ドル円、160円台で底堅い値動き 明日は日銀結果発表=NY為替概況
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ドル円、160円台で底堅い値動き 明日は日銀結果発表=NY為替概況 きょうのNY為替市場、ドル円は160円台で底堅い値動きを続けている。米国とイランが暫定合意したことで本日の市場はポジティブなムードが広がっていた。原油も急落していたものの、ホルムズ海峡の早期再開にはなお不透明感が根強くある模様。 明日は日銀決定会合の結果が公表されるが、市場では利上げがほぼ確実視されている。一方、反応次第では日銀会合後の介入警戒感も強まっているようだ。利上げは完全に織り込まれており、それだけでは円安反転のきっかけにはなりにくいとの声も聞かれる。 米経済の底堅さを背景に米金利が高止まりするとの見方が引き続きドル円を下支えしている一方、日本の当局による為替介入への警戒感が上値を抑えている状況に変化はない。 ユーロドルも伸び悩む展開。米国とイランが暫定的な和平合意に達したことでリスク回避が和らいでいたものの、中東情勢の先行きや今週のFOMCを巡る不透明感から上値は重い。1.16ドル台を回復していたが、売りオーダーも観測され、1.15ドル台に再び値を落としている。一方、ユーロ円も186円台に一時上昇したものの185円台に伸び悩んだ。 アナリストは「ホルムズ海峡の物流が直ちに正常化するとは考えにくく、恒久的な再開が保証されているわけでもない」と指摘。一方、堅調な米経済指標はFRBの年内利上げ観測と整合的だが、「FRBが市場と同じ見方をするかは不透明だ」とも述べている。 本日のユーロドルは一時1.1620ドル付近まで上昇し、10日ぶり高値を付けたが、1.16ドル台は維持できておらず、中東情勢が悪化する前の水準もなお回復できていない。テクニカル面では、1.1620ドル近辺が目先の上値抵抗線として意識。この水準を突破できれば1.17ドル方向への上昇余地が広がる可能性がある。一方、下値では1.15ドル近辺が重要なサポートとなっており、この水準を維持できれば中期的な上昇基調は維持されるとの見方が多い。 ポンドドルもNY時間に入って戻り売りに押され、1.34ドル台前半に下落。一方、ポンド円は215円付近での推移。 米国とイランの和平合意が維持されるのであれば、英中銀は今夏の利上げを見送る可能性が高いとの見方がアナリストから出ている。和平合意を受けてエネルギー価格が下落している点を理由に挙げている。英インフレが4%を下回る水準に留まる可能性が高く、この4%という水準は、英中銀にとって重要な判断基準になっているという。 市場は現在、7月利上げの確率を25%しか織り込んでおらず、年内の利上げ回数も1回のみとみている。以前は最大3回の利上げが織り込まれていたと指摘。また、賃金上昇やサービス価格上昇などを通じてインフレが広範囲に波及する二次的インフレのリスクも依然として限定的と見ているという。そのため、来年には再び利下げ局面へ戻ると予想しており、これは現在の市場がまだ十分に織り込んでいないシナリオだと述べている。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美