前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

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■日ギア <6356>  1,526円 (+300円、+24.5%) ストップ高

 日本ギア工業 <6356> [東証S]がストップ高。岡野バルブ製造 <6492> [東証S]が22日の取引終了後に26年9月期業績予想の上方修正を発表したことを受けて、同じく原発関連銘柄である同社にも好業績期待の買いが入ったようだ。岡野バは、バルブ製造部門で柏崎刈羽原子力発電所の特定重大事故等対処施設向けや島根原子力発電所2号機向けの計画案件で追加受注が増加したほか、七尾大田火力発電所向け案件の工程が前倒しとなったことなどが貢献、また、原子力関連を中心とした付加価値の高い追加受注の増加が業績を押し上げ、営業利益を9億6600万円から19億5000万円へ上方修正した。ここから、他の原発関連にも原発向けの好調が期待されており、日ギアのほか、木村化工機 <6378> [東証S]や助川電気工業 <7711> [東証S]などおなじみの原発関連が上昇。また、岡野バと同じくバルブメーカーのTVE <6466> [東証S]もストップ高となった。

■カカクコム <2371>  2,621円 (+500円、+23.6%) ストップ高

 東証プライムの上昇率トップ。カカクコム <2371> [東証P]がストップ高。米ブルームバーグ通信が23日、「企業買収を手掛けるスウェーデンのEQTが、カカクコムの買収を検討している」と報じた。TOB(株式公開買い付け)を巡る思惑が広がる形となり、買い注文が殺到した。

■岡野バ <6492>  16,000円 (+3,000円、+23.1%) ストップ高

 岡野バルブ製造 <6492> [東証S]がストップ高。22日の取引終了後に26年9月期の連結業績予想について、売上高を88億6600万円から100億円へ、営業利益を9億6600万円から19億5000万円へ、純利益を6億8900万円から14億円へ上方修正し、あわせて配当予想を中間20円・期末30円の年50円から中間・期末各40円の年80円(前期60円)へ引き上げており、これを好感した買いが流入した。前期が変則決算のため前期との単純比較はできないものの、バルブ製造部門で柏崎刈羽原子力発電所の特定重大事故等対処施設向けや島根原子力発電所2号機向けの計画案件で追加受注が増加したほか、七尾大田火力発電所向け案件の工程が前倒しとなったことで売上高が計画を上回る見通し。また、メンテナンス部門で、柏崎刈羽原子力発電所7号機の点検工事が前倒しで実施されたことや、女川原子力発電所2号機の定期検査工事が計画を上回る進捗となったことも寄与する。更に、原子力関連を中心とした付加価値の高い追加受注の増加や、定期検査工事における稼働率が計画以上に高まったことも利益を押し上げるとしている。

■石油資源 <1662>  2,315円 (+188円、+8.8%)

 東証プライムの上昇率4位。石油資源開発 <1662> [東証P]が8日ぶり急反発。トランプ米大統領は21日、イランとの停戦延長を発表したが、ホルムズ海峡の逆封鎖の継続を表明。原油の供給懸念が続くなか、22日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月限が前日21日比3.29ドル高の1バレル=92.96ドルと上昇。日本時間23日正午時点では94ドル前後で推移し高止まり状態が続いた。この原油価格上昇が同社株の追い風に働いた。また、同社は22日「JAPEX経営計画 2026-35」を発表した。同経営計画の業績目標は、31年度の純利益を750億円、35年度は同1000億円(25年度予想450億円)とした。原油ガスの生産量を拡大し、株主還元の強化も視野に入れている。ROEは25年度見通し6.7%を35年度に12%以上に引き上げることを目指す。

■盟和産 <7284>  1,330円 (+104円、+8.5%)

 盟和産業 <7284> [東証S]が続急伸。22日の取引終了後、投資やM&Aを手掛ける成成(東京都江戸川区)が新たに盟和産株式について5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視した買いが入った。関東財務局に提出された大量保有報告書によると、株式保有割合は5.43%。報告義務発生日は4月15日。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としている。

■日本興業 <5279>  1,404円 (+104円、+8.0%)

 日本興業 <5279> [東証S]が急反発。22日の取引終了後に、集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の152億円から163億円(前の期比10.5%増)へ、営業利益が6億3000万円から7億9000万円(同33.0%増)へ、純利益が4億3000万円から5億7000万円(同45.0%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。港湾向け製品を中心に土木資材事業が好調に推移したことが牽引役となった。また、高付加価値製品の拡販や原材料価格高騰分の販売価格への転嫁を着実に推進したことも奏功した。

■SBI新生銀 <8303>  1,747円 (+112円、+6.9%)

 東証プライムの上昇率7位。SBI新生銀行 <8303> [東証P]が5日ぶり急反発。23日午前11時30分ごろに集計中の26年3月期連結業績予想について、最終利益が従来予想の1000億円から1130億円(前の期比33.7%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入った。法人貸出、個人預金、住宅ローンなどにおける利ザヤ収益や手数料収益の拡大、証券投資における運用収益の拡大などが寄与した。なお、業績上振れに伴い、期末一括配当予想を34円から42円へ引き上げた。

■エスユーエス <6554>  1,071円 (+56円、+5.5%)

 エスユーエス <6554> [東証G]が急反発。ERPコンサルティングや開発技術者の派遣業務を手掛けるほか、AI(XR)事業への積極展開が功を奏しAIエージェント関連などが成長ドライバーとなっている。エレクトロニクスや機械、化学、バイオとなど幅広い業界で顧客獲得が進んでいる。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)導入の動きを取り込み、業績は会社側の想定以上に好調だ。22日取引終了後、26年9月期上期(25年10月-26年3月)業績の上方修正を発表しており、営業利益は従来予想の6億3400万円から8億7000万円(前年同期比7%増)に増額しており、これを評価する買いを呼び込んだ。利益拡大の背景は、派遣業務やIT請負業務における売上総利益の増加と案件利益率の向上に加え、販管費発生のずれ込みなども反映された。なお、通期の営業利益予想は前期比13%増の13億6500万円を見込んでおり、今回は予想を据え置いた。

■GMO-FH <7177>  1,039円 (+42円、+4.2%)

 GMOフィナンシャルホールディングス <7177> [東証S]が大幅反発。年初来高値を更新した。22日取引終了後、26年12月期の配当予想を42円8銭から54円76銭(前期57円58銭)に増額修正すると発表。足もとの業績動向を勘案した。あわせて第1四半期(1-3月)連結決算の速報値を明らかにした。純利益は42億500万円(前年同期25億400万円)と大幅増益で着地したもよう。株価指数の値動きを背景に売買代金が大きく増加したCFDの収益が全体を牽引した。金や原油など商品市場の活況も追い風となった。正式な決算発表は30日の予定。

■ダイドー <3205>  719円 (+29円、+4.2%)

 ダイドーリミテッド <3205> [東証S]が大幅続伸。同社はアパレル中堅で自社ブランド「ニューヨーカー」を主力に展開を図っている。22日取引終了後、26年3月期業績の上方修正を発表した。売上高は従来予想の322億7000万円から325億円(前の期比14%増)に、営業利益は1000万円から3億円(前の期は6400万円の赤字)に増額した。業績回復色が軌道に乗っており、これが投資マネー攻勢の手掛かりとなった。株価は3月上旬に急落した後も底値圏を這う動きを強いられていたが、それだけに値ごろ感も意識され目先短期筋の買いを誘引した。

■キヤノンMJ <8060>  3,742円 (+142円、+3.9%)

 キヤノンマーケティングジャパン <8060> [東証P]が大幅反発。22日の取引終了後、26年12月期第1四半期(1-3月)の連結決算を発表した。売上高が1716億6600万円(前年同期比2.6%増)、営業利益が185億2600万円(同40.7%増)だったとしており、業況を好感した買いが集まった、営業利益率は10.8%(前年同期は7.9%)となり、四半期としての過去最高を達成した。ITソリューションが堅調に推移した。エンタープライズセグメントで製造業向けSI案件が順調だった。

■SBG <9984>  5,837円 (+217円、+3.9%)

 ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が大幅高で4日続伸。今週22日につけた年初来高値5727円を気配値のまま通過し新値街道に突入した。ここ米国株市場でAI・半導体 関連を中心にハイテクセクターへの買いが顕著で、これはナスダック総合株価指数のハイパフォーマンスにも反映されているが、それ以上に半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上げ足が鮮烈だった。前日22日まで16連騰を記録し、この間に39%も水準を切り上げた。直近9900まで上昇し、未踏の1万大台を視野にいれた。トランプ米政権下におけるAI大規模インフラ計画の主導的ポジションにあるソフトバンクGは、米国のAI・半導体関連株との連動性が高い。ここリスク許容度の高まった海外投資家による買い戻しなども絡め物色ニーズが増幅されている。信用買い残は前週末17日申し込み現在で、売り残が増加する一方、買い残が急減しており、直近信用倍率が5.8倍台まで改善していることも株式需給面で追い風材料となった形だ。ただ、23日は投機的な先物取引が主導して日経平均が振り回されており、同社株はインデックス売買の影響もあって寄り後は不安定な値動きを強いられた。

■プリモGHD <367A>  2,788円 (+96円、+3.6%)

 プリモグローバルホールディングス <367A> [東証S]が大幅反発。22日に関東財務局へ提出された大量保有報告書で、投資会社MI2(東京都渋谷区)が大株主に浮上したことが判明した。保有割合は6.04%(共同保有分を含む)で、保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は4月15日。これを受けて思惑的な買いが入った。

■森六 <4249>  2,403円 (+82円、+3.5%)

 森六 <4249> [東証P]が5日ぶり大幅反発。同社は23日午後2時ごろ、26年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の35億円から46億円(前の期比11.2%増)に引き上げた。売上高予想も1312億円から1338億円(同8.5%減)に上方修正した。為替が想定よりも円安で推移したほか、生産が想定ほど落ち込まなかったことが主な要因。また、利益面では日本におけるモデルミックスの改善や北米での固定費削減などが寄与したとしている。

■KNTCT <9726>  1,959円 (+63円、+3.3%)

 KNT-CTホールディングス <9726> [東証S]が大幅続伸。同社とその親会社の近鉄グループホールディングス <9041> [東証P]に対し、著名個人投資家の井村俊哉氏が代表を務める投資助言会社Kaihou(東京都港区)が親子上場を巡るガバナンスに懸念を示す書簡を送付したことが明らかとなった。米ブルームバーグが23日に伝えた。Kaihouは、自身が投資助言を行うファンドを通じてKNTCT株を6%超保有している。

■十六FG <7380>  2,005円 (+46円、+2.4%)

 十六フィナンシャルグループ <7380> [東証P]が5日ぶり反発。23日午後1時ごろ、26年3月期連結業績予想について純利益を235億円から273億円(前の期比31.0%増)へ上方修正すると発表した。傘下の十六銀行の資金利益や株式売却益が想定を上回る見込みのため。期末配当予想(4月1日付の株式分割考慮前ベース)も100円から140円に増額した。これが好感された。

■GW <3936>  238円 (+3円、+1.3%)

 グローバルウェイ <3936> [東証G]が続伸。同社は22日、子会社のタイムチケットが推進するTikTok事業「TimeTicket Production」の海外展開を本格化すると発表。これが材料視されたようだ。これは米テキサス州の現地法人を拠点に事業展開を加速するもの。米国ではTikTok LIVEの企画・運用を核とするライブ配信エージェンシー事業を中核に、IP企画運営及びコンサルティング事業へ段階的に展開するとしている。

■OSG <6136>  3,086円 (+37円、+1.2%)

 オーエスジー <6136> [東証P]が反発。大和証券は22日、同社株の投資判断を5段階で3番目の「3(中立)」から2番目の「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は2200円から3600円に見直した。航空エネルギーや一般部品など「非自動車」向け拡販が進展。堅調な需要に加えて、顧客拡大と値上げが業績を牽引するとみている。26年11月期の連結営業利益は250億円(会社計画220億円)、27年11月期は300億円への増益を見込んでいる。

■生化学 <4548>  720円 (+7円、+1.0%)

 生化学工業 <4548> [東証P]が6日ぶり反発。22日取引終了後、癒着防止材SI-449(製品名シーエスバリア)について、20日付で製造販売承認を取得し、国内での販売提携先が決まったと発表した。販売提携先はコヴィディエンジャパン(東京都港区)。発売時期についてはコヴィディエン社と協議のうえ、保険償還価格の取得後に知らせるという。

※23日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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