前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―
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■マキヤ <9890> 1,500円 (+300円、+25.0%) ストップ高 マキヤ <9890> [東証S]がストップ高。同社は26日の取引終了後、神戸物産 <3038> [東証P]との間で、資本・業務提携契約を締結すると発表した。事業の相乗効果を期待する買いが入ったようだ。マキヤは総合ディスカウント店「エスポット」のほか、神戸物産の「業務スーパー」のフランチャイズ店を展開。提携により総菜のラインアップの拡充や共同仕入れによるスケールメリットの創出などを狙う。同社は自社株TOB(公開買い付け)を通じて、創業者一族の資産管理会社が保有する株式を取得する。買付価格は1株1031円と26日終値(1200円)を下回るディスカウントTOB。買付予定数の上限は434万3900株、取得総額の上限は約44億7900万円。買付期間は5月27日から6月23日まで。また、マキヤは神戸物産を割当予定先として自社株処分を実施する。処分株式数は140万株で処分価格は1198円、払込期間は7月15日から31日まで。調達した資金は自社株TOBに向けて実施した借り入れの返済に充てる。神戸物産の議決権所有割合は19.83%の筆頭株主となる見通し。 ■ダイトーケミ <4366> 530円 (+80円、+17.8%) ストップ高 ダイトーケミックス <4366> [東証S]がストップ高。世界的なAIブームを背景にそのインフラ基盤を担う 半導体関連株への物色人気が盛り上がっているが、主力どころのメモリーや製造装置メーカーだけでなく、周辺材料を手掛ける中小型株に物色の裾野が広がっており、相次いで水準訂正の動きが顕在化している。そのなか、感光性材料を手掛ける同社は、自社ブランドで展開するほか、同社の大株主である東京応化工業 <4186> [東証P]など世界的メーカーのレジスト用感光性材料の供給でも実績を重ねており、ここにきて見直し買い人気に火がついた。27年3月期は営業32%増益と好調を見込んでおり、500円前後の値ごろ感も投資資金の食指を動かした。 ■HPCシス <6597> 4,900円 (+700円、+16.7%) ストップ高 HPCシステムズ <6597> [東証G]がストップ高。前週末22日にストップ高に買われた後も買いの勢いは衰えず、今週に入ってから連日10%前後の上昇で破竹の上値追いを続けた。27日は700円高の4900円まで駆け上がり、21年6月以来約5年ぶりに上場来高値を更新した。人気化の発端は前週21日に米商務省が、 量子コンピューターに傾注するIBMなど、米国内企業9社に対しCHIPS・科学法にもとづき20億1300万ドルを出資する意向を表明したこと。量子コンピューターを重点投資分野に掲げる高市政権下でも政府による政策支援が打ち出される可能性が意識され、関連有力銘柄である同社株にも物色の矛先が向いた。同社は科学技術用高性能コンピューターの開発・販売及びソリューション事業を主力とするが、スーパーコンピューター分野で先駆するほか、量子化学計算をクラウドサービスで提供する。官公庁の研究機関向け高性能コンピューターを提供するなどの実績もあり、国策関連銘柄としてのポジションを担っている。26年6月期の営業利益は前期比11%増の7億500万円と5期ぶりのピーク利益更新を見込むなど業績も飛躍期を迎えている。 ■室町ケミカル <4885> 1,112円 (+150円、+15.6%) ストップ高 室町ケミカル <4885> [東証S]がストップ高。同社は医薬品と化学品を2本柱としているが、化学品では液体処理用高純度イオン交換樹脂を製造し半導体業界向け主要サプライヤーとして存在感を高めている。同イオン交換樹脂は先端半導体分野で使われる超純水の精製及び薬液の高純度化に必須であり、そのなか同社は時価総額50億円未満の超小型株ながら、同分野のニッチトップの一角としてポジションを確立している。世界的なAI・半導体関連人気で同社株にも見直し買いが入り始めた。業績も26年5月期は売上高が16%増収、営業62%増益と急拡大見通しにあり、10倍未満のPERに加え、株主還元にも抜かりなく取り組んでおり、今期予想配当利回りは27日のストップ高水準で換算しても2.3%に達する。 ■テセック <6337> 2,661円 (+227円、+9.3%) テセック <6337> [東証S]が急反発。26日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を15万株(自己株式を除く発行済み株数の2.91%)、または3億円としており、取得期間は6月1日から9月30日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上を図り、企業環境の変化に対応した機動的な経営を遂行するためとしている。 ■DyDo <2590> 2,719円 (+210円、+8.4%) 東証プライムの上昇率5位。ダイドーグループホールディングス <2590> [東証P]が6日ぶり急反発。26日の取引終了後に発表した第1四半期(1月21日-4月20日)連結決算が、売上高552億3900万円(前年同期比4.3%増)、営業利益15億5600万円(前年同期14億4500万円の赤字)、最終利益1億1000万円(同28億4500万円の赤字)と黒字転換したことが好感された。主軸を置く自販機市場で他チャネルとの価格差が継続的に拡大していることなどを受けて国内飲料事業は減収となったものの、トルコやポーランドを中心に海外飲料事業が好調に推移したことが業績を牽引。また、国内飲料事業で前期の減損損失計上に伴う減価償却費の減少や、不採算先の自販機引き上げなどを通じた収益体質への転換の進展などにより大幅増益を確保した。なお、27年1月期通期業績予想は、売上高2468億円(前期比2.3%増)、営業利益105億円(同2.5倍)、最終利益50億円(前期303億2200万円の赤字)の従来見通しを据え置いた。 ■マイクロ波 <9227> 1,209円 (+94円、+8.4%) 一時ストップ高 マイクロ波化学 <9227> [東証G]が5日続急伸、一時ストップ高となった。26日の取引終了後、独自のマイクロ波を利用した金属製錬・鉱山プロセス標準ベンチ装置を用いた実証実験で、鉄鉱石の還元に成功したと発表した。実用化に向けた重要なマイルストーンであるベンチスケールでの実証を終え、今後は技術の確立を加速するとともに、事業化に向けたパートナーを探索するとしており、材料した買いが集まった。同装置は金属製錬プロセスにおける鉱石の焼成・還元など従来は化石燃料を燃焼して取り組んでいた工程を、電気で発生するマイクロ波プロセスに置き換える昇温装置。二酸化炭素排出量の削減及び熱効率の改善を目指し開発した。 ■MRT <6034> 655円 (+38円、+6.2%) MRT <6034> [東証G]が急反発。26日の取引終了後に26年12月期の連結業績予想について、営業利益を1億7000万円から1億9500万円(前期比2.7倍)へ、純利益を1億900万円から1億2900万円(同2.3倍)へ上方修正したことが好感された。連結子会社である医師のともが保有する医師たちとつくるの全株式を売却し連結範囲から除外するほか、26年5月には婚活サービスを運営するドクターズブライトの株式売却により同様に連結範囲から除外することや、更に6月末には「ネット医局」サービスを終了する予定であるのに伴い、売上高は43億円から39億5000万円(同3.2%増)へ下方修正した。一方、こうした事業ポートフォリオの見直しにより経営資源の効率的な再配分を進めることで利益は上振れる見通しだ。 ■SHIFT <3697> 697.6円 (+40.1円、+6.1%) 東証プライムの上昇率10位。SHIFT <3697> [東証P]が急反発。同社は26日の取引終了後、グループ内15社のバックオフィスを集約すると発表。収益力の強化を期待した買いを誘ったようだ。組織再編を通じ、グループとしてAIを活用したバックオフィス機能の強化・効率化に取り組む。SHIFTはすでに単体ベースではバックオフィスの採用を原則停止し、業務を892業務に分解したうえで、AIエージェントを活用しながら工数削減効果を創出しており、バックオフィスのAI化による効果が確認されているという。 ■タカラトミー <7867> 3,095円 (+158円、+5.4%) タカラトミー <7867> [東証P]が3日ぶり急反発。年初来高値を更新した。SBI証券が26日付で投資判断を「中立」から「買い」へ、目標株価を2610円から3540円へ引き上げており、これが材料視された。証券会社によると、キデイランド、タカラトミーアーツといった子会社の好調な業績が継続すると予想。キデイランドではインバウンド需要を含む顧客数の増加に加え、前年新規出店した新宿店などの出店効果が収益に貢献、タカラトミーアーツではガチャ、ぬいぐるみ、アミューズメントマシンが好調に推移するとみている。一方、タカラトミー(単体)については好調だった前期の反動が出るとみている。 ■GEI <9212> 339円 (+16円、+5.0%) Green Earth Institute <9212> [東証G]が大幅続伸。27日午後3時、同社の木質バイオマス由来のバイオエタノール生産技術を活用したプロジェクト「森空プロジェクト」において、出光興産 <5019> [東証P]と森空バイオリファイナリー(東京都千代田区)が、純国産ATJ(アルコール・トゥー・ジェット)―SAF(再生航空燃料)のサプライチェーン構築に向けた覚書を締結したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。原料調達からSAF燃料利用に至るプロセスを国内で完結させるサプライチェーンの構築に向けて実現可能性を共同で検討する。 ■東自機 <6360> 4,240円 (+200円、+5.0%) 東京自働機械製作所 <6360> [東証S]が大幅続伸。26日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、シンガポールの個人投資家ソン・ユウ・ニン氏の株式保有割合が5.01%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「建設的な対話を通じて企業価値の向上を図ることを目的とした純投資」としており、報告義務発生日は5月19日となっている。 ■ウエストHD <1407> 3,115円 (+141円、+4.7%) ウエストホールディングス <1407> [東証S]が大幅反発。日本経済新聞電子版が26日夜、「太陽光開発大手のウエストホールディングスはMUFGファイナンス&リーシング(MUFL、旧東銀リース)と組み、企業の太陽光導入支援を始めた」と報じた。収益貢献を期待した買いが入ったようだ。三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]傘下のMUFLは脱炭素関連サービスに特化した営業部を新設し、MUFLとウエストHDで連携して支援サービスを全国で展開すると伝えている。 ※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース