明日の為替相場見通し=為替介入ラインの突破なるか
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今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日本の通貨当局が為替介入を行ったとみられる6日の高値157円93銭を突破するかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=157円20銭~158円40銭。 政府・日銀はゴールデンウイーク(GW)中に複数回の為替介入を実施した可能性があり、6日には158円に迫る上昇をみせたところで3円弱急落。介入警戒感は依然としてくすぶっており、ドル円相場の重荷となりそう。日銀の増一行審議委員が14日の講演で「景気下振れの兆しがはっきりとした数字で表れないのであれば、できる限り早い段階での利上げが望ましい」と述べ、6月会合での利上げが意識されやすいことも円売りを抑制しそうだ。 ただ、12日に発表された4月の米消費者物価指数(CPI)に続き、13日発表の4月の米卸売物価指数(PPI)でもインフレ圧力の強さが示されたことで、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始時期が後ずれするとの観測が強まっている。原油価格が高止まりしていることも米金利の先高観につながり、日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りは根強いとみられる。 なお、日本時間今晩に米国で発表される主な経済指標は、4月の小売売上高、前週分の新規失業保険申請件数、4月の輸出入物価指数、3月の企業在庫など。また、米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁やクックFRB理事に発言機会がある。 出所:MINKABU PRESS