前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

投稿:

材料

■ゲームウィズ <6552>  235円 (+50円、+27.0%) ストップ高

 GameWith <6552> [東証S]がストップ高。8日取引終了後、第3四半期累計(25年6月-26年2月)連結決算を発表。売上高は31億3300万円(前年同期比24.0%増)、営業損益は1億8800万円の黒字(前年同期2億1700万円の赤字)となった。営業損益は通期予想のレンジ(損益トントン~1億円の黒字)を上回っており、これが好感された。ゲーム情報サイトを手掛ける主力の「メディア」事業でPV単価が改善し、広告収入が増加。 eスポーツのプロチームを運営する「eスポーツ・エンタメ」事業では高額な大会賞金収入が発生したほか、タイアップ案件の獲得が好調だった。光回線事業を展開する「ISP」事業では契約者数が順調に増加した。

■FIXER <5129>  520円 (+80円、+18.2%) ストップ高

 FIXER <5129> [東証G]がストップ高。8日の取引終了後に、機密性の高い情報や独自のノウハウを外部に出すことなく、組織内で活用できるオンプレミス型生成AI「Sovereign GaiXer(ソブリンガイザー)」の正式受注を開始したと発表しており、これを好感した買いが流入した。同製品は「機密性」「データ主権(デジタル・ソブリンティ)」に重点を置いた製品。外部とのネットワーク接続を制限し、機密データを制限した環境で生成AIを利用したい組織向けに、大規模言語モデルを含む生成AIを実運用で高速に動作させることを目的としたワンストップ提供を行うとしており、提供はハードウェアと同社ソフトウェアを一体化した検証済み構成で納品し、導入から運用までを支援する。

■駒井ハルテク <5915>  2,373円 (+242円、+11.4%)

 駒井ハルテック <5915> [東証S]が4日続急騰。8日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、シンガポールの個人投資家ソン・ユウ・ニン氏の株式保有割合が5.02%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「建設的な対話を通じて企業価値の向上を図ることを目的とした純投資」としており、報告義務発生日は4月1日となっている。

■インターアク <7725>  1,650円 (+165円、+11.1%)

 東証プライムの上昇率トップ。インターアクション <7725> [東証P]が5日続急騰。8日の取引終了後に、取引先からイメージセンサ検査関連製品の大口受注を獲得したと発表したことが好感された。受注金額は22億7800万円で、26年6月から27年2月に売り上げ計上する予定。なお、26年5月期業績予想に与える影響はないとしている。

■ABCマート <2670>  2,880.5円 (+205円、+7.7%)

 東証プライムの上昇率4位。エービーシー・マート <2670> [東証P]が急反発。8日の取引終了後に発表した27年2月期の連結業績予想で、売上高4008億円(前期比5.9%増)、営業利益656億円(同3.7%増)、純利益464億円(同0.1%増)と増収増益を見込み、年間配当予想を前期比5円増の80円としたことが好感された。国内で36店舗の新規出店と50店舗程の改装を計画するほか、海外では韓国を中心に4カ国で26店舗の新規出店と20店舗の改装を計画。また、健康意識の高まりによる需要の拡大を見込み、ランニングシューズとウォーキングシューズの販売を強化するほか、ハンズフリーシューズのバリエーションの増加や、ライフスタイルカジュアル商品の販売強化にも取り組み売り上げの拡大を狙う。26年2月期決算は、売上高3786億2400万円(前の期比1.7%増)、営業利益632億8700万円(同1.2%増)、純利益463億4600万円(同2.2%増)だった。

■ブイキューブ <3681>  76円 (+5円、+7.0%)

 東証プライムの上昇率7位。ブイキューブ <3681> [東証P]が急反発。8日の取引終了後、同社の防音個室ブース「テレキューブ」をBASE <4477> [東証G]が導入したと発表しており、好感した買いが集まった。オフィス出社の頻度が増加するなか、テレキューブの遮音性の高さやサブスクリプションで試験的に導入できる点が評価されたという。

■グランド <9720>  6,100円 (+390円、+6.8%)

 ホテル、ニューグランド <9720> [東証S]が急伸。8日の取引終了後に発表した第1四半期(25年12月-26年2月)単独決算が、売上高17億1600万円(前年同期比5.3%増)、営業利益1億9400万円(同14.9%増)、純利益2億3300万円(同24.0%増)となり、純利益が上期計画(1億8800万円)を上回って着地したことが好感された。主力のホテル事業で宿泊、レストラン、宴会の各部門が伸長した。また、不動産賃貸事業も堅調だった。なお、26年11月期通期業績予想は、売上高64億9800万円(前期比0.5%減)、営業利益1億6000万円(同47.3%減)、純利益9800万円(同51.3%減)の従来見通しを据え置いた。

■カヤバ <7242>  4,605円 (+200円、+4.5%)

 カヤバ <7242> [東証P]が大幅続伸。自動車部品製造を手掛け、衝撃を緩和する油圧緩衝器で世界屈指の実力を有するほか、建機用油圧シリンダーでは世界トップシェアを誇る。同社は8日取引終了後、9月末時点の株主を対象に1株を3株にする株式分割を実施することを発表。また、発行済み株式数の19.56%にあたる986万9864株の自社株を消却(6月29日の予定)することも併せて開示、これらがポジティブサプライズとなり買いを呼び込んだ。業績面では26年3月期営業利益が前の期比59%増の360億円を計画、過去最高を大幅に更新する見通しだ。27年3月期はサスペンションなどバネの専業メーカーである知多鋼業を買収した際の、のれん益剥落もあって大幅な減益が予想されるが、一過性でこれは既に株価に織り込まれたとみてよさそうだ。売上高は引き続き増収基調が見込まれ、利益面でも業容拡大効果が今後徐々に反映される可能性が高い。配当利回りが3%を超え、PERやPBRなど投資指標面での割安さが際立っていたことも買いを誘引した。

■村上開明 <7292>  6,920円 (+290円、+4.4%)

 村上開明堂 <7292> [東証S]が大幅続伸。8日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英ロンドンに本拠を置く投資会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドと共同保有者による保有割合が7.61%から8.10%に上昇したことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は、「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としており、報告義務発生日は4月1日となっている。

■PowerX <485A>  6,700円 (+280円、+4.4%)

 パワーエックス <485A> [東証G]が大幅続伸。同社は9日、クリハラント(大阪市北区)が兵庫県赤穂市に新設する特別高圧蓄電所向けに、蓄電システム「Mega Power2500」16台を受注したと発表。これが新たな買い手掛かりとなったようだ。同社の蓄電システムを採用するクリハラントの系統蓄電所は、26年2月に運転を開始した「だいご蓄電所」(茨城県大子町)、現在構築を進めている「淡路島蓄電所」(兵庫県姫路市)に続き、3拠点目になるという。

■古河電 <5801>  44,640円 (+1,700円、+4.0%)

 古河電気工業 <5801> [東証P]が大幅続伸。AIデータセンター関連の象徴株として物色され、大商いのなか連日の最高値更新に沸いた。野村証券は8日、同社株のレーティングを3段階で最上位の「バイ」を継続するとともに、目標株価を3万3000円から4万8500円に引き上げた。(1)光ファイバーの世界的な需給逼迫(2)水冷モジュールなどの投資(3)持ち分法適用会社である台湾・Asia Vital Componentsの好業績(4)中東情勢の緊迫化によるコスト増などを織り込み、同証券では業績予想を上方修正。27年3月期を基準とした31年3月期までの一株当たり利益(EPS)成長率は従来の同証券予想の年率約20%に対して、同28%が期待できるようになったという。中東情勢の緊迫化を考慮しても高成長が期待できる有望な投資対象と評価している。

■メイコー <6787>  27,020円 (+860円、+3.3%)

 メイコー <6787> [東証P]が大幅続伸。同社は8日取引終了後、ベトナムに子会社を設立すると発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。設立は今月25日を予定。アセアン地区でのサプライチェーン構築を進める顧客の需要が既存工場及び建設中の工場の生産能力を上回ることが見込まれることが主な理由だとしている。

■あすか薬HD <4886>  2,772円 (+88円、+3.3%)

 あすか製薬ホールディングス <4886> [東証P]が大幅高で4日続伸。8日の取引終了後、英ロンドンに本拠を置く投資会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドと共同保有者による株式保有比率が20.49%から21.32%へ上昇したことが明らかになり、思惑視した買いが集まった。関東財務局に提出された変更報告書によると、報告義務発生日は4月1日。保有目的は「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為等を行うこと」としている。

■日電硝 <5214>  7,086円 (+155円、+2.2%)

 日本電気硝子 <5214> [東証P]が続伸。9日、化学強化専用超薄板ガラス「Dinorex UTG」が、米モトローラ・モビリティの新型折りたたみスマートフォン 「motorola razr fold」に採用されたと発表しており、好材料視された。「Dinorex UTG」は、折りたたみスマートフォンなどのフレキシブルデバイス向けに開発されたガラス。モトローラ向けでは、24年モデルの「motorola razr 50シリーズ」、25年モデルの「razr 60シリーズ」にも採用されており、その品質と信頼性が評価されたことで今回、モトローラとして初となる横折り型折りたたみスマートフォンへの採用となった。

■日東紡 <3110>  25,290円 (+440円、+1.8%)

 日東紡績 <3110> [東証P]が5日続伸。一時2万6290円まで駆け上がり、5営業日で6000円以上も水準を切り上げた。世界シェア9割ともいわれるスペシャルガラス(特殊ガラス繊維)が売上高の主柱を占める看板製品だが、生成AI市場の急拡大を背景にデータセンター内に設置されるAIサーバー向けで収益機会を劇的に高めている。AIサーバーで使う先端半導体は耐熱性を持ち、信号が劣化しない特殊な基板材料が必要だが、日東紡の手掛けるスペシャルガラスがその需要を丸呑みしており、生成AI全盛時代のグローバルニッチトップとして国内外ファンド筋の視線が集中しているもようだ。26年3月期営業利益は期中2回にわたる上方修正を行い、前の期比22%増の200億円と過去最高を大幅更新する見通し。27年3月期も2ケタの利益成長が視野に入る。また、台湾の電子材料・樹脂製品大手、南亜プラスチックとスペシャルガラスの織布製造で協業するなど、業容拡大に向けた提携戦略にも余念がない。

■ミニストップ <9946>  1,894円 (+33円、+1.8%)

 ミニストップ <9946> [東証P]が反発。8日の取引終了後に発表した27年2月期連結業績予想で、売上高970億円(前期比5.7%増)、営業利益15億円(前期36億1000万円の赤字)、最終利益1億円(同56億3000万円の赤字)と黒字転換を見込むことが好感された。構造改革フェーズとして事業構造改革と収益構造改革に注力する。販売面ではソフトクリームをフックに、テレビCM・販促で来店促進を図るほか、CVS商品の低価格訴求や重点カテゴリーの品揃え拡大などにより既存店日販で前期比5.6%増を見込む。また、直営店の規模を縮小し、40店舗を削減する。なお、配当は前期と同じ年20円を予定している。

※9日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。