチェス・アグリーメント)を締結したと発表しており、材料視した買いが集まった。今回の契約を通じ、PバンCOMは展開している部品表管理・部品調達・在庫管理のためのオンラインプラットフォーム「GUGEN Hub」(グゲンハブ)の部品調達機能を強化する。 ■テラドローン <278A> 8,750円 (+1,500円、+20.7%) ストップ高 Terra Drone <278A> [東証G]がストップ高。15日取引終了後、ウクライナの迎撃 ドローン企業「アメイジング・ドローンズ」と「ウィニーラボ」の買収を発表した。欧州の 防衛事業拠点として新設したエストニア子会社の傘下に2社を置き、連結孫会社とする。テラドローンは2社の持ち分を取得することを今春に発表していたが、その際は持ち分比率を明らかにしておらず、今回50%の持ち分を保有していることを明らかにした。また、ウクライナの固定翼型無人航空システムメーカー「ベソマー」との間で合弁会社設立に向けた準備を始めることも発表した。27年1月期中の設立を予定する。出資比率は非開示。この合弁会社を通じて偵察用ドローン「Terra C1」をはじめとする無人航空システムや防衛ソリューションの提供・開発を行う。これらの適時開示が材料視されたようだ。同時に発表した第1四半期(2-4月)連結決算は、売上高が10億1000万円(前年同期比6.6%増)、営業損益が4億3400万円の赤字(前年同期2億8300万円の赤字)だった。あわせて、新株予約権の発行で約145億円(手取り概算額)を調達することを明らかにした。 ■岡本硝子 <7746> 897円 (+150円、+20.1%) ストップ高 岡本硝子 <7746> [東証S]がストップ高。16日正午ごろ、国内自動車メーカーが発売したプレステージ・ブランドに同社製レンズが採用されたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。詳細は明らかにされていないものの、同件の業績への貢献が期待されている。 ■北川精機 <6327> 4,445円 (+700円、+18.7%) ストップ高 北川精機 <6327> [東証S]がストップ高。5日・25日移動平均線が3500円近辺で絡み合いゴールデンクロスを目前に捉えたが、この両移動平均線を一足先にマドを開け上放れ戻り足を鮮明とした。同社はプリント基板の真空プレス機を主力製品として手掛け、特にAIサーバー向け銅張積層板(CCL)成形用真空大型プレス機への引き合いが高水準で収益を押し上げている。26年6月期営業利益は前期比30%増の8億1000万円と高変化を見込むが、市場では進捗率を考慮して増額修正余地が大きいとの見方が強い。場合によっては08年6月期の営業利益8億7300万円を上回り、18期ぶりの過去最高利益更新となる可能性も意識されたもようで、時価は調整十分で値ごろ感からの買いを誘導した。 ■JX金属 <5016> 4,466円 (+700円、+18.6%) ストップ高 東証プライムの上昇率トップ。JX金属 <5016> [東証P]がストップ高。同社は16日、光通信分野向け結晶材料のインジウムリン基板の生産能力強化に向け、今後4カ年で最大1200億円の設備投資を実施すると発表した。増産による収益拡大効果を期待した買いが集まったようだ。インジウムリン基板は光通信分野において光トランシーバーに使用される。データセンター向けの光通信インフラ需要が拡大するなか、従来から生産を行っている磯原工場に加え、新たにひたちなか地区においても生産体制を強化する。これまでに公表した投資分とあわせて、2025年度と比べて生産能力を7~10倍に引き上げる予定。安定供給体制を構築するため、顧客に対して価格改定の要請も進めているという。JX金属は主力製品である半導体スパッタリングターゲットに並ぶ収益の柱として成長させていく方針としている。 ■パーク24 <4666> 2,162.5円 (+298円、+16.0%) 東証プライムの上昇率2位。パーク24 <4666> [東証P]が続急騰。15日の取引終了後、26年10月期第2四半期累計(25年11月-26年4月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の4100億円から4110億円(前期比1.2%増)、営業利益予想を415億円から425億円(同13.1%増)、最終利益予想を260億円から440億円(同2.8倍)に引き上げており、好感した買いが集まった。4月中間期の業績が従来計画から上振れして着地。同期間の売上高は前回予想の2015億円に対し2022億7500万円(前年同期比4.6%増)、営業利益が162億円に対し172億9500万円(同9.6%増)、最終損益が190億円の赤字に対し296億5700万円の黒字(同6.0倍)になった。英国事業の再編に伴い連結範囲から除外する純資産を精査した結果、特別損失の合計額が当初の想定を大きく下回ることになった。同時に5月の月次速報数値を開示。国内の駐車場事業におけるタイムズパーキングの売上高は173億1700万円(前年同月比9.6%増)と増収基調が続いた。また、あわせて20年10月期に中止した株主優待制度の再開を発表。10月末を基準日として100株以上を保有する株主に、カーシェアリングサービス「タイムズカー」へ入会した場合に基本料金が3ヵ月間無料になる入会特典を提供する。また、保有株式数と継続保有期間に応じ、同サービスで使用できる「カーシェアeチケット」(1枚880円分)を2~8枚贈呈する。 ■共和工業 <5971> 7,810円 (+860円、+12.4%) 共和工業所 <5971> [東証S]が急反騰。15日の取引終了後に、上限を5万株(自己株式を除く発行済み株数の3.84%)、または4億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は6月16日から来年5月31日までで、株主還元と資本効率の向上を図ることが目的という。同時に27年4月期の連結業績予想を発表しており、売上高107億4000万円(前期比0.8%減)、営業利益7億2000万円(同33.8%減)、純利益6億1000万円(同29.3%減)を見込むとした。主な販売先である建設機械業界で先行きへの慎重な見方が強まっていることを反映させた。なお、26年4月期は売上高108億2800万円(前の期比3.5%増)、営業利益10億8800万円(同32.9%増)、純利益8億6300万円(同21.8%増)だった。 ■ジーデップ <5885> 2,838円 (+244円、+9.4%) ジーデップ・アドバンス <5885> [東証S]が続急伸。人工知能(AI)領域でハード・ソフト(ソリューション)両分野の開発を手掛けるが、業績は絶好調に推移している。米 半導体大手エヌビディアのエリートパートナーとして存在感を示すほか、マクニカホールディングス <3132> [東証P]と連携してAIロボットの開発支援パッケージ「ROBODEV(ロボデブ)」の提供を行うなど、フィジカルAI関連の一角としてもマーケットで認知されている。そうしたなか、15日取引終了後に26年5月期業績の修正を発表、営業利益は従来予想の10億円から11億1700万円(前の期比33%増)に増額しており、年間配当も従来計画に8円上乗せし44円とすることを発表した。営業利益、配当ともに前期2度目の上方修正で、これを手掛かり材料に上値を見込んだ投資資金を呼び込んだ。 ■ユカリア <286A> 673円 (+54円、+8.7%) 一時ストップ高 ユカリア <286A> [東証G]が7日ぶり急反発、一時ストップ高となった。15日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことを好感した買いが入った。上限を100万株(自己株式を除く発行済み株数の2.79%)、または8億円としており、取得期間は6月17日から来年6月16日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上を図るとともに、今後の経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的としている。 ■SWCC <5805> 13,740円 (+920円、+7.2%) SWCC <5805> [東証P]が3日続急伸。SBI証券は15日、同社株の投資判断を3段階で真ん中の「中立」から最上位の「買い」に引き上げた。目標株価は1万1730円から1万6020円に見直した。通信・コンポーネンツ事業に関して、課題はあるものの同社では構造改革(拠点閉鎖や不採算製品の撤退)を進めており、戦略製品の成長期待も加味して同事業が中期的に伸びていくシナリオについて従来よりも解像度が高くなっている、と判断した。同社の営業利益は今後拡大し、ROEも高水準維持が可能と予想している。 ■DMカンパニ <189A> 974円 (+64円、+7.0%) D&Mカンパニー <189A> [東証G]が急伸。15日の取引終了後に集計中の26年5月期連結業績予想について、営業利益が2億円から2億7000万円(前の期比9.7%減)へ、純利益が1億5100万円から2億2100万円(同0.5%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。C&Br(コンサルティング&ビジネスリノベーション)サービスにおける大型医療機器の販売などが想定を下回ったことで、売上高は17億300万円から16億2000万円(同7.9%増)へ下振れたものの、同サービスにおけるコンサルティング案件が計画を上回って推移したことなどで、売上構成の変化を通じて売上総利益率が改善した。また、人件費などを中心に販管費が想定を下回ったこともあり利益は上振れた。同時に株主優待制度の一部を変更すると発表しており、これも好材料視された。27年5月末日時点の株主から株主優待の基準日を現行の11月末日から5月末日及び11月末日に変更するとともに、年間の優待原資を現行の1000万円から2000万円(各基準日1000万円)に変更。更にこれまでの付与区分や継続保有条件を撤廃し、各基準日に300株以上を保有する株主に対し、人数に応じて1人あたりの優待相当額を算定のうえ、電子ギフトを贈呈するとした。 ■サスメド <4263> 743円 (+43円、+6.1%) サスメド <4263> [東証G]が続急伸。15日の取引終了後に、杏林製薬(東京都千代田区)との耳鼻科領域における治療用アプリの共同研究開発に関する契約に係るマイルストーンを達成したと発表しており、好材料視された。これに伴い、サスメドは開発マイルストーンとして2億4000万円を受け取る予定で、26年6月期第4四半期の事業収益として計上する見込みとしている。 ■ノリタケ <5331> 4,230円 (+210円、+5.2%) ノリタケ <5331> [東証P]が続急伸。同社は16日、研磨剤として使用されるレアアース酸化物である酸化セリウムの使用量を大幅に低減できるガラス基板用研磨パッド「AQUCERIA」を開発したと発表。これが材料視されたようだ。この製品は、酸化セリウムをパッドに内包する構造としたことで、研磨剤スラリーを使用せず、水のみでの研磨が可能。先端半導体パッケージ向けガラス基板の研磨に加え、イメージセンサー、ハードディスク向けガラス基板、光学ガラスの研磨など幅広い用途への適用が可能だとしている。 ■テスHD <5074> 912円 (+44円、+5.1%) テスホールディングス <5074> [東証P]が4日続急伸。16日午前10時ごろ、東京センチュリー <8439> [東証P]と京都府福知山市における大型系統用蓄電池事業を本格始動したと発表しており、株価の刺激材料となった。東京センチュが100%出資する特別目的会社(SPC)が事業主体となり、テスHD子会社のテス・エンジニアリングが設計・調達・建設(EPC)を一括で担う。同事業の系統用蓄電所は送電端出力が約50メガワット、蓄電容量が約209メガワットアワーで、2028年6月から運転を始める。 ■住友ファーマ <4506> 1,487円 (+68.5円、+4.8%) 住友ファーマ <4506> [東証P]が大幅高で3日続伸。SMBC日興証券が15日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ引き上げており、これが材料視された。証券会社によると、足もとの株価下落によって投資妙味が高まったと見て投資評価を引き上げるという。一方、目標株価は2600円から2000円へ引き下げた。オルゴビクス大型化で米国IRAの薬価引き下げリスクが浮上と指摘し、その上でオルゴビクスの次期マイルストンや血液がん治療薬の提携に期待との見方を示した。 ■キオクシア <285A> 94,720円 (+3,810円、+4.2%) キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が大幅高で4日続伸。前日15日に初の9万円台に乗せほぼ高値引けとなったが、依然として買い気は衰えず、未踏の10万円大台が意識される状況となった。時価総額は50兆円台まで膨らみ、既にトヨタ自動車 <7203> [東証P]を抜き去り、全上場企業ベースで首位となった。売買代金も連日3兆円台をこなすなど2位以下を大きく引き離す状況が常態化しており、国内外機関投資家の“持たざるリスク”を背景とした実需買いニーズの強さを映し出した。前日15日の米国株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5.4%高と急騰しており、個別でも半導体メモリー大手マイクロン・テクノロジー が10.8%高、NAND型フラッシュメモリーのサンディスク が6.5%高に買われるなど際立ったパフォーマンスをみせたことから、キオクシアの株価も強く刺激された。 ■アンリツ <6754> 4,096円 (+162円、+4.1%) アンリツ <6754> [東証P]が大幅高で4日続伸。同社は16日、先端無線技術の研究開発を効率化するソフトウェア無線ソリューションの提供を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。このソリューションは、研究開発で広く利用されている数値計算・解析環境であるMATLABと連携し、無線信号の送受信と解析を実現。ソフトウェア無線(SDR)装置本体は小型・軽量のため、研究室から屋外・移動環境まで幅広い場面での評価に対応しているという。 ■ヌーラボ <5033> 743円 (+29円、+4.1%) ヌーラボ <5033> [東証G]が大幅続伸。16日午後2時30分ごろにAIを活用したワークフロー自動化ツール「Nulab Flowbase(ヌーラボ フローベース)」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「Nulab Flowbase」は、AIとの対話を通じて業務プロセスの設計・実行・可視化・改善を一貫して支援する新サービス。組織内に蓄積されたナレッジデータを基盤に、これまで個人の経験や記憶に依存していた業務フローを再現可能な仕組みへと変換し、属人化した業務を誰でも回せるようにする。第1弾として、同社のプロジェクト管理・タスク管理ツールである「Backlog」の上位プランを契約する組織を対象に無償提供を開始し、今後は機能を拡充のうえ27年をメドに一般提供の開始を目指す。 ■スギHD <7649> 2,999.5円 (+78.5円、+2.7%) スギホールディングス <7649> [東証P]が4日ぶり反発。15日の取引終了後に発表した5月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比6.4%増と49ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視された。ドラッグストア事業が同6.6%増、調剤事業が同5.8%増と両事業とも伸長した。 ■IHI <7013> 2,774.5円 (+69.5円、+2.6%) IHI <7013> [東証P]が3日続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券は15日、同社株の投資判断を3段階で真ん中の「イコールウエート」から最上位の「オーバーウエイト」に引き上げた。目標株価は3150円から3300円に見直した。同社の中長期的な利益構成の変化に再注目するべきと指摘。民間航空機エンジンのアフターマーケットにおける構造的成長に加え、防衛分野や原子力関連分野での新たな需要拡大が見込まれることを評価している。投資負担に対する市場の懸念は、特に中東情勢を巡る不透明感を受けた直近の大幅な株価調整を経て、相当程度織り込まれたとみている。 ■MTG <7806> 7,260円 (+160円、+2.3%) MTG <7806> [東証G]が続伸。同社は16日、宿泊市場向けアメニティアイテム「ReFa COMFORT SERIES(リファコンフォートシリーズ)」の出荷を7月から開始すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。 ■堀場製 <6856> 27,020円 (+415円、+1.6%) 堀場製作所 <6856> [東証P]が4日続伸。同社は16日、富士フイルムホールディングス <4901> [東証P]傘下の富士フイルムと、バイオ医薬品製造の培養・精製工程におけるタンクや装置内の成分濃度を連続的にリアルタイムで可視化する「インラインラマン高感度計測システム」を共同開発したと発表。これが株価を刺激したようだ。このシステムは、富士フイルムが培ってきた光学設計技術やバイオ医薬品製造の知見と、堀場製が持つ高い感度・精度・安定性を誇るラマン分光技術(光の散乱を利用して物質の構造や成分を明らかにする技術)を融合したものだという。 ■野村日半導 <200A> 5,863円 (+63円、+1.1%) NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信 <200A> [東証E]が4日続伸。16日で3営業日連続の史上最高値更新となった。「日経半導体株指数」に連動する仕組みで組成されたETFで、キオクシアホールディングス <285A> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など半導体主力30銘柄で構成されている。AI・半導体関連相場の指標的な役割を示すETFとして投資家の注目度は高い。前日15日の米国株市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅高で最高値を更新したことを受け、これに追随する展開となった。16日は高値5988円まで買われ、6000円大台ライン突破を指呼の間に捉える場面があった。 ※16日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース