話題株ピックアップ【夕刊】(1):UBE、アンリツ、伊勢化
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■UBE <4208> 2,890.5円 +500 円 (+20.9%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ UBE<4208>は急伸。この日朝方、未定としていた27年3月期の配当予想について160円(前期110円)にすると発表した。中期経営計画で掲げている配当方針のDOE(株主資本配当率)目標に関して従来の「2.5%以上」から「3.5%以上」へ引き上げるとともに、中計の進捗を踏まえて早期に「4.0%」への引き上げを目指すこととし、これを踏まえて配当額を決定した。株主還元姿勢を評価した買いが集まった。 ■FIG <4392> 1,581円 +221 円 (+16.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位 FIG<4392>は続急騰。前日まで3営業日連続で値幅制限いっぱいに買われており、株価の居どころを大きく変えている。投資資金の攻勢が始まったのが5月8日で、その前日まで株価は300円台で推移していた。同社はモバイルクリエイトと石井工作研究所が中心となって共同持ち株会社の形態で発足した企業で幅広い分野に技術展開し、移動体管理システム、半導体関連装置及び車載関連装置、金型製造、GPSタクシー配車システムなど広範にわたる事業を手掛け、ドローン関連の一角としても存在感を示す。自動搬送ロボットなどのロボティクス分野でも実力を発揮している。今回、買い材料の発端となったのは5月7日にAI半導体の検査工程に使われる自動化装置を同社グループ会社が台湾企業と共同開発したと発表したこと。これがエヌビディアのGPUなど先進パッケージングに対応したハイスペック商品であることから、市場では「社名は非公表ながら共同開発の相手先がTSMC である可能性がそれなりに高い」(中堅証券ストラテジスト)という見解が示されている。この場合、同社はグローバル的な見地から時価総額面で大幅な見直し余地が生じる。また、14日に開示した26年12月期第1四半期の決算は営業55%増益と絶好調で、物色人気に拍車をかける格好となった。目先は信用買い残が急増するなか反動安への警戒もあるが、買い主体は個人だけではないという観測もあり、市場関係者の熱い視線が注がれている。 ■アンリツ <6754> 4,381円 +237 円 (+5.7%) 本日終値 アンリツ<6754>が3日ぶりに急反発。大和証券は19日、同社株の目標株価を2700円から5000円に引き上げた。レーティングは5段階で2番目の「2(アウトパフォーム)」を継続した。光トランシーバー関連が業績を牽引するとみている。27年3月期は連結営業利益が前期比34.9%増の200億円の見通しが示されたが、光トランシーバー関連は収益性が高いことを踏まえると会社計画の達成も十分可能と指摘。海外競合企業のバリュエーション上昇を踏まえ、適用するPERを引き上げている。 ■伊勢化学工業 <4107> 4,425円 +215 円 (+5.1%) 本日終値 伊勢化学工業<4107>が大幅高で5日ぶりに反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「政府は自衛隊の基地や駐屯地で、薄くて曲がる次世代型の『ペロブスカイト太陽電池』を導入する実証実験に着手する」と報じられたことを受けて、関連銘柄として思惑的な買いが入ったようだ。記事によると、今夏から沖縄県でスタートし全国での導入を目指すとしており、政府施設での需要を確保することで、開発や普及のスピードアップが期待されている。 ■くら寿司 <2695> 1,677円 +80 円 (+5.0%) 本日終値 くら寿司<2695>が大幅反発。複数のメディアで、「トランプ米大統領が同社子会社くら寿司USA株式を取得していたことがわかった」と報じており、これが刺激材料となった。くら寿司USAは19年にナスダック市場に上場。報道によると、取得額は100万~500万ドルの範囲内としている。 ■ニプロ <8086> 1,726.5円 +71 円 (+4.3%) 本日終値 ニプロ<8086>は続伸し、年初来高値を連日更新した。19日、同日に官報告示されたバイオシミラーであるウステキヌマブBS皮下注45mgシリンジ「ニプロ」を20日の薬価基準追補適用後に発売すると発表した。同製品は韓国サムスバイオエピス社と締結した、複数品目のバイオシミラーに関する日本国内での商業化に向けた戦略的パートナーシップ契約に基づく初の製品であり、材料視した買いが集まった。 ■朝日インテック <7747> 3,685円 +113 円 (+3.2%) 本日終値 朝日インテック<7747>は続伸歩調。約1カ月半ぶりに年初来高値を更新した。同社はカテーテル治療用のガイドワイヤーなど医療器具を製造販売する。15日に発表した第3四半期累計(25年7月~26年3月)連結決算は、売上高が1083億6600万円(前年同期比18.0%増)、営業利益が374億1400万円(同45.5%増)だった。国内外で売り上げが好調に推移した。好決算を受けた同社株への買い流入が続いている。 ■沖縄セルラー電話 <9436> 3,565円 +55 円 (+1.6%) 本日終値 沖縄セルラー電話<9436>は上場来高値を更新。沖縄県で事業を行うKDDI傘下の携帯電話会社であり、県内での圧倒的なシェアを強みに着実な成長を遂げている。今月8日に発表した26年3月期通期決算は、営業利益が前の期比5.2%増の186億9300万円と連続での最高益更新を達成。今27年3月期も引き続き増益基調をキープする見通しを示した。同社は長期にわたり増配を続けている企業として知られる。今期の配当予想は70円(株式分割考慮ベースで前期67円)を見込んだ。株価は通期決算の発表にかけてやや軟化したものの、発表後は体勢を立て直し、徐々に投資資金を呼び込む展開に。足もと騰勢を強めている。 ■コメ兵ホールディングス <2780> 5,280円 +80 円 (+1.5%) 本日終値 コメ兵ホールディングス<2780>が3日続伸。午前11時ごろに発表したブランド・ファッション事業の4月度売上高が前年同月比51.5%増の214億900万円となり、増収基調が継続したことが好感された。商品化が順調に進み、前期に仕入れた商品を確実に販売できたことで、小売を中心に売上高が計画以上で推移した。一方、個人買い取り額は買い取り施策や出店効果により、109億5300万円(前年同月比36.1%増)と単月で過去最高の買取額を記録した。 ■ラクス <3923> 893.3円 +13.3 円 (+1.5%) 本日終値 ラクス<3923>が3日続伸。この日、24年10月に提供を開始したクラウド型請求書受領システム「楽楽請求」の累計導入社数が1000社を突破したと発表しており、好材料視された。「楽楽請求」は、請求書の受領から処理業務までを効率化できる、AI技術を搭載したクラウド型請求書受領システム。既に提供を開始している「楽楽精算連携プラン」では、受領した請求書をAI-OCRでデータ化し「楽楽精算」へ連携することで、支払依頼・承認・支払処理までを一元管理することが可能になるほか、今後は「楽楽明細」とのデータ連携を予定するなど、更なる機能強化を図るとしている。 株探ニュース