前週末24日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

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■キユソ流通 <9369>  2,824円 (+103円、+3.8%)

 キユーソー流通システム <9369> [東証S]が3日ぶり大幅反発。23日取引終了後、インドの低温物流会社Coldrush Logisticsを子会社化すると発表した。成長著しいインド市場で、物流拠点と輸送ネットワークを生かした高品位な低温物流サービスの提供を目指す。これが手掛かりとなったようだ。

■日本高純度 <4973>  5,110円 (+180円、+3.7%)

 日本高純度化学 <4973> [東証P]が3日ぶり大幅反発。同社は24日午後2時ごろ、27年3月期通期の単独業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比5.8%増の6億1000万円としていることや、年間配当計画を前期比30円増配の230円としていることが好感されたようだ。売上高は同32.8%増の240億円を見込む。AIサーバー及びデータセンターの拡大などを背景に、プリント基板・半導体パッケージ基板用めっき薬品の販売が伸びるとみている。

■スカJSAT <9412>  3,285円 (+115円、+3.6%)

 スカパーJSAT <9412> [東証P]が大幅高。同社は24日、小型SAR(合成開口レーダー)衛星による地表変動解析の観測機会を特定する「観測機会最適化システム」(特許出願中)を世界で初めて開発したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。このシステムは、QPSホールディングス <464A> [東証G]子会社であるQPS研究所の小型SAR衛星コンステレーションにおける試験利用を経て実用化されたもの。これまで見逃されていた有効な観測機会を的確に捉え、InSAR解析(異なる時期に取得したSARデータを精密に比較することで、数ミリから数センチ単位の地表変動を捉える技術)に利用可能なデータ取得率を従来の約12倍に向上させることに成功したという。

■第一実 <8059>  3,285円 (+110円、+3.5%)

 第一実業 <8059> [東証P]が3日ぶり大幅反発。24日午後3時ごろ、26年3月期の連結業績について、経常利益が前回予想の135億円から143億円(前の期比5.2%増)で着地したようだと発表した。経常利益は減益予想から一転して増益かつ過去最高益で着地する格好となり、好感した買いが集まった。エナジーソリューションズ事業や航空・インフラ事業をはじめとする多くの事業セグメントで収益が想定を上回った。なお、売上高は2250億円から2190億円(同1.2%減)になった。期末配当予想は3円増額の74円とし、年間配当予想は125円(前の期実績は92円)となる。同社は5月12日に決算発表を予定している。

■スルガ銀 <8358>  2,253円 (+73円、+3.4%)

 スルガ銀行 <8358> [東証P]が6日ぶり大幅反発。24日午後0時15分ごろに集計中の26年3月期連結業績について、最終利益が従来予想の250億円から340億円(前の期比68.5%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入った。本業であるローンビジネスが順調に推移したことに加えて、物件費を中心に経費削減が堅調に進捗したことや、アセットクオリティの改善などにより実質与信費用が想定を下回ったことなどが寄与した。業績上振れにあわせて、期末配当予想を22円から38円へ引き上げ、年間配当予想を60円(前の期29円)とした。同時に、上限を500万株(自己株式を除く発行済み株数の2.92%)、または120億円とする自社株買いを発表しており、これも好材料視された。取得期間は5月15日から12月31日まで。また、5月14日付で2500万株(消却前発行済み株数の12.68%)を5月14日付で消却するとあわせて発表した。

■くすりの窓口 <5592>  2,899円 (+94円、+3.4%)

 くすりの窓口 <5592> [東証G]が大幅高で5日続伸。24日午前9時ごろに集計中の26年3月期の連結業績について、売上高が従来予想の123億円から123億3000万円(前の期比10.1%増)へ、営業利益が24億5000万円から26億8100万円(同37.3%増)へ、純利益が26億9000万円から29億円(同42.6%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入った。メディア事業の処方せんネット受付サービスで新規利用者数が計画を上回ったことに加えて、新たに2社を連結子会社として加えたことが牽引した。また、引き続きグループ各社のコスト適正化を図ったことも寄与した。なお、業績上振れに伴い、期末一括配当予想を36円から38円(前の期27円)へ引き上げた。

■四電工 <1939>  1,970円 (+59円、+3.1%)

 四電工 <1939> [東証P]が大幅続伸。23日取引終了後、26年3月期連結業績予想について純利益を60億円から75億円(前の期比45.0%増)へ上方修正すると発表した。配当予想も72円から77円(株式分割考慮ベースで前の期65円)に増額した。これを評価する見方が広がった。追加工事の獲得による売上高総利益率の改善に加え、有価証券売却益の計上が利益を大きく押し上げる。なお、売上高予想については1000億円から994億円(同6.1%減)へ下方修正した。

■愛媛銀 <8541>  1,722円 (+51円、+3.1%)

 愛媛銀行 <8541> [東証P]が6日ぶり大幅反発。24日午後1時ごろ、26年3月期の連結業績について、最終利益が従来予想の58億円から72億円(前の期比26.0%増)で着地したようだと発表した。最終増益幅が大幅に上振れしており、好感した買いが集まった。資金利益及び役務取引等利益が増えた。期末配当予想は10円増額の29円とし、年間配当予想が46円(前期実績は34円)となる。なお、同社は5月15日に決算発表を予定している。

■中部飼 <2053>  1,709円 (+35円、+2.1%)

 中部飼料 <2053> [東証P]が続伸。23日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、営業利益が従来予想の52億円から65億円(前の期比51.8%増)へ、純利益が41億円から55億円(同56.9%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。畜産・水産飼料の販売数量は増加した一方、平均販売価格が想定を下回ったことから売上高は2120億円から2110億円(同0.6%増)へ下振れたものの、飼料事業で第4四半期に畜産飼料の原料ポジションが想定以上に改善したことが利益を上振れさせた。また、電力費や燃料費など変動費の増加が予想を下回ったことも寄与した。なお、業績上振れに伴い、期末配当予想を30円から35円へ増額した。年間配当予想は65円(前の期52円)となる。

■オンコリス <4588>  2,978円 (+58円、+2.0%)

 オンコリスバイオファーマ <4588> [東証G]が反発。23日取引終了後、腫瘍溶解ウイルスOBP-301と放射線を併用した切除不能な胃食道がんを対象とする治療に関し、米食品医薬品局(FDA)からファストトラック指定を受けたと発表した。ファストトラック指定は、重篤な疾患や満足な治療法がない疾患に対する医薬品を優先的に審査するための制度。OBP-301は米国において2020年にオーファンドラッグ指定を受けている。

■住友ベ <4203>  5,235円 (+91円、+1.8%)

 住友ベークライト <4203> [東証P]が3日ぶり反発。同社は24日、血管内治療に使われるステアリングマイクロカテーテルの需要拡大を受け、秋田住友ベークで生産設備を増設すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この製品は、手元の操作により先端の方向を任意に制御でき、手技時間の短縮につながる新しいタイプのマイクロカテーテル。今月から設備導入の準備を開始し、27年2月から稼働を開始する予定だとしている。

■ムニノバHD <547A>  465円 (+8円、+1.8%)

 ムニノバホールディングス <547A> [東証P]が上伸。野村証券は23日、同社株のレーティングを3段階で最上位の「バイ」でカバレッジを開始した。目標株価は570円とした。同社は、アイフルの持ち株会社体制への移行に伴い発足し、1日に上場している。営業資産の拡大と債権内容の維持により28年3月期にかけて経常増益維持の確度が高まると予想。その一方、PERは低く上値余地があるとみている。

■WT原油 <1690>  2,358円 (+34円、+1.5%)

 WisdomTree WTI 原油上場 <1690> [東証E]が3日続伸。23日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月限が前日22日比2.89ドル高の1バレル=95.85ドルと上昇した。イランのガリバフ国会議長が強硬派の革命防衛隊の介入を受け交渉担当を退いたと伝わり、協議が難航するとの観測が浮上した。WTI価格は一時98.39ドルまで上昇。日本時間24日午前10時過ぎ時点では97ドル近辺で高止まりした。

※24日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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