トランスGG、前期経常が上振れ着地・今期は69%増益へ
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トランスジェニックグループ <2342> [東証S] が5月13日大引け後(15:45)に決算を発表。26年3月期の連結経常損益は1億1800万円の黒字(前の期は3億1900万円の赤字)に浮上し、従来予想の9000万円の黒字を上回って着地。27年3月期の同利益は前期比69.5%増の2億円に拡大する見通しとなった。 直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常損益は2500万円の黒字(前年同期は1億5700万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-4.2%→0.9%に急改善した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 1.特別損失の計上について1事業再編損について2026年3月25日付「株式会社トランスジェニック神戸研究所(以下、「神戸研究所」)の閉鎖に関するお知らせ」及び本日公表の「(開示事項の変更)神戸研究所閉鎖に伴う事業機能の再配置に関するお知らせ」のとおり、収益性・資本効率の改善を目的として、神戸研究所の閉鎖及び創薬支援事業の拠点の集約を行うことを決定いたしました。子会社である株式会社トランスジェニック(以下、「トランスジェニック」といいます。)の神戸研究所の機能は、事業内容に応じて同社の磐田研究所及び神戸ポートアイランド内施設へ移管または再配置いたしますが、当該事業の移管または再配置に伴い発生が見込まれる事業再編損109百万円を特別損失として計上いたしました。2固定資産の減損損失についてトランスジェニックの一部の設備等について、当初想定していた収益が見込めなくなったことから、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき固定資産の減損処理を行い、減損損失47百万円を特別損失として計上いたしました。3損失補償金について2025年12月18日付「当社子会社の株式会社トランスジェニックにおけるGLP(※)適合性調査の結果について」にてお知らせしましたとおり、トランスジェニック磐田研究所において判明しました一部の職員による受託試験の試験データに係る不正について、関係する各当局の調査官、並びに外部の専門家(弁護士)による調査と検証作業の結果、本件不正は当該職員が単独で行ったものであり、その所属部署を含め、他の職員及び組織としての関与は一切なかったものと認定され、再発防止策を講じたうえで実施された今回のGLP適合性調査において、関係当局より医薬品、医療機器及び再生医療等製品GLP省令への適合が認められております。当該調査結果を踏まえ、顧客と交渉を重ねたうえで、補償費用等の今後の発生見積額を損失補償金として第4四半期連結会計期間において150百万円、2026年3月期通期で274百万円、特別損失に計上いたしました。(※)Good Laboratory Practice(優良試験所基準)の略です。GLP制度とは、医薬品、化学物質、農薬等の安全性試験を行う試験施設が、試験計画・実施などに関するすべての要素・過程について定められた手順を遵守し、試験の信頼性を確保することです。2.繰延税金資産の計上について足元の業績や今後の業績見通し等を踏まえ繰延税金資産の回収可能性を見直した結果、2026年3月期第4四半期連結会計期間において繰延税金資産を計上いたしました。これに伴い、第4四半期連結会計期間における法人税等調整額の計上額は△183百万円(△は利益)、2026年3月期通期では法人税等調整額は△177百万円(△は利益)となりました。3.通期連結業績予想と実績との差異差異の理由(売上高及び営業利益)創薬支援事業につきましては、トランスジェニックにおいて、前期からの繰越受注試験を予定通り完了させるとともに新規受注にも注力し、コスト面でも事業運営の合理化による削減を実施いたしました。このため、当期の売上高(※)は前回発表予想を52百万円上回る2,252百万円となりましたが、営業利益(※)につきましては、再発防止策等に係る工数の増加や物価高を背景とした各種経費の増加等もあり、前回発表予想を74百万円下回る164百万円の損失となりました。投資・コンサルティング事業につきましては、持続的な物価上昇傾向の中で消費マインドが低下し、Eコマースによる小売販売は苦戦しましたが、価格転嫁や在庫管理の適正化、固定費のコスト削減に注力いたしました。また、卸売販売等の商社事業も売上高は伸び悩みましたが、価格交渉等による粗利率改善に注力し、利益の確保に取り組みました。この結果、当期の売上高(※)は前回発表予想を378百万円下回る10,921百万円となりましたが、営業利益(※)は前回発表予想を19百万円上回る479百万円となりました。(※)売上高はセグメント間の内部売上高を除いた外部顧客への売上高であります。また、利益または損失は、各セグメントに配分されない費用等の調整額を含まない金額であります。なお、各セグメントに配分されない全社費用は、管理コストの削減により、前回発表予想を42百万円下回る177百万円の損失となりました。以上の結果、連結売上高は前回発表予想を325百万円下回る13,174百万円となり、連結営業利益につきましても前回発表予想を12百万円下回る137百万円となりました。(経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益)連結経常利益につきましては、為替差益が発生したため、前回発表予想を28百万円上回る118百万円となりました。また、上記の特別損失及び繰延税金資産を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前回発表予想を117百万円下回る△77百万円となりました。4.通期個別業績の前期実績との差異について差異の理由当事業年度は、子会社からの配当収入等の営業収入(売上高)が前期比で減少いたしましたが、管理コストの削減により、営業利益及び経常利益につきましては前期比で改善いたしました。また、前事業年度は貸倒引当金繰入額1,000百万円や関係会社株式評価損91百万円等の特別損失1,109百万円を計上いたしましたが、当事業年度は投資有価証券売却益137百万円を特別利益として計上した一方で、本日公表いたしました「連結子会社に対する債権放棄に関するお知らせ」のとおり、子会社であるトランスジェニックに対する貸付金の一部の債権放棄に伴い計上した貸倒引当金繰入額543百万円等の特別損失577百万円を計上したため、当期純利益につきましても前事業年度の実績値との間に差異が生じております。