午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利29年半ぶり水準まで上昇
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18日の債券市場で、先物中心限月6月限は7日続落。原油価格が再び騰勢を強めていることからインフレ加速が意識され、世界的に長期金利が上昇している流れを引き継いだ。 米国とイランの戦争終結とホルムズ海峡再開に向けた協議が難航するなか、15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸。各国の中央銀行が物価上昇圧力を抑えるため利上げを余儀なくされるとの見方が広がるなか、前週末に米国や英国、ドイツなどの長期金利が上昇したことが円債に影響した。ただ、債券先物は前週末までの下落で値ごろ感があり、前週末比84銭安の127円40銭で寄り付いたあとは下げ渋り。きょうからパリで開かれる主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で金利上昇の抑制策が打ち出される可能性があることも売り込みにくさにつながったようだ。午後に明らかになった5年債入札の結果は、無難と受け止められ一段と下げ幅を縮小。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は4銭と前回(4月9日)と同じで、応札倍率は3.22倍と前回の3.58倍を下回ったが、一定の需要が確認できたことが買い安心感を誘い、引け間際には128円05銭をつける場面があった。 先物6月限の終値は、前週末比20銭安の128円04銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.800%と1996年10月以来およそ29年半ぶりの水準まで上昇し、午後3時の時点では前週末に比べて0.035%高い2.735%で推移している。 出所:MINKABU PRESS