前週末10日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
投稿:
■ホットランド <3196> 1,772円 (-249円、-12.3%) 東証プライムの下落率2位。ホットランドホールディングス <3196> [東証P]が3日続急落。9日の取引終了後に、公募による414万2800株の新株の発行と62万1400株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しており、株主価値の希薄化などに対する懸念から売られたようだ。発行・売出価格は4月20日から23日までのいずれかの日に決定する予定で、調達資金89億1467万円(上限)は「銀だこハイボール酒場」「おでん屋たけし」「東京油組総本店<油そば>」「厚切りとんかつ よし平」を中心とする新規出店や店舗改装に係る設備投資資金に充当する予定としている。 ■キユーピー <2809> 3,880円 (-196円、-4.8%) キユーピー <2809> [東証P]が続落。9日取引終了後に発表した26年11月期第1四半期(25年12月-26年2月)決算は営業利益が前年同期比35%増の78億1000万円と大幅な伸びを達成。原料コストの上昇も販売価格の改定により吸収し、足もとの利益改善につなげており、第1四半期は事前コンセンサスを上回る水準で着地している。なお、最終利益については前年同期に計上した資産売却による特別利益の反動で大幅減益となった。株価は3月30日に4000円近辺で底を入れ反転局面に移行したが、前日は利食い急ぎの動きが出るなど上値の重さも意識され、10日は3800円台まで下値を切り下げた。 ■ネクソン <3659> 2,659.5円 (-128.5円、-4.6%) ネクソン <3659> [東証P]が3日ぶり大幅反落。モルガン・スタンレーMUFG証券は9日、同社株の目標株価を5000円から3800円に引き下げた。投資判断の「オーバーウエイト」は継続した。3月31日に開催された「Capital Markets Briefing」において、ゲームタイトルの遅延及びパイプラインの可視性低下を理由に27年度の業績ガイダンスを撤回したことを受け、業績予想を引き下げた。利益成長は引き続き維持されると見込んでいるが、新作タイトルの遅延により、成長軌道は従来想定よりも緩やかになる、とみている。 ■セブン&アイ <3382> 2,027円 (-69.5円、-3.3%) セブン&アイ・ホールディングス <3382> [東証P]が大幅安で3日続落。同社は9日の取引終了後、26年2月期の連結決算とともに27年2月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高予想は前期比9.4%減の9兆4480億円、最終利益予想は同7.8%減の2700億円とした。年間配当は同10円増配の60円を見込む。あわせてこれまで26年下期までとの方針を示していた米国のコンビニエンスストア子会社の上場時期について、最短で27年度に延期する方針を発表。30年度までの総額2兆円の自己株取得方針(うち6000億円分は25年度に完了)と累進配当の実施という従来の株主還元方針に関しては変更ないとの姿勢も示した。増配計画を示したことなどを背景に、朝方は買いが優勢となった半面、決算とともに今期中の自社株買いについての発表がなかったことをネガティブ視する向きもあり、株価は下げに転じた。上場延期は前日後場に一部で報じられ、同社株に下押し圧力を掛けていた。26年2月期の売上高は前の期比12.9%減の10兆4302億6900万円、最終利益は同69.2%増の2927億6000万円だった。27年2月期は海外コンビニエンスストア事業で減収を見込む。ヨーク・ホールディングスやセブン銀行の非連結化に伴う影響を調整したベースで最終利益は同5.9%増となる見通しという。 ※10日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース