<動意株・8日>(大引け)=小野測器、ホドルワン、トリドールなど

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 小野測器<6858.T>=大幅高で4連騰。全体相場はAI・半導体関連セクターで時価総額の大きい主力銘柄を中心にリスク回避目的の売りがかさんでいるが、AI関連から距離を置いた中小型の好業績株の一角にはリターンリバーサル狙いの根強い買いも観測される。同社は電子計測機器で高い実績を誇り、振動・騒音の低減などで高技術を持つニッチトップ企業。業績も好調で営業利益は4.1倍化した25年12月期に続き、26年12月期も前期比87%増の11億円と高変化を見込んでいる。キャッシュリッチ銘柄でR&Dにも積極的に取り組んでいる。PBRが0.5倍台と割安感が際立つなか配当政策にも前向き。高成長かつ割安なニッチトップという、今の荒れた地合いに見合ったヘッジ対象としてのニーズで買いを誘引している。

 HODL1<2345.T>=後場急伸。午後1時ごろにシンガポールのWeb3テクノロジー企業で、SBIホールディングス<8473.T>やソニーグループ<6758.T>が出資をするスターテイル・グループと業務提携基本合意書を締結したと発表しており、これを好材料視する買いが入っている。今回の基本合意書の締結により、両社はブロックチェーン関連プロダクトに関する開発支援やIPプロジェクトなどの紹介、その他協業や、日本円ステーブルコインをはじめとした関連事業開発、顧客開拓、ユースケース創出及び事業領域などで協議・検討する。なお、現時点において同件が業績に与える影響は軽微としている。

 トリドールホールディングス<3397.T>=4日ぶり切り返す展開。足もとプライム市場ではAI・半導体関連株中心に流れ込んでいた投資マネーが逆流し、日経平均が大きく売り込まれる展開となっているが、底値圏に位置していた内需系の小売り・外食関連株の一角には資金シフトの動きが観測され、同社株もその対象となっている。今年4月上旬から販売開始した「丸亀うどんメシ」が顧客層に好評を博し、中期的な収益貢献が期待されている。同メニューはうどんとご飯という「炭水化物+炭水化物」の組み合わせだが、新しいカテゴリーとして需要を獲得。嗅覚を支配するソースの香りなどがニーズを捉え、「ギルティ料理(背徳感の伴う料理)」として認知度を高め、販売開始後6日で20万食に達したことが報じられている。このインパクトの強い新メニューが改めて脚光を浴び、底値圏の株価に浮揚力を与えるカタリストとなった格好だ。

 ジンズホールディングス<3046.T>=上昇加速。一時10%を超える上昇で年初来高値を更新。フシ目の9000円大台乗せを指呼の間に捉える場面があった。前週末5日取引終了後に開示した5月の既存店売上高は前年同月比17.2%増と大幅な伸びとなった。なお、全店ベースでは同26.4%増の急拡大を示している。同社の今年度(25年9月以降)の月次売上高は好調を続けているが、大幅な伸びを確保した4月に続き5月の伸び率が更に際立つ展開となり、マーケットの耳目を集めた。5月は休日が前年より2日多かったことに加え、各種プロモーション施策の実施が功を奏し、旺盛なインバウンド需要や季節需要などを首尾よく取り込むことに成功、売上高の増加につなげた。足もとでこれを評価する買いを呼び込んでいるが、株式需給面ではここ一貫して信用買い残の整理が進捗していたこともあって上値を軽くしている。

 中村超硬<6166.T>=連日ストップ高。同社が5月14日に発表した26年3月期連結決算は営業損益が1億6300万円の赤字だった。今期の営業損益予想は1億6000万円の赤字。経常損益については4期連続の赤字予想となっており、決算発表を受けて株価は急落。6月3日に安値435円を形成した。今期は新素材実装機用ノズルの量産拡大と、半導体分野での吸着コレットの拡販などを図る同社だが、ここに来てレアアースの回収などで成長が期待されているナノサイズゼオライトに対し、市場参加者の関心が向かうようになった。子会社Zeo Nextのホームページではトップページにおいて「カミングスーン」との表示があり、新たな情報発信がなされるとの思惑が一部の投資家の間に台頭。値幅狙いの短期マネーの流入を誘う形となり、この日も買いが継続したようだ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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