午後:債券サマリー 先物は反落、30年債入札結果「低調」も下げ渋る
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10日の円債市場で、先物中心限月6月限は反落した。米国がイランに対する攻撃を行い、米原油先物相場の上昇懸念が強まるなかで、債券先物への売りがかさんだ。この日、財務省が実施した30年債入札は低調な結果となり、午後に一段安となったが、押し目買いが入り下げ渋る展開となった。 30年債入札は応札倍率が2.94倍となり、前回(5月14日)の3.49倍を下回った。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は38銭で、前回の22銭から拡大。最高落札利回りは3.888%となった。入札結果を受けて超長期債の需給懸念が台頭し、先物への売りがかさんだ。 朝方に日銀が発表した5月の企業物価指数は前年同月比でプラス6.3%となり、伸び率は4月の5.3%を上回った。国内でのインフレ懸念も円債相場の重荷となった。一方、米長期金利が時間外取引で低下(債券価格は上昇)したことは、円債相場にとって下値をサポートする要因となった。期近物から期先物となる9月限へのロールオーバーに絡んだ取引も増え、先物の価格形成に寄与したもようだ。 先物6月限は前営業日比12銭安の128円69銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は2.675%で推移している。 出所:MINKABU PRESS