前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■はてな <3930> 881円 (-300円、-25.4%) ストップ安 はてな <3930> [東証G]がストップ安。前週末24日の取引終了後、同日時点で被害額が最大で約11億円となる資金流出事案が発生したと発表しており、嫌気した売りが出た。通期業績予想に与える影響は現在精査中。手元の運転資金について十分な流動性を確保しており、事業運営や資金繰りに支障はないという。悪意ある第三者からの虚偽の送金指示を受け、4月20~21日に従業員が外部口座への送金を実行した。現在は代表取締役を中心とする対策本部を設置するとともに、外部専門家による事実関係の調査を進めている。 ■中外薬 <4519> 7,445円 (-1,400円、-15.8%) 東証プライムの下落率トップ。中外製薬 <4519> [東証P]が続急落。前週末24日取引終了後に発表した第1四半期(1-3月)連結決算は、売上高が3217億4700万円(前年同期比11.5%増)、営業利益が1587億6500万円(同16.2%増)だった。主力品や新製品が伸長したほか、ロシュ向けの製品輸出も増加した。決算内容は良好だったものの、目先は材料出尽くしとの見方から利益確定売りに押される展開となった。 ■三谷産業 <8285> 680円 (-103円、-13.2%) 三谷産業 <8285> [東証S]が4日続急落。27日午後2時ごろ、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は1130億円(前期比3.9%減)、営業利益予想は30億円(同11.2%減)としており、大幅減益の見通しを嫌気した売りが出た。中東情勢の影響を踏まえ、樹脂・エレクトロニクス関連事業における原材料価格の上昇や物流コストの増加、化学品関連事業における顧客の稼働減少などを見込んでいる。なお、26年3月期は売上高が1175億3100万円(前の期比14.0%増)、営業利益が33億7900万円(同62.9%増)だった。 ■KOA <6999> 1,784円 (-227円、-11.3%) 東証プライムの下落率4位。KOA <6999> [東証P]が3日続急落。前週末24日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を774億円(前期比7.1%増)、営業利益を28億3000万円(同22.4%減)と発表した。前期から一転減益となる予想を示しており、これを嫌気した売りが優勢となった。自動車向けやAI関連機器向けの堅調な需要が追い風となる一方、利益面では貴金属相場の高騰による原材料価格の上昇が逆風となる見通し。ホルムズ海峡の閉鎖など中東情勢の影響は業績予想に織り込んでいないという。配当予想は39円(前期32円)とした。なお、同時に発表した26年3月期決算は、売上高が722億8700万円(前の期比12.7%増)、営業利益が36億4600万円(同3.1倍)だった。 ■合同鉄 <5410> 3,040円 (-370円、-10.9%) 東証プライムの下落率5位。合同製鐵 <5410> [東証P]が7日続急落。27日午後2時ごろ、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は2000億円(前期比4.3%増)、営業利益予想は65億円(同33.8%減)とした。同時に年間配当予想は中間40円・期末60円の合計100円(前期実績は180円)としており、大幅減益の見通しと減配予想を嫌気した売りが出た。主原料である鉄スクラップ価格が足もとで急騰していることや、中東情勢の影響で各種コストの増加が懸念されることなどを踏まえた。なお、26年3月期は売上高が1917億7200万円(前の期比6.5%減)、営業利益は98億1300万円(同28.6%減)だった。 ■さくらネット <3778> 3,295円 (-350円、-9.6%) 東証プライムの下落率8位。さくらインターネット <3778> [東証P]が急反落。27日午後0時30分ごろに発表した27年3月期連結業績予想は、売上高450億円(前期比27.5%増)、営業利益15億円(前期4億300万円の赤字)、最終利益8億5000万円(前期比3.9倍)と大幅増収で営業損益の大幅黒字転換を見込み、また、年間配当予想を前期比50銭増の5円50銭とするものの、営業利益で30億円前後を見込んでいた市場予想を大きく下回ることから、失望売りが出たようだ。引き続き注力事業である生成AI向けサービスと クラウドサービスが業績を牽引する予定で、生成AI向けサービスは特にGPUインフラストラクチャーサービスにおいて既存GPUが安定的に高稼働率で推移する見通し。またクラウドサービスは、顧客定着による安定収益に加え、機能強化やクロスセル戦略の推進により売り上げの拡大を図る。一方で、GPU関連の減価償却費(計算資源調達・DC構築など)の増加やDC稼働に係る電気価格や半導体など機材価格が高騰することが利益を圧迫する。 ■ローム <6963> 3,419円 (-346円、-9.2%) 東証プライムの下落率9位。ローム <6963> [東証P]が急反落。日本経済新聞電子版は25日、「デンソーが半導体大手ロームへの買収提案を撤回することがわかった」と報じた。記事によると、デンソー <6902> [東証P]は半導体事業の拡大を見込み、TOB(株式公開買い付け)を通じた買収提案を2月に出したものの、ローム側の賛同が得られなかったという。そのうえで、パワー半導体の再編はロームと東芝、三菱電機 <6503> [東証P]の連合を軸に進みそうだ、と伝えている。報道を受けデンソーは27日、コメントを開示し、「ロームに対して行った株式取得に関する提案につき、ローム側の賛同が得られていないことは事実」としつつ、「提案を取下げることを含め検討しているが、現時点で決定した事実はない」と明らかにした。またロームは同日、デンソーの提案に関して「賛同の意向を表明していないのは事実だが、デンソーにて対応を検討されている段階だ」と表明した。ローム株についてはTOB価格を巡る思惑が後退した形となり、売りが優勢となった。 ■ゼンリン <9474> 880円 (-84円、-8.7%) ゼンリン <9474> [東証P]が続急落。27日午後1時ごろ、26年3月期の連結決算を発表した。売上高は従来予想の655億円から642億7700万円(前の期比0.1%減)、営業利益は43億円から35億200万円(同10.7%減)、最終利益は30億円から27億3800万円(同5.1%増)に下振れして着地した。営業利益は増益予想から一転して減益となっており、嫌気した売りが出た。人件費や売上構成の変化に伴う売上原価の増加が響き営業減益となった一方、為替差損の縮小や投資有価証券売却益の増加などにより最終増益で着地した。連結決算の発表にあわせて27年3月期の通期業績予想を開示。売上高予想は660億円(前期比2.7%増)、営業利益予想は36億円(同2.8%増)、最終利益予想は25億円(同8.7%減)とした。パッケージ商品をはじめとするストック型サービスの更なる拡大や新商材の投入などによる増収を見込む。 ■不二製油 <2607> 3,085円 (-288円、-8.5%) 不二製油 <2607> [東証P]が4日続急落。前週末24日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、最終利益が従来予想の165億円から111億円(前の期比2.9倍)へ下振れて着地したようだと発表したことが嫌気された。売上高は7720億円の従来予想に対して7723億円(同15.1%増)と上振れて着地したものの、子会社である米ブラマー・チョコレート・カンパニーの業績回復に時間を要しており、ブラマー社にかかるのれんに関して減損損失41億3700万円を計上したことが要因としている。 ※27日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース