東京株式(大引け)=619円安、早期の利上げ思惑で下げ誘導も個別株は8割が上昇
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28日の東京株式市場はAI・半導体関連の主力銘柄の一角に売りが出て、日経平均は下値を試す展開となり終値で6万円台を割り込んだ。 大引けの日経平均株価は前営業日比619円90銭安の5万9917円46銭と3日ぶり大幅反落。プライム市場の売買高概算は26億7810万株、売買代金概算は9兆4819億円。値上がり銘柄数は1288、対して値下がり銘柄数は249、変わらずは34銘柄だった。 きょうの東京市場は、これまで日経平均が大きく買われてきた反動が出た形となった。朝方から軟調に推移していたが、後場に入ってから先物主導で下げ幅を広げた。日銀の金融政策決定会合の結果は想定通り現状維持だったが、審議委員のうち3人が反対票(利上げ提案)を投じたことが伝わると、早期の利上げ観測が広がり、これまで相場を牽引してきた主力銘柄への売り圧力につながった。また、併せて開示された「展望リポート」でも消費者物価指数の見通しが大きく上方修正され、今後の金融引き締めに対する思惑を助長した。ただ、日経平均の下げ幅は前引けから大きく拡大した一方で、値上がり銘柄数は前場と比べ大幅に増加した。1300近くの銘柄が上昇し、プライム市場全体の82%を占めている。また、日経平均とは対照的にTOPIXは1%の上昇となっている。 個別では、売買代金トップのキオクシアホールディングス<285A.T>が終始買い優勢だったほか、ディスコ<6146.T>、キーエンス<6861.T>が高く、古河電気工業<5801.T>もプラス圏に切り返した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが買われ、ファーストリテイリング<9983.T>も上昇した。三井金属<5706.T>も大きく上値を追った。ティラド<7236.T>、東光高岳<6617.T>、きんでん<1944.T>がストップ高に買われ、関電工<1942.T>、愛知製鋼<5482.T>、豊田合成<7282.T>なども値を飛ばした。 半面、アドバンテスト<6857.T>が大幅安、ソフトバンクグループ<9984.T>も急落した。レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>が売りに押され、ファナック<6954.T>も安い。コマツ<6301.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が値を下げ、村田製作所<6981.T>も冴えない。GMOインターネット<4784.T>、日東電工<6988.T>などが大幅安、グッドコムアセット<3475.T>、マクセル<6810.T>、イリソ電子工業<6908.T>なども大きく下値を探った。 出所:MINKABU PRESS