午後:債券サマリー 先物は反落、売り一巡後は下げ渋るも戻り限定的
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8日の債券市場で、先物中心限月6月限は3営業日ぶりに反落。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る動きとなったが、中東情勢を巡る不透明感などからプラス圏には届かなかった。 ブルームバーグ通信などを通じて「米中央軍は、7日にホルムズ海峡をオマーン湾に向け航行していた海軍駆逐艦へのイランの攻撃に応戦し、背後にある同国の軍事施設を標的に反撃を行った」と伝えられ、時間外取引で米原油先物が強含みで推移。原油高を通じた物価上昇圧力の高まりが意識されるなか、債券先物は寄り付き直後に129円57銭まで軟化する場面があった。ただ、トランプ米大統領が今回の交戦を重視しない姿勢を示し、停戦は依然として有効だと指摘していることから追随売りは広がらず。日本時間今晩に4月の米雇用統計が発表されるほか、ベッセント米財務長官が11日から3日間の日程で日本を訪問することから一方向に持ち高を傾けにくいといった面もあった。とはいえ、この日に財務省が実施した流動性供給入札(対象:残存期間1年超5年以下)の応札倍率が3.19倍(前回は3.91倍)にとどまったことが重荷となり戻りは限定的だった。 先物6月限の終値は、前日比5銭安の129円70銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日と同じ2.475%で推移している。 出所:MINKABU PRESS