前週末22日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

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材料

■メディアL <6659>  66円 (+21円、+46.7%) 一時ストップ高

 メディアリンクス <6659> [東証S]が3日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。同社は21日、NTT <9432> [東証P]傘下のNTTスマートコネクトとの業務提携に基づき、大容量光ネットワーク「IWAN」を用いたメディア伝送の接続試験を実施したと発表。これが材料視されたようだ。今回の結果を受け、放送局や制作会社、コンテンツプロバイダーに対し、IWANを利用した信頼性の高い帯域確保型素材伝送ソリューションの提案を加速させる構え。将来的には多系統のメディア信号や大容量データの安定伝送を追求し、次世代ネットワーク「IOWN」の活用も視野に入れた高度な映像制作インフラの構築を目指すとしている。

■Fスターズ <3687>  1,970円 (+400円、+25.5%) ストップ高

 東証プライムの上昇率トップ。フィックスターズ <3687> [東証P]がストップ高。22日午前11時30分ごろ、グループ会社が展開する量子コンピューティング向けソフトウェア開発環境「Fixstars Amplify SDK」で、拡張機能「Amplify Quantum」の提供を始めたと発表しており、材料視した買いを集めた。今回提供を始めた拡張機能により、米IBM  が推進する「IBM Quantum」、アマゾンウェブサービスが提供する「Amazon Braket」などへの接続がより簡便に行えるようになり、ゲート型量子コンピューターへの対応が強化されるという。なお、米商務省が21日、CHIPS・科学法にもとづき20億1300万ドルを出資する意向表明書(LOI)9件に署名したと発表したことから、米国市場で10億ドルを受け取るIBMが急騰。日本市場においても 量子コンピューター関連銘柄は物色人気を高め、Fスターズの株価は寄り付きから騰勢を強めていた。

■オンコリス <4588>  2,797円 (+500円、+21.8%) ストップ高

 オンコリスバイオファーマ <4588> [東証G]がストップ高。22日寄り前、21日に開催された厚生労働省の薬事審議会再生医療等製品・生物由来技術部会が腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン注」について通常承認することを了承したと発表しており、株価の支援材料となった。効能効果は根治切除及び化学放射線療法の適応とならない食道癌とする。正式な承認及び薬価収載の過程を経て、予定通り今期中に発売される見通し。

■Syns <290A>  1,813円 (+292円、+19.2%)

 Synspective <290A> [東証G]が続急騰。野村証券は21日、同社株の目標株価を1753円から2082円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「バイ」を継続した。海外展開の加速を見込み目標株価を見直した。小型SAR衛星運用企業は世界で5社程度にとどまり運用機数も限定的だが、国家安全保障需要が欧州やアジアで拡大し、中期では米国市場も有望。このなか、同社の海外売上高は28年頃から拡大すると予想。SAR衛星コンステレーションを構築し、同社が世界有数のSAR衛星データを蓄積できるチャンスがあると指摘。宇宙サービス関連では最も有望ともみている。

■マイクロ波 <9227>  943円 (+150円、+18.9%) ストップ高

 マイクロ波化学 <9227> [東証G]がストップ高。21日、米アマゾン・ドット・コム  のデバイスの環境負荷低減に貢献する技術を持つ企業に対し、技術導入の可能性や協業機会の創出を支援するプログラム「アマゾン・デバイセズ・クライメート・テック・アクセラレーター」に採択されたと発表。これを材料視した買い注文が集まった。マイクロ波は金属回収ソリューションとして「低濃度貴金属回収事業」を提案。今後、アマゾン側と共同で統合計画を策定し、10月に予定されるアマゾン・デバイセズの上級幹部向けプレゼンテーションに臨むとしている。

■ブランドT <7067>  1,140円 (+150円、+15.2%) ストップ高

 ブランディングテクノロジー <7067> [東証G]がストップ高。21日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表。これを好感した買いが入った。上限を9万5200株(自己株式を除く発行済み株数の5.94%)、または1億円としており、取得期間は5月26日から11月25日まで。資本効率の向上及び機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。

■日ケミコン <6997>  3,365円 (+442円、+15.1%) 一時ストップ高

 東証プライムの上昇率2位。日本ケミコン <6997> [東証P]が3日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。同社は22日、車載SRSエアバッグ装置及びAIサーバー用途に最適なリード形アルミ電解コンデンサー「LBYシリーズ」を開発したと発表。これが材料視されたようだ。LBYシリーズは、新開発の高倍率アルミニウム電極箔を採用することで、従来シリーズに比べて最大約23%の高容量化を実現。既にサンプル対応中で、9月から量産を開始する予定だとしている。

■リミックス <3825>  221円 (+25円、+12.8%)

 リミックスポイント <3825> [東証S]が続急騰。22日、経済産業省が推進する「令和7年度補正 業務産業用蓄電システム導入支援事業」において、DR(ディマンドリスポンス)メニューを提供する小売電気事業者として登録されたと発表しており、好材料視された。DRは電力需給がひっ迫した際に、顧客が電力使用量を制御することで電力需給の調整を図る仕組み。通常、業務産業用蓄電システムの導入には数千万円規模の初期費用がかかるが、同社の「リミックスでんき」が提供する高圧向け市場連動型電力プラン「JEPXスタンダードプラン」の契約と、対象となる同社取り扱いの蓄電システムをセットで採用することで補助金を活用でき、初期費用負担の軽減が可能になるとしている。

■SBG <9984>  6,757円 (+718円、+11.9%)

 東証プライムの上昇率8位。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が続急騰。前日21日は同社が出資する米オープンAIが近くIPO(新規株式公開)を申請すると伝わったことを受け、ストップ高に買われた。その後の21日の米株式市場では、ソフトバンクG傘下のアームホールディングス  が16%を超す上昇。エヌビディア  の決算発表後に、アームのデータセンター向けCPU「AGI CPU」も旺盛な需要の恩恵を享受できるとの見方が広がったもようだ。22日のソフトバンクGはアーム株急伸という新たな追撃材料をもとに水準を一段と切り上げ、日経平均株価を押し上げる要因となった。

■住友電 <5802>  11,820円 (+1,090円、+10.2%)

 住友電気工業 <5802> [東証P]が続急騰。21日、ドイツの送電事業者アンプリオンから、高圧直流ケーブルの大型プロジェクトを受注したと発表した。契約金額は約20億ユーロ(約3600億円)で、同社グループが受注する単一案件として過去最大となるという。中長期的な業績押し上げ効果を見込んだ買いが集まった。定格容量2ギガワット、ルート長530キロメートルの大型案件で、「ライン・マイン・リンク」送電プロジェクトの一部を構成。完工は2032年を予定している。

■朝日放送HD <9405>  845円 (+65円、+8.3%)

 朝日放送グループホールディングス <9405> [東証P]が続急伸。21日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を125万株(自己株式を除く発行済み株数の2.99%)、または10億円としており、取得期間は5月22日から来年3月31日まで。資本収益性の改善及び株主還元の拡充を通じて中長期的な企業価値の向上を目指すとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するために実施する。

■ダイセル <4202>  1,265円 (+87.5円、+7.4%)

 ダイセル <4202> [東証P]が4日続急伸。22日午後3時ごろに、5月12日の決算発表時には未定としていた27年3月期の配当予想について、前期比10円増の年70円(中間・期末各35円)とすると発表したことが好感された。同時に新たな中期戦略を発表し、最終年度である31年3月期に売上高7500億円(27年3月期予想5950億円)、営業利益1000億円(同425億円)を目指すとした。セルロース事業の強化に加えて、成長を牽引するエンプラ事業やセイフティ事業に成長投資を実施するとしている。

■安川電 <6506>  7,052円 (+354円、+5.3%)

 安川電機 <6506> [東証P]が続急伸。SMBC日興証券は21日、同社株の目標株価を5800円から8100円に引き上げた。投資評価は3段階で最上位の「1」を継続した。半導体の回復を背景に27年2月期の過去最高益更新を予想している。具体的には(1)円安効果、(2)モーションコントロール事業のうち半導体製造装置(SPE)向け需要の回復――を織り込み今期連結営業利益は従来予想の583億円から701億円(会社計画600億円)に上方修正した。また、6月発表される予定の新中期経営計画に注目している。

■片倉 <3001>  2,600円 (+116円、+4.7%)

 片倉工業 <3001> [東証S]が3日ぶり大幅反発。22日午後0時30分ごろ、26年12月期連結業績予想について、最終利益を52億円から72億5000万円(前期比25.8%増)へ上方修正したことが好感された。同社は21日の取引終了後に、ヒューリック <3003> [東証P]が実施する株式売り出しに売出人の1社として参加し185万3000株を売却すると発表。その後、売却価格が決定されたことに伴い、投資有価証券売却益29億7100万円を特別利益として計上する見込みであることなどが要因としている。なお、売上高411億円(同1.1%増)、営業利益55億円(同6.1%減)は従来見通しを据え置いている。

■川重 <7012>  2,971円 (+127.5円、+4.5%)

 川崎重工業 <7012> [東証P]が大幅続伸。日本経済新聞電子版が21日の取引終了後、「川崎重工業は半導体大手の米エヌビディアなどと協業する」と報じた。エヌビディアのフィジカルAI技術と融合させた新たなソリューション開発を目指すと伝えている。川重のロボット関連事業への好影響を期待した買いが集まった。記事によると、エヌビディアや米テック企業などとの連携を進めるため、カリフォルニア州に共同開発拠点を開設。エヌビディアとは医療やモビリティー分野を皮切りに協業を進めるとしている。

■堀場製 <6856>  25,875円 (+970円、+3.9%)

 堀場製作所 <6856> [東証P]が大幅続伸。同社は21日、車両熱マネジメントシステム評価設備のソリューション提供を本格展開すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。車両熱マネジメントとは、車両内のモーターやバッテリーなどを冷却・温調するシステムや車室空調システムなどとの間で熱をやり取りし、温度を適切に制御・管理する技術。エネルギー利用の効率化が求められていることから重要性が高まっており、特に電気自動車(EV)では航続距離の延長やバッテリーの長寿命化に寄与する技術として注目されている。

■キオクシア <285A>  57,400円 (+2,060円、+3.7%)

 キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が大幅高で3日続伸。前日21日に時価総額30兆円台に乗せた同社だが、22日も頑強ぶりを発揮している。前日21日の売買代金については3兆円を突破するなど、異次元のボリュームとなったことも話題となった。その後の米株式市場で同業のサンディスク  の株価は10%を超す上昇。エヌビディア  の決算発表を通過し、AI半導体のデータセンター向け需要の旺盛さが改めて浮き彫りとなり、メモリーを手掛ける各社についても、大きな成長を遂げるとの期待が更に高まっている。メモリー関連株の強いモメンタムに追従しようとする投資家の姿勢も相まって、キオクシアへの資金流入が継続したようだ。

■OKI <6703>  3,075円 (+106円、+3.6%)

 沖電気工業 <6703> [東証P]が大幅続伸。21日の取引終了後に、ヒューリック <3003> [東証P]が実施する株式売り出しに売出人の1社として参加し1000万株を売却すると発表。売却価格が決定されたことに伴い、22日に投資有価証券売却益51億円を特別利益として27年3月期第1四半期に計上する見込みとなったと発表しており、これが好材料視された。なお、27年3月期業績予想には織り込み済みとしている。

■安田倉 <9324>  2,361円 (+80円、+3.5%)

 安田倉庫 <9324> [東証P]が大幅続伸。21日の取引終了後に、ヒューリック <3003> [東証P]が実施する株式売り出しに売出人の1社として参加し310万8000株を売却すると発表。売却価格が決定されたことに伴い、22日には投資有価証券売却益50億1500万円を特別利益として27年3月期第1四半期に計上する見込みとなったと発表しており、これが好材料視された。なお、27年3月期業績予想には一定程度織り込み済みとしており、他の要因も含めて業績予想の修正が必要となった場合には速やかに開示するとしている。

■A&Dホロン <7745>  2,656円 (+62円、+2.4%)

 A&Dホロンホールディングス <7745> [東証P]が続伸。21日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、投資会社のストラテジックキャピタル(東京都港区)による株式保有割合が10.57%から11.87%に上昇したことが判明し、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「株主価値向上のために発行者との建設的対話及び発行者への重要提案行為などを行うこと、並びに純投資」としており、報告義務発生日は5月14日となっている。

■渋沢倉 <9304>  1,434円 (+33円、+2.4%)

 澁澤倉庫 <9304> [東証P]が続伸。上昇率は一時4%を超え、年初来高値を更新した。22日午後2時ごろ、取得総数160万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.76%)、取得総数28億円を上限とする自社株買い及び消却を実施すると発表しており、これらを好感した買いが集まった。取得期間は6月1日から10月30日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで行う。取得した全株式は来年3月31日に消却する。

■日揮HD <1963>  2,731.5円 (+52円、+1.9%)

 日揮ホールディングス <1963> [東証P]が4日続伸。22日、イギリスのコンフィギュアリング社と自動エンジニアリングツールの開発に関する基本合意書(MOU)を締結したと発表しており、好材料視された。コンフィギュアリング社は、建築・インフラ分野の設計を自動化するエンジニアリングソフトウェア会社。今回のMOUに基づき両社は、日揮グループの技術及び知見をコンフィギュアリング社設計自動化技術と組み合わせることで高度な自動エンジニアリングツール「Configurator」を開発。ルールに頼った従来の自動設計にとどまらず、迅速かつ柔軟に最適な設計案を導き出すことを目指すとしている。

■アミューズ <4301>  1,759円 (+25円、+1.4%)

 アミューズ <4301> [東証P]が5日ぶり反発。21日の取引終了後に、中期経営計画を見直し、新たに29年3月期に売上高750億円(27年3月期予想550億円)、営業利益50億円(同20億円)を目指すとしたことが好材料視された。アーティストプロデュースやオリジナルコンテンツの更なる強化に加えて、海外アーティストや地域との共創を通じた事業ポートフォリオの拡充を図ることで、29年3月期以降の強靱かつ安定的な収益基盤構築を目指すとしている。

■栗田工 <6370>  8,684円 (+121円、+1.4%)

 栗田工業 <6370> [東証P]が続伸。22日、東京消防庁の公募事業「東京消防庁 INNOVATION PROJECT」の共同研究開発型(無償)テーマの一つ「リチウムイオン電池対応型消火薬剤・消火資器材の研究開発」に採択され、共同研究開発契約を締結したと発表しており、好材料視された。同社では、水処理技術の知見を応用した新規事業の一環としてPFASやリン、アンモニアを含まない新たな消火薬剤の開発を進めており、同消火薬剤の早期の実用化・商用化を目指す一環として同共同研究開発へ応募し採択されたという。今後は東京消防庁の協力のもと、 リチウムイオン電池火災に対する有効性の検証や、消火資器材への実装に係る具体的な検討などを進めるとしている。なお将来的には、今後拡大が見込まれるバッテリー製造工場やBESS(蓄電池エネルギー貯蔵システム)などへの適用を目指している。

※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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