ダウ平均は急伸 2週間の停戦合意でひとまず安堵感 ただ、慎重な見方も=米国株概況
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NY株式8日(NY時間16:20)(日本時間05:20) ダウ平均 47909.92(+1325.46 +2.85%) S&P500 6782.81(+165.96 +2.51%) ナスダック 22635.00(+617.15 +2.80%) CME日経平均先物 57130(大証終比:+700 +1.23%) きょうのNY株式市場でダウ平均は急伸。一時1432ドル高まで上昇する場面が見られた。米国とイランの2週間の停戦合意が決定したことで、原油安が急激に強まるなど、本日の市場はひとまず安堵感に包まれた。さらにトランプ大統領が、イランの核物質撤去や関税・制裁緩和について協議していると投稿したことでもフォローとなった。 ただ、慎重な見方も出ており、「市場の警戒感が完全に払しょくされたわけではない。あくまで2週間の停戦で、今後和平計画を交渉する中、しばらくは市場のボラティリティが高い状態が予想される」との声も出ている。11日からパキスタンのイスラマバードで両国の協議が行われるようだ。米国側からは、ウィトコフ特使、クシュナー氏に加えて、バンス副大統領も出席を予定。 今度は2週間とトランプ政権は、関税交渉の短縮版のようなアプローチを取っているが、トランプ大統領は朝令暮改であることは周知の通りで、突然情勢が変わるリスクは留意される。エコノミストからは、恒久的な合意が成立するまで、投資家はリスク選好の取引に完全にはコミットできないとの声も出ていた。 医療保険のオスカー・ヘルス<OSCR>が大幅高。ベルトリーニCEOが自社株を約100万株(約1190万ドル相当)を取得したことが明らかとなった。 ジーンズのリーバイ・ストラウス<LEVI>が決算を受け大幅高。自社の実店舗やウェブサイトに顧客を誘導する戦略が奏功し、全地域で需要が堅調だった。 光学・フォトニクス製品のルメンタム<LITE>が上昇。転換社債の一部を普通株に交換するデット・エクイティ・スワップ契約を締結した。 半導体検査のエア・テスト・システムズ<AEHR>が決算を受け上昇。冴えない決算で発表直後はネガティブな反応が見られたものの、次第に買いが優勢となりプラスに転じた。アナリストからは高評価が出ていた。 家庭用品販売のベッド・バス&ビヨンド<BBBY>が大幅高。F9ブランズ社を約1.5億ドルで買収する意向書を締結したと発表した。全国規模の住宅サービスプラットフォーム拡大を図る。 卵やバターなどの流通を手掛けるバイタル・ファームズ<VITL>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の25ドルから16ドルに引き下げた。 学習アシスタントプラットフォームのチェグ<CHGG>が大幅高。アクティビスト(物言う株主)のギャロウェイ・キャピタルが取締役会宛てに書簡を送付。株価が過小評価されていると主張するとともに、資本市場とのコミュニケーション改善や投資家認知の向上を求めた メタ<META>の上げが目立った。新たなAIモデル「ミューズ・スパーク」を発表。これは同社のメタ・スーパーインテリジェンス・ラボが開発したもの。 くら寿司USA<KRUS>が決算を受け大幅安。通期の売上高見通しを上方修正したものの、一部投資家の期待には届かなかったことが嫌気された模様。 オスカー・ヘルス<OSCR> 14.64(+1.67 +12.88%) リーバイ・ストラウス<LEVI> 21.81(+2.10 +10.65%) ルメンタム<LITE> 896.02(+80.27 +9.84%) エア・テスト<AEHR> 63.16(+12.91 +25.69%) ベッド・バス<BBBY> 4.82(+0.47 +10.80%) バイタル・ファームズ<VITL> 12.77(-0.78 -5.76%) チェグ<CHGG> 0.89(+0.16 +22.08%) くら寿司USA<KRUS> 60.01(-12.98 -17.78%) アップル<AAPL> 258.90(+5.40 +2.13%) マイクロソフト<MSFT> 374.33(+2.04 +0.55%) アマゾン<AMZN> 221.25(+7.48 +3.50%) アルファベットC<GOOG> 314.74(+10.81 +3.56%) アルファベットA<GOOGL> 317.32(+11.86 +3.88%) テスラ<TSLA> 343.25(-3.40 -0.98%) メタ<META> 612.42(+37.37 +6.50%) エヌビディア<NVDA> 182.08(+3.98 +2.23%) AMD<AMD> 231.82(+10.29 +4.64%) イーライリリー<LLY> 953.30(+22.21 +2.39%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美