前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■ソフトウェア <3733> 10,110円 (-1,450円、-12.5%) ソフトウェア・サービス <3733> [東証S]が5日ぶり急反落。前週末5日取引終了後、上期(25年11月-26年4月)連結決算を発表。売上高は243億3400万円(前年同期比20.8%増)、営業利益は41億8000万円(同2.2%減)となった。電子カルテをはじめとする医療情報システムの普及拡大に向けた動きが追い風となった一方、 半導体価格の高騰による調達コストの増加などが利益面で重荷となった。これがネガティブ視されたようだ。 ■キオクシア <285A> 71,880円 (-6,260円、-8.0%) キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が急反落。これまでサポートラインとして機能していた5日移動平均線を大きくマドを開けて下放れる形となった。前週末にソフトバンクグループ <9984> [東証P]を抜き、プライム市場で時価総額2位に浮上し話題となったが、8日はその余韻に浸る間もなく急速に値を下げた。前週末の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が1100ポイントを超える急落をみせたが、それに輪をかけて記録的な暴落となったのが半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)で下落率は10%を超えた。東京市場でもAI・半導体関連相場の象徴となっているキオクシアをはじめ広範囲の銘柄が売りの洗礼を浴びた。米国株市場では個別にメモリー大手のマイクロン・テクノロジーが13.3%安、キオクシアと同業態で連携関係にあるサンディスク が11.4%安といずれも大きく水準を切り下げており、リスク許容度の低下した海外マネーの投げを誘発した。 ■日置電機 <6866> 12,630円 (-640円、-4.8%) HIOKI <6866> [東証P]が4日ぶり大幅反落。前週末5日の取引終了後に、26年12月期の連結業績予想について、売上高を430億円から477億円(前期比17.7%増)へ、営業利益を76億8000万円から95億円(同39.9%増)へ、純利益を60億円から75億4000万円(同38.2%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各100円の年200円から中間・期末各120円の年240円に引き上げた。これを受けて8日朝方は高く始まったものの、全体相場が下落するなかマイナスに転じた。市場環境が堅調に推移するなか、同社の計測器に対する需要も引き続き好調に推移していることが増額修正の要因としている。同時に、上限を40万株(自己株式を除く発行済み株数の2.98%)、または30億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は6月15日から11月30日までで、株主への一層の利益還元と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。 ■サクサ <6675> 1,901円 (-94円、-4.7%) サクサ <6675> [東証S]が4日ぶり大幅反落。前週末5日の取引終了後、未定としていた27年3月期の連結業績予想を発表した。売上高予想は475億円(前期比7.7%増)、営業利益予想は10億円(同52.1%減)、最終利益予想は165億円(同12.0倍)としており、大幅な営業減益の見通しを嫌気した売りが出た。3月にニューテックを子会社化したことで既存事業の減益を補って増収となるものの、部材高騰や人件費の増加などにより営業減益を見込む。あわせて30年3月期を最終年度とする中期経営計画(27年3月期~)を開示。30年3月期に営業利益50億円(26年3月期は20億8900万円)、ROE(自己資本利益率)8.0%(同4.3%)の達成を目指す。27年3月期は「事業構造変革期」と位置付け、経営基盤強靱化を図る。同時に事業構造変革に伴うネクストキャリア支援制度(転進支援制度)の実施や老朽化している工場を譲渡する方針、工場の生産機能を移管する新工場の建設に着手することを公表した。また、配当方針については28年3月期~30年3月期はDOE(株主資本配当率)4%又は最終利益から税金負担分を考慮した特別損益合計額控除後の額を基準とする総還元性向100%のいずれか高い方とするという。そのほか、サクサと同社子会社のシステム・ケイがセーフィー <4375> [東証G]と映像ソリューション領域で戦略的業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。 ■TOTO <5332> 7,664円 (-339円、-4.2%) TOTO <5332> [東証P]が続落。同社は8日、システムバス・ユニットバスの新規受注について、9日から通常通りの注文受け付けと標準納期での対応を再開すると発表した。原材料の供給見通しが立ち、安定的な製品供給の維持が可能な状況となったため。同社株は4月下旬に発表した決算内容が好感されて買いを呼び込み、ここのところ上場来高値圏を舞う展開が続いていた。ただ、目先は上昇一服となり、8日は全体波乱相場にツレ安する格好で軟調な値動きを余儀なくされた。今回の発表に対する株価の反応は限定的となった。 ※8日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース