前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
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■Tホライゾン <6629> 1,311円 (+300円、+29.7%) ストップ高 テクノホライゾン <6629> [東証S]がストップ高。FA関連を主要領域にロボティクス分野に長じ、AI技術による高速検査機能を搭載したX線装置などでも定評がある。AIとロボティクスの融合で重視すべき要素である光学・センシング技術において今後活躍が期待され、フィジカルAI関連の一角としても存在感を高めている。そうしたなかも足もとの業績は好調を極めており、前週末24日取引終了後に26年3月期業績の上方修正を発表、経常利益は従来予想の18億円から30億円(前の期比8.1倍)に大幅増額、これがポジティブサプライズとなった。GIGAスクール案件の牽引で売上高及び利益が伸びたほか、ロボティクス事業が会社側想定を上回る堅調な推移を示している。また、為替差益も収益押し上げ要因となった。更に好業績を背景に株主還元も強化しており、年間配当を従来計画から10円増額し30円とすることも併せて発表、物色人気を加速させた。 ■山洋電 <6516> 6,640円 (+1,000円、+17.7%) ストップ高 東証プライムの上昇率トップ。山洋電気 <6516> [東証P]がストップ高。27日午前11時ごろに発表した27年3月期連結業績予想で、売上高1288億5000万円(前期比20.0%増)、営業利益162億9000万円(同49.6%増)、純利益120億円(同38.6%増)と大幅増収増益を見込み、年間配当予想を実質大幅増配となる170円としていることが好感された。前期は、通信装置やロボット、 半導体製造装置などのFA市場からの需要が回復に向かったことやAI関連向けの市場が堅調だったが、今期も引き続きこれらの市場向け需要が伸長する見通し。なお、26年3月期決算は、売上高1073億4600万円(前の期比9.7%増)、営業利益108億8500万円(同37.2%増)、純利益86億6100万円(同53.6%増)だった。 ■ハーモニック <6324> 4,885円 (+690円、+16.5%) 一時ストップ高 東証プライムの上昇率2位。ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> [東証P]が5日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。前週末24日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の570億円から595億円(前の期比6.9%増)へ、営業利益が15億円から25億円(前の期600万円)へ、純利益が13億円から15億8000万円(前の期比54.5%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。主に日本及び北米地域においてロボット向け、半導体製造装置向けの売上高が想定を上回った。また売上高の増加により、これら地域における工場の操業度が上昇したことも寄与した。 ■ファナック <6954> 7,256円 (+1,000円、+16.0%) ストップ高 東証プライムの上昇率3位。ファナック <6954> [東証P]がストップ高。前週末24日の取引終了後に発表した27年3月期の連結業績予想で、売上高9096億円(前期比6.0%増)、営業利益2122億円(同15.5%増)、純利益1849億円(同11.0%増)と2ケタ増益を見込むことを好感した買いが入った。FA、ロボット、ロボマシンの各部門において、さまざまな分野で堅調な需要が継続すると予想する。なお、想定為替レートは1ドル=150円、1ユーロ=170円としている。26年3月期決算は、売上高8578億3100万円(前の期比7.6%増)、営業利益1837億6300万円(同15.7%増)、純利益1665億4300万円(同12.9%増)だった。FA部門でCNCシステムが、旺盛な外需が牽引役となった国内工作機械メーカーや、インドや設備投資に積極的な産業からの需要が旺盛だった中国で好調に推移。またロボット部門では中国のEV関連向けや一般産業向けが好調に推移した。同時に、上限を1000万株(自己株式を除く発行済み株数の1.07%)、または500億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は5月1日から来年4月30日まで。また、5月29日付で自社株11万1063株(消却前発行済み株数の0.01%)を消却するとあわせて発表した。 ■キーエンス <6861> 73,180円 (+10,000円、+15.8%) ストップ高 東証プライムの上昇率4位。キーエンス <6861> [東証P]がストップ高。FA用各種センサーや測定器・制御機器などの開発・製造大手だが、国内外で抜群の商品競争力を誇っている。北米や中南米、中国を含むアジア地域でセンサーの販売が絶好調に推移しており、前週末24日取引終了後に発表した26年3月期決算は売上高が前の期比10%増の1兆1692億8900万円、営業利益が同8%増の5957億5900万と増収増益基調に陰りがない。売上高、営業利益ともに連続過去最高更新となった。今期業績は非開示ながら成長トレンドは不変とみられている。この好決算を評価する買いが集中し株価を突き上げる形となった。 ■湖北工業 <6524> 5,650円 (+630円、+12.6%) 湖北工業 <6524> [東証S]が続急騰。同社は光海底ケーブルの主要デバイスである光アイソレータやアルミ電解コンデンサー用リー-ド端子で世界トップシェアを誇り、グローバルニッチトップとして脚光を浴びている。政府は海底ケーブルの防護や敷設・保守について欧州連合(EU)と技術協力すると報じられており、海底ケーブル分野で世界3強の一角を占めるNEC <6701> [東証P]をはじめ、関連企業に商機が高まっている。そのなか、同社が手掛ける光アイソレータは光を一方向に通過させる(逆方向への戻り光を遮断する)役割を担い、長距離・大容量通信では必要不可欠なデバイスとして注目度が高い。業績も高成長路線に乗っており、海外投資家の保有株比率がまだ低いだけに欧州勢を中心に買いポジションを高める実需買いが期待できるとの見方もあった。 ■鈴木 <6785> 3,045円 (+333円、+12.3%) 東証プライムの上昇率6位。鈴木 <6785> [東証P]が続急騰。27日午後1時30分ごろ、26年6月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高予想を前回予想の374億5600万円から401億円(前期比20.3%増)、営業利益予想を47億9600万円から56億7000万円(同32.1%増)に引き上げた。同時に期末配当予想を10円増額の60円としており、業況と株主還元姿勢を評価した買いが集まった。年間配当予想は105円(前期実績は85円)となる。12月中間期は主力である部品セグメントのスマートフォン関連部品及び自動車電装部品の需要増加、半導体関連部品及び産機向け部品の復調により売上高が計画を上回ったうえ、電子部品と機械器具セグメントの生産性向上で営業利益が予想を超えた。加えて、第3四半期以降も概ね同様の需要動向と収益性の改善が続いているという。 ■パルマ <3461> 615円 (+65円、+11.8%) 一時ストップ高 パルマ <3461> [東証S]が3日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。27日午後2時ごろ、郵便局施設を活用したセルフストレージ事業の展開について、日本郵政 <6178> [東証P]グループの日本郵便と合意したと発表しており、これを好感した買いが入った。パルマは2018年に日本郵政キャピタルと資本提携し、郵便局施設内の遊休スペースをセルフストレージとして再活用する取り組みを推進しており、今回の取り組みはその連携を深化させるもの。今回の合意によりパルマは、セルフストレージ施設の開業支援や賃料債務保証サービス、収納代行および運営支援(BPO)を一体的に提供するとしており、これにより日本郵便のセルフストレージ事業の安定運営と収益最大化に貢献するとしており、その具体的な取り組みとして、白岡郵便局(埼玉県白岡市)及び長者原郵便局(福岡県粕屋町)におけるセルフストレージ施設の新規出店の開業・運営支援を行うことで日本郵便と合意した。 ■菊池製作 <3444> 1,657円 (+157円、+10.5%) 菊池製作所 <3444> [東証S]が急反騰。需給相場に拍車がかかり、2015年6月以来約11年ぶりの高値水準に駆け上がった。精密部品や金型などの製造で培った技術力を礎に「ものづくり支援」というコンセプトを標榜、フィジカルAIが日米共通の投資テーマとなるなかで存在感を高めている。新製品の設計・開発から試作、量産、販売まで一気通貫で対応できるのが強みでロボティクス分野での活躍が期待されている。早くから装着型アシストスーツで名を馳せるが、このほか歩行支援ロボットや ドローンなど次世代成長分野にも傾注。ドローンに関しては、同社の子会社が英国のドローンサービス企業と戦略的パートナーシップを3月に締結するなど展開が急だ。 ■ダイハツイン <6023> 2,859円 (+236円、+9.0%) ダイハツインフィニアース <6023> [東証S]が急反発。前週末24日の取引終了後、26年3月期の連結業績について、経常利益が前回予想の64億円から79億円(前の期比3.9%増)で着地したようだと発表した。経常利益は減益予想から一転して増益かつ過去最高益に上振れして着地する格好となり、好感した買いが集まった。メンテナンス関連の需要が想定以上に増えたなか、為替の影響なども加わった。なお、売上高は850億円から880億円(同0.9%減)になった。期末一括配当予想は7円増額の69円(前の期実績は62円)となる。同社は5月8日に決算発表を予定している。 ■SMC <6273> 75,480円 (+5,010円、+7.1%) SMC <6273> [東証P]が続急伸。ロイター通信が27日、「英投資ファンドのパリサー・キャピタルが、ファクトリーオートメーション(FA)機器を手がけるSMCの株式を取得したことが分かった」と報じており、思惑的な買いが向かったようだ。同件に関する大量保有報告書などは現時点では確認されていないものの、記事によると、「パリサーはSMC株を『相当程度』保有した」とある。また、「6000億円規模の自社株買いを要請する意向だ」ともあり、5月14日に予定されている26年3月期決算の発表時に何らかの発表があるのではないかと注目されている。 ■アドテスト <6857> 31,500円 (+2,060円、+7.0%) アドバンテスト <6857> [東証P]が続急伸。東京エレクトロン <8035> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]、ディスコ <6146> [東証P]など半導体製造装置関連が軒並み上昇した。前週末の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4%を超える大幅高で18連騰を記録し、最高値更新が続いたことで、東京市場でもリスク許容度が高まった海外投資家の投資マネーが半導体セクターの主力銘柄に流れ込んだ。27日取引終了後にはアドテストが決算を発表、東エレクとレーザーテクが今週30日に予定されており、これらの銘柄の決算内容に対する期待も大きかった。 ■アイチコーポ <6345> 1,422円 (+76円、+5.7%) アイチコーポレーション <6345> [東証P]が5日ぶり急反発。同社は24日取引終了後、27年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比5.2%増の79億円としていることや、年間配当計画を前期比5円増配の65円としていることが好感されたようだ。売上高は同5.7%増の630億円を見込む。国内市場におけるサービス、リース、中古車販売などの更なるバリューチェーン延伸による収益機会の創出及び海外市場の強化を実現することで、増収増益を目指すとしている。 ■エスコン <8892> 1,200円 (+64円、+5.6%) エスコン <8892> [東証P]が3日続急伸。前週末24日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は1450億円(前期比5.8%増)、最終利益予想は140億円(同14.8%増)とした。期末一括配当予想は5円増配の53円としており、これらを好感した買いが集まった。住宅分譲事業における販売単価上昇による高付加価値化の継続や、不動産開発事業における開発利益の最大化を目標とする戦略的な売却の推進などを計画している。なお、26年3月期は売上高が1370億2900万 円(前の期比20.6%増)、最終利益が121億9100万円(同8.9%増)だった。 ■アイピーエス <4390> 3,285円 (+125円、+4.0%) アイ・ピー・エス <4390> [東証P]が大幅続伸。生成AI市場の急成長を背景に、米国のハイパースケーラーなどを中心とする光海底ケーブルへの投資需要が盛り上がりを見せつつある。光海底ケーブルは、ビッグデータなどに基づく膨大な情報量をこなすうえで、国際間をつなぐ大動脈に位置付けられ、インフラ拡充が必至となっている。日本ではNEC <6701> [東証P]が主役を担うが、その周辺株にも商機が巡っている。そのなか、アイピーエスはフィリピンで国際データ通信回線や企業向けネット接続ビジネスを主力展開するが、日本、フィリピン、シンガポールを結ぶ新たな国際海底ケーブル「Candle(キャンドル)」のコンソーシアム形式による共同建設に参画している。このプロジェクトのサプライヤーはNECで、米ビッグテックの一角を担うメタ・プラットフォームズ がパートナー企業の1社ということもあって、中期的にビジネスチャンスが広がる可能性も期待され、足もと投資資金を誘引する背景となっている。 ■MIXI <2121> 2,613円 (+93円、+3.7%) MIXI <2121> [東証P]が6日ぶり大幅反発。前週末24日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の1680億円から1710億円(前の期比10.4%増)へ、営業利益が200億円から220億円(同17.3%減)へ、純利益が130億円から170億円(同3.4%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。スポーツセグメントのベッティング事業などが好調に推移したことに加えて、営業外収益に為替差益を計上したことが寄与した。 ■カナデビア <7004> 1,237円 (+35円、+2.9%) カナデビア <7004> [東証P]が3日続伸。同社は24日、スイスの100%子会社カナデビア・イノバが、英国でごみ焼却発電施設のEPC(設計、調達、建設)工事を受注したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。英国の廃棄物処理・発電事業会社であるヴィリドール社からの受注で、イングランド北東部の工業団地内に建設し、年間最大45万トンの一般廃棄物を処理し最大49.9メガワットの発電能力を有するプラントとなる予定。なお、稼働開始は2030年を予定している。 ■化工機 <6331> 3,285円 (+75円、+2.3%) 三菱化工機 <6331> [東証P]が4日続伸。同社は27日、ファイトリピッド・テクノロジーズ(横浜市緑区)から培養液中の微細藻類回収用として、分離板型遠心分離機「三菱ディスクセパレータ」を受注したと発表。これが株価を刺激したようだ。今回受注した「三菱ディスクセパレータ」は、培養液から微細藻類濃縮液を効率よく取り出すために新たに開発した可変インペラを搭載した製品。可変インペラによって濃縮液を吐出することで、藻類濃縮液を濃縮液出口から直接かつスムーズに回収することが可能になったという。 ■丸大食 <2288> 2,252円 (+46円、+2.1%) 丸大食品 <2288> [東証P]が続伸。27日正午ごろに集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の2380億円から2383億円(前の期比1.4%増)へ、営業利益が70億円から75億円(同37.1%増)へ、純利益が90億円から97億円(同76.7%増)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入った。下期において、ハム・ソーセージ部門の売上高は伸び悩んだものの、加工食品事業におけるデザート類や食肉事業の売上高が想定を上回ったことが要因としている。なお、業績上振れに伴い、期末一括配当予想を65円から70円(前の期50円)へ引き上げた。 ■SHOEI <7839> 1,641円 (+21円、+1.3%) SHOEI <7839> [東証P]が4日ぶり反発。前週末24日の取引終了後に発表した3月中間期連結決算が、売上高150億200万円(前年同期比3.0%増)、営業利益44億3000万円(同1.3%増)、純利益31億4500万円(同3.4%増)となり、従来予想の営業利益40億円を上回り一転増益着地したことが好感された。日本と海外を合わせた販売数量は前年同期比2.3%減となったものの、そのなかで中国市場における販売が大きく伸長したことに加えて、円安効果などで単価が上昇したことが寄与した。なお、26年9月期通期業績予想は、売上高339億5000万円(前期比4.9%増)、営業利益83億7000万円(同5.9%減)、純利益59億4000万円(同6.0%減)の従来見通しを据え置いた。 ■大豊工業 <6470> 1,104円 (+12円、+1.1%) 大豊工業 <6470> [東証S]が5日ぶり反発。27日午後2時ごろ、26年3月期連結決算を発表。売上高は1193億7800万円(前の期比5.8%増)、営業利益は25億8900万円(同4.2倍)だった。自動車部品関連の売り上げが伸びた。利益面では全社的な合理化の推進も奏功した。固定資産の減損損失計上で最終損益段階では大幅なマイナスで着地した。続く27年3月期の売上高は1200億円(前期比0.5%増)、営業利益は45億円(同73.8%増)と予想。最終損益も黒字転換する見通しだ。配当予想は30円(前期28円)とした。これを好感した買いが入った。 ※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース