午後:債券サマリー 先物は大幅安、インフレ対応が後手に回るリスクを意識
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16日の債券市場で、先物中心限月9月限は大幅安。日銀会合の結果は市場予想通りの内容だったが、インフレ対応が後手に回る「ビハインド・ザ・カーブ」のリスクが意識されたようだ。 日銀は16日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物の誘導目標を0.75%程度から1.0%程度に引き上げることを決めた。また、月間の国債買い入れ額については、27年3月までは原則として四半期ごとに2000億円ずつ減額し、同年4月以降は一段の減額をせず月間2兆円程度で買い入れを行うとした。予想度通りの内容だったことから後場寄り付き直後は買われる場面もあったが、追加利上げは難しいとの見方が広がるとともに円安やビハインド・ザ・カーブを懸念した売りが流入。また、日銀があわせて公表した26年7~9月分の国債買い入れ予定で、「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」「同10年超25年以下」「物価連動債」の月間オファー金額を減額したことも影響したようだった。債券先物は午後2時前に127円66銭をつけたあとは下げ渋ったが、夕方に行われる内田真一副総裁の記者会見を見極めたいとして戻りは限定的だった。 先物9月限の終値は、前日比49銭安の127円77銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.655%に上昇し、午後3時の時点では前日に比べて0.070%高い2.645%で推移している。 出所:MINKABU PRESS