ダウ平均は続伸 イスラエルがレバノンとの直接交渉に合意で切り返す=米国株概況
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NY株式9日(NY時間16:22)(日本時間05:22) ダウ平均 48185.80(+275.88 +0.58%) S&P500 6824.66(+41.85 +0.62%) ナスダック 22822.42(+187.43 +0.83%) CME日経平均先物 56660(大証終比:+350 +0.62%) きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。米国とイランの停戦への楽観がやや後退し、序盤は下落して始まった。イランが合意の一部が破られたと警告。イスラエルによるレバノンへの攻撃やホルムズ海峡の実質的な閉鎖継続により、市場での停戦期待は揺らいでいる。前日に急落していた原油も反発。 ストラテジストは「停戦の脆弱性がすでに試されている。状況は改善したものの依然として流動的で、関与する主体の不安定さを踏まえると、いつでも悪化し得る」とコメントしている。一方、広い意味では買いの機会との見方も示していた。 ただ、米株式市場は中盤から切り返しプラスに転じている。イスラエルがレバノンとの直接交渉に合意と伝わったことがフォローとなった。トランプ大統領がイスラエルに、レバノンでの攻撃を縮小するよう要請していたことも材料視されている。 米株式市場も次第に底堅さも見せ始めている中、停戦とホルムズ海峡解放への楽観的な見方が再び広り、ダウ平均は一時414ドル高まで上昇する場面も見られていた。 来週から大手銀を皮切りに1-3月期の決算シーズンが始まる。イラン情勢による市場の変動にもかかわらず、米企業の利益見通しは決算シーズン入りを前に安定しており、特にIT・ハイテク大手の耐性は高いとの見方も出ている。S&P500企業の1株利益予想は過去半年に渡り安定しており、イラン情勢による最近のボラティリティを吸収しているという。 今回もAI導入やクラウド需要の持続を背景に、設備投資のスーパーサイクルが引き続き市場の主要テーマとなりそうだ。 眼科治療器具のスターサージカル<STAA>が暫定決算を受け大幅高。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)の暫定決算を公表しており、売上高見通しが9000万ドル超と予想を大きく上回った。 海底鉱物資源探査のオデッセイ・マリン・エクスプロレーション<OMEX>が大幅安。同業のアメリカン・オーシャン・ミネラルズ(AOMC)との最終的な合併契約を締結した。 テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の215ドルから250ドルに引き上げた。 半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。 フォックス<FOXA>が上昇。米司法省が、全米フットボールリーグ(NFL)が消費者に不利益をもたらす反競争的な行為を行っているかの調査を開始したと伝わったことが材料視されている。 アマゾン<AMZN>への買いが目立った。ジャシーCEOによる株主向け書簡が材料視された模様。AI分野での成長ポテンシャルと積極投資の正当性を裏付けていると受け止められたようだ。 スターサージカル<STAA> 25.21(+4.33 +20.74%) オデッセイ・マリン<OMEX> 1.06(-0.20 -15.60%) コンステレーション・ブランズ<STZ> 163.07(+12.81 +8.53%) テキサス・インスツルメンツ<TXN> 214.98(+6.08 +2.91%) マーベル<MRVL> 119.93(+5.48 +4.79%) フォックス<FOXA> 62.76(+2.54 +4.22%) アップル<AAPL> 260.49(+1.59 +0.61%) マイクロソフト<MSFT> 373.07(-1.26 -0.34%) アマゾン<AMZN> 233.65(+12.40 +5.60%) アルファベットC<GOOG> 316.37(+1.63 +0.52%) アルファベットA<GOOGL> 318.49(+1.17 +0.37%) テスラ<TSLA> 345.62(+2.37 +0.69%) メタ<META> 628.39(+15.97 +2.61%) エヌビディア<NVDA> 183.91(+1.83 +1.01%) AMD<AMD> 236.64(+4.82 +2.08%) イーライリリー<LLY> 955.19(+1.89 +0.20%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美